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    7月「己未」の過ごし方

    7月になりましたね。2023年度も折り返し。上半期を振り返りつつ、出来たことも出来なかったこともそれはそれとして、気持ち新たに下半期に臨みたいなですね。 7月7日から「己未」が巡ります。「己」は土の陰、「未」も土の陰。どちらも安定感ありありの土気。先月までの熱さは次第に冷めていき、浮ついた気持ちも地に足が付いてきます。何となく「そろそろしっかりしなくては」と感じ始める頃。頑張っている事に、手応えを感じ始めた方もおられる頃でしょうね。 「未」はとても優雅な雰囲気を持っている十二支です。「丁」「乙」「己」の特徴を合わせ持っています。熱の影響を受けると「丁」が強められ「乙」がそれを少しだけですが手伝います。なので、まだまだ熱さに傾きやすい状況ではありますが、「午」ほど強引さはありません。拡散ではなく縮小する方向に進むため「型」を意識すると良いかもしれないですね。 「乙」の力が強まると、つる草がもしゃもしゃと伸びるように、あれこれと考えて過ぎてしまう傾向が出ます。今年の「卯」の影響を受け、迷いが生じやすくなるかもしれません。特に、日主「乙」さんは気を付けて。方向性が見えなくなってしまったら、今の状況や気持ちを紙に書き出して整理すると、上半期にたくさんの事を成し遂げていたことに気が付くと思います。 日柱地支が「丑」の人と「午」の人は、いつになく頑固になってしまうかも。あまり自分の考えだけを押し通してしまうと、周囲からの協力を得られないだけでなく、せっかく上半期に手応えを感じられていたことも、「振り出し」に戻ってしまうかもしれません。まずは人の意見や反対意見を聞いて、それを自分なりに分析してみると良いと思います。意外なヒントが見つかるはずです。 日柱地支「亥」の人は、やりがいを感じられる月になると思います。どんどん発展していきそうですね。 「己未」のおすすめの過ごし方は・広げるのではなく縮小していく、固めていく・自分の「型」を改めて作ってみる・テンションだけで何とかしようとしない・他人の理解が得られない案件は一旦持ち帰って再検討2023年度の「ゴール」に向けて、駆け抜けて行きましょうね!

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    7月の予定

    <おのだサンパークコンピューター手相コーナー担当日>3日(月曜日)10日(月曜日)16日(日曜日)17日(月曜日)23日(日曜日)24日(月曜日)31日(月曜日営業時間:11時〜18時 <やなぎだ化粧品店44周年創業祭>7日・8日・9日の三日間『皆んなでいい笑顔!』になれるような企画を準備しています。********占い7日8日・・・30分3000円  60分6000円      ご予約のお客様が優先となります。      ご予約お問い合わせは「お問い合わせページ」またはやなぎだ化粧品店までお願いします。9日・・・・・ワンコイン手相占い お一人様500円 所要時間は10分程度    ご予約不要。お気軽にお楽しみください。 暑さが本格的になってくる時期。心もワクワク動きます。楽しい夏をお過ごしいただけるよう、皆様の運気の状況をお伝えしていきたいと思っています。

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    「自分軸」を育てよう・五行「土気」

    気は巡るものですが、その巡りには、必ず「入口」があって「出口」があります。「入口」から入った気は必要なものだけを吸収し、不要なものを「出口」から排出します。その機能が失われると、必要なものが入ってこないとか、不要なものが貯まっていき、巡りそのものが破綻してしまいます。五行の中で「土気」は、「入口」と「出口」の役割を果たしています。「中央」を管轄する「土気」は、脾胃口を管轄し、味覚を感じ、食欲を欲します。口に入れた食べ物を、何度も咀嚼し味わって、胃でさらに細かくし、食材によって異なりますが、何時間もの間体内に滞在します。「土気」はこのように、ひとつのものにじっくりと向き合い繰り返することで、物事を維持していく様です。 「土気」が不調だと、継続できず、定りません。考えに「軸」がないので不信感を抱かれてしまいます。動きが非常に緩慢なので、華やかさはないのですが、でも、とても大事な気。上手に「土気」を取り入れていきたいですね。 <土気を使っている人の特徴>1. 「おうち時間」を充実させたい。2. 選択の基準は安心感があるかどうかである。3. 自分や家族の健康に関心が高い。4. 普段から食事には気を配り、できるだけ体に良い物を選んで食べる。5. 急な予定変更が苦手。6. 約束を破る人は許せない。7. 心配になって何度も確認をしてしまう。8. 人から優柔不断だと言われる。9. 計画通りに物事を進める。または進めたい。10. 問題にじっくり向き合って考えるほうである。11. 「ルーツ」を探るのが好き。12. 一度決めた事は最後までやり切りたい。13. 定期検診には必ず行く。14. ジャンクフードよりソウルフードが好き。15. なぜか人から頼られて相談を受ける事が多い。16. まとめ役になる事が多い。17. 意見が一致するまで何度も話し合いをしたい。18. 人に迷惑をかけたくないので自分の事は自分で解決したいと考えている。19. 環境問題に興味がある。エコな生活を心がけている。20. 防災意識が高い。防災グッツを準備している。 「土気」が強すぎると、気は「便秘状態」となって、思考がパンパンになります。お腹の中で悩み事や心配事が膨らんで、何も手につかなくなってしまうんです。不思議なことに、身体的にも「便秘」傾向になります。「土気」を整えるために、バランスの取れた食生活を送ると良いですね。食生活が整うと、自分の「中心」も整うので、ブレない自分軸ができると思います。

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    「火気」を着火して「風」を起こそう

    五行の中で、最も勢いがある気は「火気」だと思います。勢いの定義としては、「周囲に影響を与える」「物事を動かすウエーブを起こす」の2点です。 「火気」は、地上の気温を上昇させる太陽の様でもあり、暗がりを明るく照らす炎の様でもあります。気温上昇は、地上にいる全ての人が平等に感じます。炎は見えなかったものを炙り出して周知に晒します。また、温度が高いほど、熱エネルギーが気体の運動エネルギーに変化するために、気体分子の運動速度が増します。なぜそうなるのかは、化学の授業でやりましたが、、、難しい、、、要するに熱くなるほどに「物がより活発に動く」と考えることができます。目標を定めて進む決意をするのは「木気」ですが、それを実行に移すのは「火気」の力がなくてはできません。「火気」が上手く活用できているのか、以下の項目をチェックしてみてくださいね。 <火気を使っている人の特徴>1. 自分で目標を立てそれに向かって行動している。または行動したいと考えている。2. 周囲の人たちが喜んでくれると嬉しくなる。3. 時間を忘れて取り組める事がある。4. 熱く語り合える仲間がいる。5. 豊かな人生を送りたいと考えている。6. いつもテンションが高いと人から言われる。7. 愛情表現がオーバー気味。8. 楽しいことは大勢の人と一緒に楽しみたい。9. 行動すれば障害は突破できると考えている。10. テンションが上がらないことはやらない。11. 人から「あなたと話すと前向きになれる」と言われた事がある。12. 自己実現のためなら少しくらい辛くても頑張る。13. 「何もしなくていい」と言われると辛くなる。14. とにかく人脈を広げたい。15. 隠し事ができない。隠し事があると気持ちが落ち着かなくなる。16. できれば指図されたくない。どちらかと言うと指図するほうである。17. ルーティーンが決まっているとやる気が起こらない。18. 突発的な出来事が起こると考えるよりも先に体が勝手に動き出す。19. 発言内容がその場の気分で変わる。一貫性がない。20. 現状維持よりも拡大発展していく方が好き。 「火気」の特徴は、なんといってもその勢いにあります。勢いは「他者」に対して向かっていく熱風のようなもので、「他者」の温度をあげて動かしていくのです。五行を陰陽で分類すると「木気」と「火気」と「土気(一部)」になりますが、「他者」を動かすのは「火気」だけです。八卦では「火気」は「離」上と下が「陽」で真ん中が「陰」となっています。これは、炎の周囲は明るいが炎の中心部は暗いため、このように表すとされています。真ん中に「欠け」があるので、「勢いだけで中身が空」だと考えることもできます。 このことから、あまりにも強い「火気」は行動力はあるが何も考えていない状況であると言えます。何かを動かそうとすると、それまで蓄積されたものの「中身」を「空」にしなくては動かないのです。それは考えた末作った「常識」を無かったことにすること。「火気」が旺盛な人の意見に一貫性がないのは、このためなんですね。考えていると行動できない。あれこれ迷っている状態では動かない、動けない。「火気」を上手く使うには「脳」を使わず「心」の声のままにとりあえず動く。先々の事なんか気にせず、感じるままに動く。ちょっと怖いですね。笑

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    時代はしなやかな「木気」を求めている

    四柱推命で扱う「五行」とは、気を五つの「特徴」に分類し、それぞれの関係性を見える「型」にしたものです。「五行説」が最初に世に生まれたのは、紀元前2100年ごろ、夏王朝の始祖である禹だと言われています。当時氾濫を繰り返していた黄河を治めるために考えていたことろ、洛水(河南省西部を流れる河川)から這い上がった一匹の亀の甲羅に描かれていた模様から「五」の数字が浮かび上がり、それを元に「五つの原理」を思い付きます。そして、物事が進んで行く様を「五行」とし、その中の「水」すなわち黄河をコントロールする方法を実行していったと言われています。文献史料などは見つかっていなくて、直接的には夏王朝が実在したかどうかの証明ができないそうです。最近では、様々な状況から実在したと考えられているそうです。浪漫を感じますね。 「五行」とは、五つの流れが行く様です。その中で、唯一「命」の象意を持つのは「木気」です。「木気」とは、種子の殻を破って出た芽が伸びていく様を表しています。何かを始めたり、開拓していこうとしている時にはもちろんですが、人は命ある限りいつも「成長」しているので、常に「木気」が伸びやかであるか意識するのが大事です。「木気」が伸びやかであれば、状況が変化しても、そこで発芽できるからです。 以下の項目を読んで、ご自身の「木気」が伸びやかかどうかチェックしてみてくださいね。 1. 気になった事があると検索したり調べてみる。2.見た事がないものや知らなかった事に出会うとワクワクする。3. イライラしたらまずは深呼吸をして気持ちを整えてから行動している。4. 自分流のリラックス法がある。5. やりたい事、やってみたいなと思っている事がある。6. 体を動かすことが好き。7. 仕事以外で取り組んでいるものがある。8. 雑談で盛り上がれる友人がいる。9. 自分が考えていることを人に伝えたい。また伝えている。10. 自分の長所が10個言える。11. 家事や仕事のスケジュールはある程度自分で決めている。12. どちらかというとポジティブに動けるほうだと思う。13. 季節ごとの楽しみ方がある。14. スキルアップのため学んでいる。または学ぶ準備をしている。15. 目標達成のためにできる事は全部やっていきたい。またはやっている。16.「願いごと」は叶うと信じている。17. いつも側で支えてくれる人に感謝の気持ちを伝えたい。または伝えている。18. 家族や友人が喜んでくれると嬉しい。そのために何かしたいと考えている。19. 「ゴール」は「終わり」ではなく新しいステージの扉だと考えている。20. いつも「より良く」なる方法を模索している。 いくつチェックが付きましたか? 全て20個当てはまる人は素晴らしい、けれど、完璧すぎるのもほどほどに。木気が旺盛すぎると土気が疲れて、コツコツ取り組んだりせっかちで焦りやすくなる傾向が出るので。この中で、一番重要なのは「3」です。 なぜかと言うと、木気の感情は「怒り」。なので、「怒り」を感じるのは必要なのです。木気を使っていると、納得いかないことに対しては、しっかりと「怒り」を感じます。でも、感情のままに人に対してきつい言葉を浴びせてしまったり、無理やり自分の意思を通そうとする時には、木気が強くなりすぎて、他の五行を圧迫している可能性があるのです。深呼吸をするのは金気を使っていることで、伸びすぎた植木を剪定するように、木気を金気で抑えて調整していきます。自分の意思で「コントロール」できている実感があれば、気のバランスが取れている状態となります。 「歴史」について楽しくわかりやすく発信されているCOTEN代表の深井龍之介さんがホストを務めている『a scope~リベラルアーツで世界を視る目が変わる~』#04で、「選択が自分の意思でできるのは歴史上初めて」だと言われているのを聞いて、これからの世の中は、木気がしなやかであるかが試される時代になったんだなと感じました。 木気の最初の姿は、殻を破って発芽する芽です。自分が破るべき殻なのかどうか、まずはそこから選択していかなければいけないので、ある意味覚悟が必要ですね。これを大変だ・・・と思うのか、楽しそうだと思うのか。少しでも楽しそうと思える方向に向かって進んでいきたいですね。 『a scope~リベラルアーツで世界を視る目が変わる~』は現在収録は終了していますが、ボットキャストで今も聴く事ができます。第一線で活躍されている研究者と興味津々に質問される深井さんの会話は、とても面白いですよ。ご興味があればぜひ。

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    季節の恵をありがたく頂く・やまもも

    純子さんが、ご近所さんのお庭で収穫した「やまもも」を大量にもらってきた。本当に大量すぎて驚いた! 鮮やかな赤色の実は、見るだけで元気になれそうですね。「やまもも」は、とても傷みやすいため、店頭に並べるのが難しいそうです。スーパーなどで見かけないのはそう言った理由があるんだとか。 見るからに身体に効きそうな「やまもも」ですが、特徴は以下のようになります。(『薬膳食典 食物性味表』編著・日本中医食養学会 監修・日本中医学院)ヤマモモ科ヤマモモ属性味・・・・温・甘酸帰経・・・・肺胃効能・・・・生津 止渇 和胃 消食 止痢適応・・・・口渇 消化不良 胃腸の張り       ※血熱火旺者の多食には注意が必要しかも、クエン酸が豊富に含まれているので疲労回復に良さそう。アントシアニンも含まれていて、こちらは抗酸化作用が期待できますね。冷房で体が冷えてしまい、お腹の調子も悪くなりやすいこれからの時期に、ぴったりの食材ですね。 3キロ分は、お砂糖と一緒に瓶に詰めて酵素ジュースにしました。綺麗な赤色を楽しみたいので、お砂糖はあえてグラニュー糖を使いました。これから3ヶ月かけて、お砂糖の浸透圧で、やまももエキスが染み出していき、美味しいジュースになります。お砂糖がしっかり溶けるまでは、毎日瓶を振ってあげなくてはいけないんです。ちょっと手間はかかりますが、でも、美味しいジュースのためにはそれも楽しみ。 残りは、コンポートにすることに。シナモンとメースと一緒にコトコト煮込みます。お砂糖の分量は、やまももの半量程度にしました。アクが浮いてくるので、丁寧に除きます。スッキリした味にするためです。 綺麗に煮上がりました。シナモンとメースの甘い香りもいい感じ。仕上げにレモン汁を少々。味がシャキッと締まります。 蓋をして、ゆっくりと冷ましていきます。やまももの酸味と、お砂糖の甘みと、スパイスの香りが、じっくり落ち着いていきます。しっかりと冷えたら、容器に移して冷蔵庫で保存します。 本日のおやつシロップを吸い込んだ実も美味しいけど、シロップがめちゃくちゃ美味しかったですよ。酵素ジュースの完成が、ますます楽しみになってきました。 仕事部屋の大家さんのやなぎだ化粧品店では、お客様のお庭や畑で収穫した梅や柚子などの果物で、酵素ジュースをたくさん仕込んでいます。お砂糖が溶けるまで、その子達を毎日振らないといけないし、温度が高くなり過ぎないように保管に気を配ったりと、「ゴール」まで、やらないといけない事がたくさんあるんです。でも、毎日、酵素ジュースの瓶を振っていると、どんどんエキスが染み出していくのが目に見えて、そんな変化が楽しみでもあります。 「美味しくなあれ」と言いながら瓶を振ると、ますます美味しくなるそうなんでうす。なので、気持ちを込めて私も声をかけるようにしています。人が発する言葉には、「思い」や「意思」や「希望」が詰まっています。酵素ジュースにも、それらが乗り移るんでしょうね。 酵素ジュースは、エステの後やお買い物に来られたお客様にお楽しみいただけます。「思い」がこもったジュースを是非どうぞ!

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    「気」を効果的に使ってみよう

    占いで、運が良い時期とか、そうではない時期とかを判断するための材料として、「気」を用います。 「気」は目には見えないもので、もちろん形もありません。 では、どの様にして判断しているのかと言うと、それは、「特徴」と「働き」を合わせていき、そこから派生するであろう「景色」を想像していきます。そして、伝える為には、様々なものに例えながら、わかりやすい「言葉」に置き換えていくのです。 そもそも、「気」とは何でしょうか。 東洋思想では、「気」は宇宙を構成する最も基本的な物質と考えます。 この考えは、「中医学」「薬膳」でも、とても大切にしているポイントです。もちろん「四柱推命」でも、それは同じです。 そして、そこからもっと広げてみると、全ての物事は、「気」の運動と変化によって生じると考えることができるのです。 「気」は物質だからこそ、栄養を含む事ができ、不足したり、滞ったり、また集まったり分散する事ができるのです。 人体で捉えるならば、「気」が不足したり停滞する事により、「気」のエネルギーが不足し、精神的に不安定になりやすく、また、集まり固まることで、身体的に不調が出やすくなる傾向となります。 運気で捉えるならば、「気」が不足したり停滞することにより、「気」のエネルギーが不足し、運気が不安定になりやすく、また、集まり固まることで、運気が流れが固定化していき、物事が思う様に進まなくなり、すなわち、「タイミング」が来なくなっていく傾向となります。 それでは、「気」について、その働きと特徴を書いてみますね。 「気」の働きは、次の5つあると言われています。 推動作用のお陰で、「気」がグングンと動きます。なので、運もグングンと動きます。止まりません。 なので、「同じ事」「同じ場所」「同じ環境」のままを望むのは、この作用に反していることになります。 温煦作用のお陰で、温かい気持ちになれます。そして、他の人と「気」を交流させることで、「温かい」関係になれます。なので、心が冷たくなって落ち込んでいる人を、気遣うことで、温めてあげることができます。 防御作用のお陰で、嫌だと思う事を受け入れない強さを発揮できます。また、そもそも嫌な事を嫌だと気が付くことができます。この作用は、「敵」を察知する感覚を授けてくれるからです。これは、大事な「自分」を守るために、とても大事な作用です。 固摂作用のお陰で、自分の持っている「気」が漏れ出て失ってしまうのを防げます。やる気が落ちても、気持ちを切り替えて「もう一度頑張ってみよう」と、崩れ落ちそうになっている「気」を、かき集めていけます。また、人の為にやり過ぎて、自分の力が失われていくのを、ほどほどの所で踏みとどまることができます。 気化作用のお陰で、「新しい自分」に生まれ変わることができます。また、たくさんの「経験」「時間」「人」が集まって、想定外の「化学反応」が起こります。その「化学反応」の良し悪しは別として、でも、「想定外」があるから、今は叶えることができない「夢」に対しても、「もしかしたら、叶うかもしれない」と可能性を信じる気持ちになれます。 運気が良い人とは、この作用を十分に発揮させて、周囲の状況に応じて、合わせながら、自らでコントロールできている人ですね。 では、「気」をどのように動かしていけば良いのでしょうか。 「気」の動きは、「昇」「降」「出」「入」の4つのパターンで動きます。 「昇」とは上がること。上げていくこと。今よりも高く動かしていくことです。 気持ちを上げたり、テンションを上げたり。向上心を持ったり、高い目標に向かって行動してみたり。これらは「昇」の動きです。 「降」は下がること。下げていくこと。今よりも下に低く足元に向けて動かしていくことです。 迷ったらもう一度リセットして考え直してみる、テンションが上がりすぎない様に気持ちを鎮める。しっかりと足固をする。まずは一歩からしっかりと踏み出してみる。これらは「降」の動きです。 「出」は出すこと、吐き出すこと、排出すること、デトックスすることです。 パンパンに張り詰めた気持ちを吐き出してみる。泣きたい時に声を上げて涙をたくさん流して泣いてみる。断捨離をしてみる。心と体を「身軽」にする。これらは「出」の動きです。 「入」は入れること、吸収すること、受け入れること、食べること、補給することです。 知らない事を学んでみる。耳の痛い意見も聞いてみる。季節を感じ季節の「旬」を取り入れてみる。食事に気を配ってみる。これらは「入」の動きです。 この4つの動きを、上手く使っている人は運の流れに乗れる人です。そして、バランスよくできている時が、運の流れに乗って進めている時です。 自分の「気」を周囲の「気」に合わせながら、作用を動きを活用できている時は、「気」について、自らの意識には登らない場合が多いです。 それは、スムーズであるために、意識をする必要がないからです。 例えば、「お腹が痛い・・・」と感じていると、胃腸が弱っていたりなどで「不調」だから意識に上ります。お腹が全く問題なく、元気に動いてくれていると、生活の中でお腹のことは気にはなりません。 こんな時に、「腸内環境は大事!!!」と、サプリメントを勧められたとしても、「サプリも良いけど・・・美味しい物が食べたいな」と興味関心が、腸内環境に傾きにくくなります。 だから、「普段通り」で大丈夫です。 「普段通り」で、じゅうぶんに「運が良い」ですね。 「気」のがギクシャクしていると、様々な現象を感じます。 ・気が不足している時 いわゆるエネルギー不足のときです。やる気が落ちる。物事が進まなくなる。 動きや反応が鈍くなる。積極性がなくなる。 いわゆる煮詰まっている状態です。憂鬱感でいっぱいになる。食欲がなくなる。一つの物事がぐるぐる回る(発展しない)。変化がない。 いわゆる一方に偏りすぎた状態です。忙しすぎる。気持ちが先走って、動きが空回りする。実態がないのに物事が進む。変化の過程が早すぎる状態。 これらを感じる場合には、「修正」が必要です。  気の特徴を理解して、不具合の状態をイメージして行っていくと、具体的な方法が思い付くと思いますよ。 調整方法は、とても大雑把に言うと、たった「二つ」です。 「補う」 「抑える」 つまり、足りなければ「補う」、多すぎると「抑える」のです。 東洋医学でも、治療の方法としてこの「二つ」の方法が基本です。専門的な言葉では「補法」と「瀉法」です。 気が少ない場合には、補うために「補法」を用い、気が多い場合には、抑えるために「瀉法」を用います。 気が少ない場合 状態 調整方法(補法) 押すと気持ちがいい 息を吐いた時に押す。息を吸った時に放す 表面が柔らかい 流れに沿う 凹んでいる ゆっくり徐々に強くする 開いている じっくりと 気が多い場合 状態 調整方法(瀉法) 押すと嫌な気持ちになる 息を吸った時に押す。息を吐いた時に放つ 表面が硬い・緊張 流れに逆らう しこりがある 短時間で 隆起している 集中的に 鑑定における調整方法を、中医学の「補法」と「瀉法」を参考にして考えてみました。 これは普段、私が取り入れている方法です。 気が少ない場合 状態 調整方法(補法) 励まされると元気になる 弱音を吐く 気が済んだら前向きに 柔軟に対応しすぎる(自分で全部引き受けてしまう) 無理せずに周りに手伝ってもらう 気分が落ち込む やる気が出ない 最初はできる事から取り組んでみる 周囲の影響を受けやすい  環境を整える 好きな物を部屋に置く 気が多い場合 状態 調整方法(瀉法) 人に意見されると嫌な気持ちになる 耳を塞ぐ 聞かない逃げる(笑)→でも大事実はこれが意外に出来ていない 視野が狭い 頑固になる ストレッチ・運動をして体をほぐす 頑張りすぎる 短時間に区切る 休憩も計画に入れる やる事を減らす こだわりが強い 課題はピンポイントで  「こじつけ」上等!笑ご自身の気が済めば、それが一番効果的な方法なんです。 ご自身にぴったり合う方法を見つけて、お試しくださいね。

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    火気が偏る命式の特徴と調整方法について

    今日は本当に暑かったですね。夏至直前の時期は、太陽が高く昇り、地球に光を届けます。なので、今の時期の日差しは、とても強く地球に注がれます。6月は、うっかり日焼けをしやすいと言われるのも納得です。人が持っている気は、お天気にも影響を受けると考えます。こんなに暑いと、熱を持った火気から受ける影響がとても大きいでしょうね。うまく使うと、やる気元気で頑張れそうですが、もともと火気が強い人は、それを通り越してイライラしてしまうかも。熱くなりすぎて「噴火」しないように、イライラしたら深呼吸をしてみてくださいね。「呼吸」は金気を宿しているので、熱しすぎた火気を冷やしてくれる力を持っていますから。 今日は火気を感じた一日だったので、日主火気で偏りがある命式の特徴と整え方について書いていきますね。 代表的な偏りのある命式は、以下の5つのタイプがあります。 1)<強火>(きょうか)「火」が強すぎて燃え盛っている状態。「火」は「丙」と「丁」があります。「丙」は「陽」で、太陽のような気です。一度空に出ると、辺り一面明るく照らします。つまり「明るみに炙り出す」のです。とても強い干支で、他の干支の影響は、ほとんど受けないほど「強力」だと考えられています。そのために、命式の中に一つ「丙」があると良いと言われています。ただ、二つも三つもあるのは・・・・太陽が二つも三つもあるので、熱い、明るい、、、、。「丁」は、炎のような気です。風に煽られて広がることもあれば、熱源となるものがなければ、火の勢いが落ちていきます。つまり、周囲の影響を受けやすく、また、人の手でコントロール可能と考えます。「火」が強いのは、「太陽」なのか「炎」なのかを考えて対処しなくてはいけません。最も無難で基本となる方法としては、「金」を補って「火」を落ち着かせていきます。熱過ぎる「熱」は、「金」を用いることで「熱」の力を「金」を溶かす方に向けるのです。そして、「金」が溶けると「水」を生むために、段階的に「火」を抑えていくと考えます。ただし「丙」の場合は、もう一つの「荒技」があります。「丙」と「壬」が重なり合うと、大海原に太陽の光が降り注ぎ、水面がきらきらと輝く景色になると考えます。この景色のことを、四柱推命では「水火既済」とよび、「最も美しい景色」として「大吉」と解釈をします。しかし「丁」の場合は、燃え盛っている炎に向かって、冷たい「水」をいきなり浴びせる景色となります。なので、せっかくの「水」は水蒸気となり、熱い蒸気が飛び散ってしまいます。なので「大凶」です。この景色のことを四柱推命では「水火激沖」と呼びます。なので、「火」が強過ぎる場合は、気を付けて調整をしていく必要があります。 2)<晦火>(かいか)「土」が強過ぎて「火」の力が「土」に漏れ出してしまう状態です。「火」と「土」の関係は、「火」が母親となって「土」の子供を育てていくと考えます。つまり、「火」にとって、多過ぎる「土」は、世話のかかる子供たちに振り回されてしまって、力が漏れ出し疲れてしまいます。なので、「土」の子供に、大人しくなってもらう必要があります。「土」を抑えてくれる気は「木」です。「木」は「土」の栄養分を吸い取って、地面に根を張り巡らせて、大きく育っていきます。「木」は「甲」(陽)と「乙」(陰)がありますが、この場合は「甲」の方が有効だと考えます。「甲」は大木なので、グングンと「土」から栄養分を吸い取って、大きな根っこを張り巡らせるからです。「乙」の場合は、蔓草なので、ちょっと力不足になります。と言うわけで、「甲」を用いて、 その上で「火」を補っていきます。 3)<熄火>(そっか)「金」が強過ぎて、「火」の勢いが沈められてしまい、今にも消えそうなほど力が奪われてしまった状態です。「金」は、「火」の熱を奪って自らが溶けていき、そして「水」を生み出します。なので、多過ぎる「金」は、「火」の熱だけでなく、「水」によって「消火活動」をするのです。まずは、消え入りそうな「火」を強めなくてはいけません。なので「木」を用います。焚き火に薪をくべるのです。もしも、多過ぎるのが「庚」(陽)であれば、刃物で木々を切る景色も同時に生まれます。つまり、「木」を用いることで、「金・庚」は「木」に向かい力を使っていくと考えます。だから一石二鳥ですね。それから、弱くなっている「火」を補って、強過ぎる「金」を溶かせるほど強力にしていきます。ただし、この場合は「水」を生み出すことにもなるために、加減が大事です。 4)<滅火>(めっか)「水」が強過ぎて、「火」が消されてしまった状態です。もしかしたら、辛うじて「火」が残っているかもしれませんが、辺りは水浸しになっているために、「火」にとってはとても厳しい状況と言えます。まずは、憎き「水」に、いなくなってもらわなくてはいけません。そために、「木」を用います。「木」に「水」を吸い取ってもらうのです。「木」は豊富な「水」をもらって、大きく育っていきます。そうすると、焚き火に薪を投入できるようになるのです。つまり、「火」の熱源となり、「火」は大きくなっていきます。もしも、それでも「火」が不足していたら、「火」そのものを補います。 5)<熾火>(しょっか)いくら「木」があると、「火」は強くなると言っても、多過ぎてしまうと、さすがに「火」は、「木」を上手く燃やすことができなくなります。多過ぎる「木」があると、燃えた木が炭となり、炭が貯まっていきます。そして、燻っている状態になります。しかも、炭が堆積して、辺りの風通しが悪くなる。運気は、サラサラと流れてこそ、新旧交代を繰り返しながら進化していきます。なので、風通しが悪い状態は、物事が滞り、運気の流れがドロドロしていきます。余分な「木」を切り倒して、熱源となる「木」を減らしていきます。その場合は「金」を用います。そして、「木」を切り倒していくのです。ただし、例外もあります。炎の気である「丁」が巡ってくると、たくさんの炭は、燃え盛ることができます。なので火力が増すために「吉」であると考えます。 日主火の人で、「最近調子が悪い・・・・」と感じる場合は、巡って来た運気や、周囲の人の持っている気からの影響を受けて、五つの「偏り」のどれかに一時的になっているかもしれませんね。 なんとなく感じる「景色」が、どれに当てはまっているか想像して、対応策を練ってみてくださいね。 「偏り」時は、気の巡りが偏っています。 そんな時は、グイッと勢いをつけるチャンスなんですよ! 参考にしてみてくださいね。

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    私が「占い師」を続けていける理由

    「占い師」として仕事を始めてから、たくさんの方とお会いし、たくさんの方の「人生」を疑似体験させていただくせいか、何かあっても「何とかなるさ」と思えるようになった気がしています。 なぜそのように思えるのかと言うと、皆さんがなんとかなっているから。 何があっても乗り越えて、前に進んでおられるから。 なので、いつも、関わった方々から勇気と元気をいただいているのです。 時々、「何人鑑定されましたか?」と聞かれますが、数えていないので正直全くわかりませんが。。。 この質問、結構頻繁に受けるので・・・こんな事なら数えておけば良かったなと思ったりもしています。 あえてお答えするならば「数えきれないくらい」ですね。笑 仕事を辞めたいと思ったことはないのですが、ふっと怖くなる事があります。 それは、占いを受けたいと思ってお越しいただく方は、皆様間違いなく「人生の転換期」を迎えておられて、中には、大きな決断をするために、私の鑑定を参考にしてみようと思われている人もおられるからです。結婚、離婚、転職、起業、事業拡大、事業縮小、お引越し、などなど。大きく方向性を変える決断は、考えても明確な答えが出ないために、最後は運試し。占いを受けてみたくもなりますよね。 鑑定では、出来るだけ背中を押したいと思っています。鑑定を受けても何一つ変わらなければ、それは私が「結果」を出せていない事でもあると思っているからです。なんでも良いから「今日は、これ、いただきました!」と感じてもらえるように、最後にストンと「落ちて」もらえるように、背中を押します。 でも、そのせいで、「試練」を飛び込むことにもなり・・・、それで、時々怖くなります。 ただし、誤解のないように。 全ての方の背中を押しているわけではなく、押さない方も。 「覚悟」を感じられないと押さない、というよりも押せない。 その場合は、流れを詳しく説明しています。 運の良い人は、運気の流れを肌で感じておられています。 すでに「覚悟」ができていて、「占い」には、答え合わせに来られるのです。なので、背中を押すのはワクワクします。 ふっと怖くなった時、支えになるのは鑑定を受けてくださった方からの「事後報告」です。ただし、それは、「思っても見なかったご褒美」。私がいつも、ベストタイミングで、都合よくもらえるものではありません。 実は、もう一つ、いつでもどこでも取り出せる「ご褒美」を持っています。 それは、学生の時、友人となんとなく受けた「占い」で、占い師さんに言われた「言葉」です。 看護師国家試験を受ける前、こともあろうに、勉強もせず、友人と新宿で占い師さんに「国家試験受かりますか?」と聞いたのです。 その時の細かい内容な覚えていないし、試験の合否に関しては、占いで観るものではないので、きっと「勉強しなさい」と言われたと思いますが、占い師さんに、「あなた、占い師に向いてるよ」と言われました。 前後のやりとりは全く覚えてはいなくて、なぜそんな話になったのかもわかりません。 多分、他力本願の私が、「国試に落ちたら、占い師さんになれますか?」とかなんとか、、、きっと聞いたのかも。 でも、時々その言葉を思い出し、「あの時の占いが当たった!」とそして、「やっぱり占いってすごい!」と、そんな風に思い起こしながら、占いで向いているって言われたから、この仕事を続けて行こうと、優しく励ましてもらっているような気持ちになれるのです。 「占い師」とは何か それは、「時」の流れをお伝えすること。そして、最も良い「時」にその人らしく、「自分」と「自分以外」の全ての「流れ」を最大限に利用して、「最初の一歩」を踏み出せるように、「大丈夫ですよ」と言葉を伝える人のこと。「時」は止まらないから、タイミングを逃すと、全て水に流れて行ってしまうけど、ただし、それは「最悪な運」も、同じように流れて行く。だから諦めないでと伝える人のこと。 「時」の流れを感じてもらえるように、暦を使ったり、天体の運行に照らし合わせてみたり、手に現れる「気」の景色や、カードが教えてくれるメッセージなどを使って、流れを伝える人のこと。 そして、流れを感じる事ができなくなってしまった時、ふと思い出してもらえるような「言葉」をプレゼントする人のこと。 その「言葉」が、受けた人の中で、どんどん自分で「成長」させていってもらえたら良いなと思いながら伝えています。 なので、すごく前に鑑定を受けていただいた人から「あの時に受けた鑑定を思い出して、また連絡してみました」と言われると、本当に嬉しくなって、またまた「新宿の占い師さんの言った通りになった!」と、当時のことを懐かしく思い出します。 だから、私は、あの時、「あの占い師」さんに出会って、占いを受けて良かったと思っているし、占いが大好きです。 そして、いつも、「あの占い師」さんのようになれたら良いなと思いながら鑑定をしています。 ただし、「仕事」として続けていくためには、「学び」が必須です。 それは他のどんな仕事にも、言える事ではありますが、「占い」に関してもやはり例外ではありません。 「四柱推命」は、気が遠くなるほどの長い年月を経て、数えきれない人たちが、様々な「経験」の中から、ある「法則」を見つけ出し、それを後世に伝えている「学問」です。 「学ぶ」のは、独学でも、先生について学ぶのでも、どちらでも構わないと思います。 ただし、「独学」はあくまでも「自分の中の充実」であって、時には外からの刺激として先生について学んだり、他の鑑定士さんと語り合ってみたりも大事だと思います。アウトプットをし続けるには、それ以上のインプットがなければ、「中身」が枯渇してしまいますから。 私がこの仕事を続けているのは、「ご褒美」と「言葉」と「学び」の三つのバランスが取れているからかもしれません。 「占い」を受けて、あなたの「覚悟」の答え合わせをしてください。 埋もれたままの「景色」は存在しません。 「覚悟」は流れに「勢い」を与えてくれます。 だから、きっと大丈夫ですよ!

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    「土気」と向き合う2ヶ月間・コツコツ取り組もう

    今月に入ってから、私の周りでは、「大きな決意」をする人が増えている気がしています。実際に一歩踏み出す人、踏み出すまではいかなくても決意表明した人、または、自分の今後の方向性を軌道修正した人、などなど。 それはきっと、「土気」をずっしりと受け止めてられるに違いないと感じています。 今月は「戊」が、そして、来月は「己」が巡ります。6月と7月は「土気」の2ヶ月間というわけです。 「土気」は、「中心」「土台」といった意味を持つ気です。安定感があり、物事の軸となります。もしも、「土気」の勢いが弱められたら、物事が定着しずらくなり、人の気持ちも何となくふわふわします。物事がスピーディーに進むので、腰を据えて考えるのではなく、感覚で乗りこなそうとし、気持ちが焦る傾向が出ます。「土気」が巡っている今は、その反対です。「基本」を意識し「歴史」を振り返り、「居場所」を整え「維持」しようとする。「居場所」が違っている場合は「お引越し」したくなる。 「土気」の影響を受けるのが得意な命式の人は、たくさんの「結果」を残せる時期となります。特に「日主」が「戊・己」の人はチャンスですね。「土気」の重量感が負担に感じる場合は、「土気」を整えていきましょう。「日主」が「壬・癸」の人は圧迫感で重たいかも。「庚・辛」の人は気持ちばかりが焦って空回りしているかも。 東洋医学では、「土気」が滞ると、胃腸症状の不調が出やすくなると言われています。口から摂取した食べ物がうまく消化できなかったり腹部が張ったり、お通じのトラブルが起こりやすいと考えられてるのです。「土気」が巡っていない時期でも、このような症状が起こる時には、「土気」がうまく流れていない状況だと考えることもできます。なので、胃腸を労ったり、栄養のバランスがとれた食事を摂るのは、「土気」を整えることになります。 また、必要以上に考えて優柔不断になっている場合、「土気」が固まってカチカチになってしまっています。そんな時には、まずは穏やかな「水気」を補って土をほぐす。具体的には温かい飲み物をゆっくり飲む。それから「木気」を補い「土気」の多すぎる力を吸い上げます。具体的にはガーデニングを楽しんだり、道端の草花を楽しみながら散歩をする。こんな感じで過ごすといい感じになると思いますよ。 占星術では、それぞれの天体に「意味」を持たせ、地球を中心とした配置から占いをします。天体の中で「土気」に似ているのは「土星」です。「土星」は冷えて固める象意と考えられています。「木星」と共に社会的天体とも言われ、世の中の状況を考える際にも用いられます。その「土星」が、18日から「逆行」します。実際に反対に動くわけではありませんが、「そのように見える」状況となるために「逆行」と呼ばれるのです。天体が逆行する場合には、その天体が持っている特徴を「深く繰り返し取り組む」と良いとされています。つまり、「土台をしっかり固める」と良い、と解釈できます。逆行期間は6月18日から11月3日までです。 6月中旬から「己」が巡る7月6日までに決めた事や始めた事は、とても強い軸を持っています。形に仕上げるには時間とタイミングが必要かもしれません。でも、コツコツ取り組めば想像以上に素敵な形になるのではないかなと思っています。