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四柱推命的「6月の景色」・「癸卯」が「戊午」と出合う

6月6日から、約1ヶ月間「戊午」が巡ります。
「戊」は土気の陽、「午」は火気の旺支です。

「戊」は、そびえ立つ山のような気で、離れた場所からもその姿を確認することができます。山は動かず、ずっとそこに存在し続けます。なので、安定感が抜群なのです。
「午」は、火が勢いよく燃えているような気で、温度が非常に高いです。燃え盛る火は、周囲の明るさと熱を拡散しようと頑張ります。

「戊」と「午」が重なることで生まれる景色は、どっしりとした山の内側に、火が熱く燃えている感じです。まるで火山のようだとも考えることができます。

「戊午」が巡ると、表面的な動きは緩慢になる、または、動きたくても容易には動けない状況になります。しかし、熱い情熱が内在しているので、ちょっとしたきっかけで「噴火」してしまいます。突然炎上してしまわないように、注意をしなくてはいけません。火山が大噴火を起こすようなものだからです。炎上を防止するには、冷静さを持てるかどうかが課題となります。
コントロールできていると、地熱のように「有効活用」が可能となり、しっかりとした成果を、着実に上げることができると思います。
土気は「公」の意味を持っています。「みんなが喜ぶ」ことに向かって進んでいる人は、きっと手応えを感じることができるはずです。

2023年は「癸卯」が巡っています。
6月は「癸卯」と「戊午」が出合うのです。

水気の陰である「癸」は、とても柔軟な特徴を持っています。なので、どっしり重たい「戊」に出合うと、少しプレッシャーを感じます。水が土の中に吸い込まれてしまう景色が生まれるからです。
「癸」は、どのような状況であったとしても、土気は苦手です。特徴である柔軟さが抑えられてしまうからです。
一方で、「卯」は、最も旺盛な春のような気で、あらゆる方向に物事を進めていきたいと考えます。
「癸」に水をもらって、伸び伸びとしていたのが、今月は少し水不足になる傾向が出ます。しかも「戊」と一緒に夏真っ盛りの「午」もやってくるので、地面が熱くなります。
気は、熱を帯びると、動きが活発になる傾向が強まります。なので、「卯」は急いで伸びようとするので、気持ちが焦りやすくなるかもしれません。
無駄な動きが多くならないよう、また、スケージュールをパンパンに詰め込みすぎないよう意識をして行動するといいですね。

以上のことから考えてみると、6月は
・コツコツ取り組む
・計画は具体的に立てる
・人に伝わる内容でないと難しい
・皆んなが喜んでくれることは吉
・周囲を良い感じに巻き込んでみる

こんな感じで過ごすと、「戊午」にうまく同化できると思います。