季節のしごとを楽しむ・ドクダミ

可愛らしい白い花が咲いたら、ドクダミの収穫の合図です。
今日は、午後から雨予報が出ていたので、雨が降る前に急いでドクダミを収穫しました。

雨に打たれるたびに、可憐な白い花びらが痛んでしまうそうなんです。

大胆な店主の純子さんが、刈り込みバサミで根本からバシバシ伐採。
それをスタッフのマイコさんが綺麗に仕分け。

息のあったチームプレイで、作業がサクサク進みます。

ハサミを入れると、そこらじゅうドクダミの香りが広がります。
決して芳しい香りではないんだけど、いかにも身体に効きそうな香りがして、思わず深呼吸をしてしまう。

こんなにたくさん収穫できました。

ドクダミは、根っこ以外は全部使えます。
花と、葉茎を分けます。

消毒した瓶にそれぞれ詰めて、アルコールに漬け込みました。
これから、アルコールの中に、ゆっくりとドクダミエキスが溶け出していきます。
約1ヶ月くらいで、「ドクダミチンキ」が出来上がりです。
出来上がったら、スプレーや軟膏を作る予定です。

ドクダミの最も期待できる効能として、抗炎症作用があります。炎症を軽減してくれることで、虫刺されの時の痒みを軽減してくれると言われています。
これからの季節、大活躍してくれますね。

自然は、本当に「よくできている」なと思います。
その季節に旬を迎える「植物」には、その季節に求められる「効能」が含まれているからです。
それから、薬膳では、自分が過ごしている「場所」でできた「野菜（植物）・果実」は、その「場所」の気を蓄えていると考えます。だから、地物を食べると、その「場所」で元気に過ごせる力をもらえるというわけです。

今回収穫したのは、やなぎだ化粧品店玄関前のお庭で育ったものです。
いつも私は、その玄関から入って、2階の事務所に上がっているので、毎日成長を眺めていたドクダミでもあるんです。なので、すごい効果が期待できるかもと、ちょっとワクワクしています。