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「土気」と向き合う2ヶ月間・コツコツ取り組もう

今月に入ってから、私の周りでは、「大きな決意」をする人が増えている気がしています。
実際に一歩踏み出す人、踏み出すまではいかなくても決意表明した人、または、自分の今後の方向性を軌道修正した人、などなど。


それはきっと、「土気」をずっしりと受け止めてられるに違いないと感じています。


今月は「戊」が、そして、来月は「己」が巡ります。6月と7月は「土気」の2ヶ月間というわけです。


「土気」は、「中心」「土台」といった意味を持つ気です。安定感があり、物事の軸となります。
もしも、「土気」の勢いが弱められたら、物事が定着しずらくなり、人の気持ちも何となくふわふわします。物事がスピーディーに進むので、腰を据えて考えるのではなく、感覚で乗りこなそうとし、気持ちが焦る傾向が出ます。
「土気」が巡っている今は、その反対です。「基本」を意識し「歴史」を振り返り、「居場所」を整え「維持」しようとする。「居場所」が違っている場合は「お引越し」したくなる。


「土気」の影響を受けるのが得意な命式の人は、たくさんの「結果」を残せる時期となります。特に「日主」が「戊・己」の人はチャンスですね。
「土気」の重量感が負担に感じる場合は、「土気」を整えていきましょう。「日主」が「壬・癸」の人は圧迫感で重たいかも。「庚・辛」の人は気持ちばかりが焦って空回りしているかも。


東洋医学では、「土気」が滞ると、胃腸症状の不調が出やすくなると言われています。口から摂取した食べ物がうまく消化できなかったり腹部が張ったり、お通じのトラブルが起こりやすいと考えられてるのです。
「土気」が巡っていない時期でも、このような症状が起こる時には、「土気」がうまく流れていない状況だと考えることもできます。なので、胃腸を労ったり、栄養のバランスがとれた食事を摂るのは、「土気」を整えることになります。


また、必要以上に考えて優柔不断になっている場合、「土気」が固まってカチカチになってしまっています。そんな時には、まずは穏やかな「水気」を補って土をほぐす。具体的には温かい飲み物をゆっくり飲む。それから「木気」を補い「土気」の多すぎる力を吸い上げます。具体的にはガーデニングを楽しんだり、道端の草花を楽しみながら散歩をする。こんな感じで過ごすといい感じになると思いますよ。


占星術では、それぞれの天体に「意味」を持たせ、地球を中心とした配置から占いをします。天体の中で「土気」に似ているのは「土星」です。「土星」は冷えて固める象意と考えられています。「木星」と共に社会的天体とも言われ、世の中の状況を考える際にも用いられます。その「土星」が、18日から「逆行」します。実際に反対に動くわけではありませんが、「そのように見える」状況となるために「逆行」と呼ばれるのです。天体が逆行する場合には、その天体が持っている特徴を「深く繰り返し取り組む」と良いとされています。つまり、「土台をしっかり固める」と良い、と解釈できます。逆行期間は6月18日から11月3日までです。


6月中旬から「己」が巡る7月6日までに決めた事や始めた事は、とても強い軸を持っています。形に仕上げるには時間とタイミングが必要かもしれません。でも、コツコツ取り組めば想像以上に素敵な形になるのではないかなと思っています。