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季節の恵をありがたく頂く・やまもも

純子さんが、ご近所さんのお庭で収穫した「やまもも」を大量にもらってきた。
本当に大量すぎて驚いた!

鮮やかな赤色の実は、見るだけで元気になれそうですね。
「やまもも」は、とても傷みやすいため、店頭に並べるのが難しいそうです。スーパーなどで見かけないのはそう言った理由があるんだとか。


見るからに身体に効きそうな「やまもも」ですが、特徴は以下のようになります。(『薬膳食典 食物性味表』編著・日本中医食養学会 監修・日本中医学院)
ヤマモモ科ヤマモモ属
性味・・・・温・甘酸
帰経・・・・肺胃
効能・・・・生津 止渇 和胃 消食 止痢
適応・・・・口渇 消化不良 胃腸の張り
      ※血熱火旺者の多食には注意が必要
しかも、クエン酸が豊富に含まれているので疲労回復に良さそう。アントシアニンも含まれていて、こちらは抗酸化作用が期待できますね。
冷房で体が冷えてしまい、お腹の調子も悪くなりやすいこれからの時期に、ぴったりの食材ですね。

3キロ分は、お砂糖と一緒に瓶に詰めて酵素ジュースにしました。
綺麗な赤色を楽しみたいので、お砂糖はあえてグラニュー糖を使いました。
これから3ヶ月かけて、お砂糖の浸透圧で、やまももエキスが染み出していき、美味しいジュースになります。
お砂糖がしっかり溶けるまでは、毎日瓶を振ってあげなくてはいけないんです。ちょっと手間はかかりますが、でも、美味しいジュースのためにはそれも楽しみ。

残りは、コンポートにすることに。
シナモンとメースと一緒にコトコト煮込みます。
お砂糖の分量は、やまももの半量程度にしました。
アクが浮いてくるので、丁寧に除きます。スッキリした味にするためです。

綺麗に煮上がりました。
シナモンとメースの甘い香りもいい感じ。
仕上げにレモン汁を少々。味がシャキッと締まります。

蓋をして、ゆっくりと冷ましていきます。
やまももの酸味と、お砂糖の甘みと、スパイスの香りが、じっくり落ち着いていきます。
しっかりと冷えたら、容器に移して冷蔵庫で保存します。

本日のおやつ
シロップを吸い込んだ実も美味しいけど、シロップがめちゃくちゃ美味しかったですよ。
酵素ジュースの完成が、ますます楽しみになってきました。


仕事部屋の大家さんのやなぎだ化粧品店では、お客様のお庭や畑で収穫した梅や柚子などの果物で、酵素ジュースをたくさん仕込んでいます。
お砂糖が溶けるまで、その子達を毎日振らないといけないし、温度が高くなり過ぎないように保管に気を配ったりと、「ゴール」まで、やらないといけない事がたくさんあるんです。
でも、毎日、酵素ジュースの瓶を振っていると、どんどんエキスが染み出していくのが目に見えて、そんな変化が楽しみでもあります。


「美味しくなあれ」と言いながら瓶を振ると、ますます美味しくなるそうなんでうす。なので、気持ちを込めて私も声をかけるようにしています。人が発する言葉には、「思い」や「意思」や「希望」が詰まっています。酵素ジュースにも、それらが乗り移るんでしょうね。


酵素ジュースは、エステの後やお買い物に来られたお客様にお楽しみいただけます。
「思い」がこもったジュースを是非どうぞ!