過去ブログ

  • 過去ブログ

    「冬至」前夜にあらためて「陰」について考えてみた:四柱推命

    東洋の占いをやっていると、「冬至」はやはり意識をします。 というのも、「冬至」を境にして、陰陽のバランスの重点が変わるからです。 東洋の占いは、「陰陽論」が基本。 相反する二つの「陰」と「陽」は、同じ根っこから派生はしていますが、決して交わることはなく、その勢いが強くなったり抑えられたりしながら、仲良く「ひとつ」として存在していると考えられています。 それぞれの特徴は、ざっくり言うならば 「陽」は外向きに 「陰」は内向きに ベクトルが向いている。 なので、「陽」は、外側に影響を与え、外側を変えていきます。内側は変わりません。 一方「陰」は、内側に影響を受け、内側が変わっていきます。外側を変えることはできません。 人で例えるならば 「陽の人」は、他人に影響を与えて、他人を変えていく人 「陰の人」は、他人の影響を受け入れ、他人に変えられる人 だとすると、なんとなく、「陽」の方が強くてかっこいい。 「陰」は、「陽」の人に変えられてしまうので、弱々しい感じ。 それは、今の世の中、「勝負に勝つ」とか「たくさん持っている」とかが「良い」とされているから仕方ないのかもしれないですね。 なので、日主が「陰」の人は、そこことを伝えると 「じゃあ、私って、頑張れないダメなタイプなんですか・・・」とがっかりされることも多々あります。 両者は「二つで一つ」であり、バランスが取れていてこそ「落ち着いている」状況なので、どちらが良いのか、そもそも比較するのもではないんですが。 でも、やっぱりそこは気になりますね。 東洋思想に、「陰主陽従」(いんしゅようじゅ)という言葉があります。 これは、「陰が主で、陽はそれに従う」という意味です。 先ほども書いたように、「陰」とは内側に向かう特徴があります。 内側とは、「目に見えない」場所でもあります。 そして、「陽」は外側に向かう特徴があります。 外側とは、「目に見える」場所でもあります。 元気に育っている大木を想像してみてください。 大きな木が倒れないのは、地下深くに頑丈な根っこを張り巡らせているからです。 丈夫な根っこは、大木を支えるだけでなく、その根っこから、木の成長に欠くことのできない水分や養分を吸い込みます。 もしも根っこが朽ちてしまったら、たちまち大木は倒れてしまいます。 「陰」がしっかりと、深く根ざしていてこそ 「陽」は自由自在に動き回れるのです。 なので、「陰」あっての「陽」 日主「陰」の人は、力強さを前面に押し出すタイプではあまりないんですが、ここぞの時には、周囲を驚かすほどの強さを発揮するタイプが多いです。また、諦めずにコツコツと積み上げたもので、「成功」するタイプでもありますね。 五行にも陰陽があります。 2022年に巡っている「壬」は、「水」で「陰」 今月12月も「壬」で「陰」 しかも、12月に巡る十二支「子」も「水」 本当に「陰」の勢いが盛ん。 「陰」に偏っています。 その為なのか、「思い通りに進めない」と話される方が多いように感じています。 自分の計画を推し進めるのは、「陽」の動きなので、勢いの強い「陰」に抑え込まれてしまっているのかもしれないですね。 でも、もうすぐ「陽」の勢いが増していくので、もう少しの辛抱。 今日までは、焦らず、自分を信じて、のんびりと構えるのが得策だと思います。 では「冬至」が明けると、「全てがうまくいく」のかというと、残念ながらそうではありません。 なぜならば、「陰」に深く根ざしていなければ、「陽」はとても不安定で、周囲に影響を与える勢いはないからです。 やはり、コツコツと「見えないところ」で積み上げたものがなければ。 「冬至」前夜、自分の「心」と向き合って、「心」の「本音」を確認してみると良いと思います。 希望していることは何か その希望は、自分の希望なのか 希望を叶えるためにはリスクを負えるのか 失うものがあっても、その希望は手に入れたいか 時間がかかっても叶えたい希望なのか などなど あれこれ考えていくと、希望の根っこが「心」に張り巡らせていきますから、これからどんどん動ける「巡り」を掴めるはずです。 それから、もう一つ。 「壬」を利用して、「巡り」を掴むコツとしては 『まるで水が流れるかの如く、さらさらと意思決定ができること』 立ち止まらないでくださいね。

  • 過去ブログ

    温かいチャイは「運」を動かす

    偶数月は、「チャイを飲みながら占いを楽しむ会」を開催しています。 今年の春から始めたイベントです。 タイトル通り、スパイスたっぷりのチャイを飲みながら、四柱推命の日主鑑定、手相鑑定、カード1枚引きリーディングを行うイベントです。 鑑定の時間は15分程度と短いために、あまり込み入った質問についてはお答えしづらいんですが、それでも毎回楽しみに参加してくださるお客様もおられて、来年も続けていきたいイベントです。 チャイに使うスパイスは、季節によって変えています。 本日のスパイスは ・クローブ ・シナモン ・カルダモン ・ブラックペッパー ・アニス ・フェヌグリーク ・生姜 身体を温めてくれるスパイスを中心にして選びました。 特に、アニスはお気に入りなんです。 香りが強いスパイスなんですが、牛乳の臭みを和らげてくれるし、香りに深みが出ますよ。 まずは水だけで煮込む チャイの作り方は色々ありますが、私はスパイスの師匠・井上亜耶先生に教えていただいた方法で作っています。 牛乳を入れてもう一度煮込む 牛乳を加えて熱する時には、吹きこぼれないように見張っていなくてはいけません。 そこが一手間なのですが、しっかりと牛乳に火を入れることで、牛乳の「獣臭」が和らぎ、とてもマイルドなチャイが完成しますよ。 柚子ジャム入り蒸しパンも作りました 先日作った柚子ジャムを使った蒸しパンも作りました。 柚子ジャムにもスパイスが入っています。 甘酸っぱさが、気持ちをギュッと引き締めてくれるよう。 酸味は「木」の気ですから、方向性を定めるサポートを、してくれるかもしれないですね。 来年はぴょんぴょん跳ね上がりたい なぜ、「チャイを飲みながら占い」なのかというと、理由があるんです。 人は、一度に一つの感情しか感じることができないと言われています。 つまり、「悲しい」と感じる時には、「悲しい」以外の感情を感じることはできない。 なので、悩んでいたり、落ち込んでいたり、心配事で押し潰されそうな時には、「楽しい」気持ちには、どうしてもなれない。 「悲しい」気持ちだと、気は冷たく固まって、重たくなって沈んでいきます。反対に、「楽しい」気持ちだと、気が温かく広がって、上昇していきます。 このことから考えてみると、「楽しい」方が、行動しやすく、チャンスも掴みやすい。変化も起こしやすい。 気持ちを変えるのは、とても難しいこと。 でも、気持ちと身体の状況は繋がっていて(心身一如)、だから、身体を「楽しく」すると、自動的に気持ちも釣られて「楽しい」方向に向かっていくのです。 温かいチャイを飲むと、身体が温まり、そしてお茶の水分は、細胞に染み渡り、身体を緩めてくれる。 そんな時、カードの絵柄を眺めると、「ポジティブな一面」に視点が向かいます。 だから、「占い」の結果も「ポジティブな一面」への方向へと向かいやすくなるに違いないと感じているのです。 森羅万象の「運」は流動的で、変化の繰り返し。 その中で、いつも「ポジティブな一面」を見つける視野の広さがあると、きっとなんとかなるはず。 温かい飲み物は、最高の「開運アイテム」ですね。

  • 過去ブログ

    そろそろ「外向き」へ:陰陽論・冬至

    お伊勢参りに行ってきました。 今回は、伊勢神宮の「ご近所」さんがナビゲートしてくださったので、「よくあるルート」以外の場所にも案内をしてくれました。 いろいろ巡ったんですが 一番印象に残ったのがこちら。 「倭姫宮」(やまとひめのみや) 内宮の別宮だそうです。 しばらく森の中を進んでいくと、目の前に高い階段が現れました。 あいにくの空模様で、足元が悪かったので、石を組んだ階段を滑らないように注意しながら登って行きました。 寒いけど、たくさん歩いたから、冷たい空気が心地よい。 鳥たちが、賑やかに鳴いていて、歓迎してくれているかのように感じました。 本当に静で、穏やかで、素敵な場所。 おすすめですよ! 別宮は14宮もあるそうです。 他の別宮にも、ぜひお参りしてみたい。 締めは豪華三点セットのご飯。 赤福ぜんざいとお抹茶も別腹で、いただきました。 もうすぐ「冬至」ですね。 「冬至」は、一年の中で一番「夜」が長い日。 「冬至」を境にして、夜が徐々に短くなっていきます。 太陽の黄経が270度となり、最南に位置します。なので、北半球では夜が長くなるんです。 ここから徐々に、昼間の時間が長くなります。 抑え付けられていた太陽の力が、少しづつ復活していく感じですね。 そのために、冬至のことを「一陽来福」とも言われています。 冬至後からは、勢いが外向きに切り替わり、どんどんと拡大発展していく、陽が勢いを増す巡りになります。 なので、一年の「切り替わりスイッチ」は、「冬至」を目安に入れてみる。 そうすると、節分には「エンジンが温まった状態」になっているので、すぐにスタートダッシュができるんじゃないかと思っています。

  • 過去ブログ

    「木」の命を守り育てよう

    四柱推命では、「木」「火」「土」「金」「水」の五つの気を取り扱います。これらの五つの気は、影響を及ぼし合いながら「ひとつ」の個性を創り上げていきます。 これら五つは、「五行」とも言われていて、「行く様」を示しています。 運気は流れていると言われているのは、この五行が「行く」からです。それがスムーズであれば、運気が順調に流れていて、そうではなければ、そこに不調が出ると考えます。 五行の中で、唯一「命」を宿しているものがあります。 それは「木気」です。 「木気」の象意として真っ先に頭に浮かぶのは、「好奇心」「向上心」ですが、それらは「命」の成長にとって不可欠なもの。 このように、上を向き、階段を登って行くように進むのが「木気」の特徴です。 ということは、「命」とは、いつも上を目指して歩いていくこと、辛いことがあっても上を向くことができれば、それは「命」を全うすることになるのかもしれないですね。 東洋医学では、「木」の気は、「肝」と「胆」を支配していると考えられています。 「肝」は表 「胆」は裏 「肝」と「胆」が表裏一体となって、「木」の気がスムーズに滞りなく、ぐるぐると巡っていくのを助けてくれます。 「肝・胆」が、素晴らしいチームとして活躍すると、人は「決断力」が強くたくましくなると言われます。 逆に、胆が衰えると行動力が鈍り、肝の思考計画も実行不能となる(肝胆相照らす)と考えられています。 自信を持って始めるには、この「肝胆チーム」を意識してみると、迷いなく決断でき、自信を持って一歩が踏み出せると思います。 「肝胆チーム」のどちらか、または両方が疲れてしまった時は 物事についていけない気持ちになったり、思考が四方八方に広がっていき収集できなくなります。 また、「肝胆チーム」が強くなり過ぎて暴走気味になると イライラしてきて、周りが許せないことだらけで溢れかえります。 頭に血がのぼる感じです。 疲れてしまった時にオススメの方法は やはり「気」を補うことです。 ・ガーデニングを楽しむ ・ゆっくりとお散歩をする ・新規オープンのお店に行ってみる  など 暴走気味の時にオススメの方法は 「淀み」を流してあげることです。 ・目のケアをする(市販の温かいアイマスクなど) ・柑橘系の香りを楽しむ ・香味野菜をいつものメニューに加えてみる  など 自分の「体調・感覚」に合わせて、試してみてくださいね。 「命式」に「木気」を持っている場合や、「大運」に「木気」が巡っている場合は、「木気」の特徴が出やすくなります。 なので、「木気」を意識して行動すると、「成長」に繋がりやすいです。 では、持っていない、または、巡っていないから、「成長」しないのかというと、決してそんなことはありません。 今、ここに存在していること自体、「命」の「木気」を有しています。 なので、普段から「肝胆チーム」のご機嫌を調整していくと、物事がスムーズに「成長」していくんじゃないかなと思います。 あまりイライラしないように気を付けなくては。。。。 「余白」も大事ですね。  

  • 過去ブログ

    「旬」を取り入れ必要な五行を補おう:四柱推命

    スパイスを入れて作った柚子ジャムが、とても美味しくできたので パンにつけたり、お湯で溶いて「柚子茶」にしたりと楽しんでいます。 他にも美味しい活用法はないかと考えて思いついたのが「蒸しパン」です。 急に寒くなったので、蒸し立てのほかほか蒸しパンは、想像しただけでも身体が喜びそう。 柚子ジャムを投入 作り方は、とっても簡単。 市販の「蒸しパンミックス」に、柚子ジャムを入れ込みました。 混ぜ過ぎないよう気を付けてしっかり混ぜ込む 生地がほんのりオレンジ色に染まって、いい感じ。 オレンジ色って、元気が出る色ですよね。 混ぜる間中、柚子の爽やかな香りが立ち上ってきて 見た目だけでなく、香りからも、元気になれる。 たくさんジャムがあるのでトッピングも 生地に入れ込むだけでは満足できず 上にトッピングしました。 ジャムの分量は多めなんですが、お砂糖控えめに作っているので 甘過ぎることはありません。 美味しそうな香りが広がる 蒸し器を使うと、キッチン中が蒸されているみたいに暖かくまりますよね。 ふっくら完成 中火で蒸すことおよそ15分。 ふっくら蒸しパンが出来上がりました。 美味しくできました 柚子の酸味はしっかりしていますが、シナモンやアニスの甘い香りで、とてもまろやかになっています。 シナモン効果で、食べると身体がホカホカになる感じがしました。 急に寒くなりましたが、12月の「気」も、とっても冷たい「気」が巡っているんです。 今年の年は「壬」で、12月も「壬」が。 冷たい「水」の気が、重なっているんです。 しかも、「壬」を支えている十二支は、12月は「子」です。 「子」も、「水」の気の勢いがとても強い特徴を持っています。 なので、今、「水」が溢れかえっているんです。 個人の「命式」にとって、「水」の気が苦手な場合は、運気が疲弊したり、失速しやすいので気を付けなければいけません。 そこで登場するのが「酸味」 「酸味」は「木」の気の勢いを増すのを手伝います。 多すぎる「水」を「木」で吸い上げて軽くしていくイメージです。 ただし、今は「水浸し」の状態です。 そうすると、多すぎる「水」をかけられた植物が根腐れを起こしてしまうような状況になりやすいのです。 そんな時、力になってくれるのが「苦味」です。 「苦味」は「火」の気。 「木」の気の巡りは、「火」の気の方向に向かって動く特徴があります。 膨らみ過ぎた「木」は雪崩のようになって「火」を潰しかねません。 そこで、「火」を補うことで、多過ぎる「木」を受け入れる器を準備するのです。 器が整うと、勢いよく傾れ込んでも大丈夫ですよね。 柚子ジャムは、酸味と苦味の両方を持っています。 なので、「壬子」の冷たい12月には、ピッタリですね。

  • 過去ブログ

    「四柱推命」的・物事を始めるおすすめの時期とは

    今年一年振り返ってみて、「やってみてよかったな」と思うことの一つに、「本格的にスパイスを学ぶこと」があります。 教えていただいたのは、食養生大学インドスパイススタジオ 代表井上亜耶先生。福岡県在住の先生なんですが、オンラインでも講座をされているので、気軽にチャレンジできました。 講座はマンツーマン。 全12回のうち、5回ほど料理実習がありました。 月2回で、レッスン日を組んでいただきました。 メニューは先生と相談しながら、希望も聞いていただき、その季節に合ったスパイスを使った献立を組み立てます。 美味しいチャイを作れるようになりたかったので、リクエストをし、先生が以前経営されていたお店のシェフご自慢のレシピと作り方を教えていただきました。 全講義、無事に終了した今でも、楽しそうなイベントや、単発レッスンに参加しています。 先日、亜耶先生主催の「スパイス合宿」に参加しました。 場所は、「villa ARTIS」 女性シェフが、古民家を改築して、一年前にオープンされたお店です。 宿泊もできます。 そこで、朝ご飯のとき、亜耶先生がチャイを作ってくださいました。 チャイの作り方はいろいろあって、使うスパイスも何でも大丈夫です。 寒い時期には、体が温まるスパイスをメインにします。 そうではない時期には、胃腸に優しいフェンネルもおすすめですよ。 今回は、参加者が女性ということもあり、甘い香りのフェヌグリークも追加。 女性ホルモンを整えると言われているそうです。 ゆっくりしっかり火を入れることで、まろやかな仕上がりになります。 丁寧にチャイを作ると少し手間はかかりますが、一日の始まりに、丁寧に作ったチャイを飲むと、自分軸が整って「適切な選択」ができるような気がしています。 何かを始める時、ちょっと不安になりますよね。 そんな時には、「占い」に頼ってみても良いかもしれないですね。 「運気」が背中を押してくれる時期を知ると、それだけでも勇気が出そう。 「出発」の時期は、生まれた日に巡っていた「十干」と同じ五行の時がおすすめです。 同一五行が巡ると、自分の軸となる日主が「頑丈」になるからです。 それでは、日主別に、来年の「出発」におすすめの「月」をお伝えしていきますね。 ・日主「甲」「乙」さんは、2月と3月、それから12月も。 ・日主「丙」「丁」さんは、4月と5月 ・日主「戊」「己」さんは、6月と7月 ・日主「庚」「辛」さんは、8月と9月 ・日主「壬」「癸」さんは、1月と10月と11月。 実は「壬」「癸」さんについては、今月もおすすめ。 それに加えて、今年と来年もおすすめ。 年運に「水」の五行が巡っているからです。 もしも、その時期を逃してしまったから無理かも、、、なんて思わないでくださいね。 「思い立ったら吉日」ですから。 運は流れてこそ、効力を発揮します。 「占い」は参考資料の一つとして、取り入れてくださいね。

  • 過去ブログ

    占いイベントの楽しみ方

    「三和ギャラリー宇部」で開催中の「占いイベント」に参加しました。 4人の占い師がワンフロアーに集まって、占いをします。   イベント鑑定は、金額も気軽なので、「ちょこっと占いを楽しみたいな」と思われている人には、とってもお得な企画ですね。 中には、占い師の「はしご」をされる方も。 これは、イベントならではの楽しみ方だと思います。そこで皆さん言われるのは「どの占い師さんにも、同じようなこと言われた」ということ。 そうなんですよ。 だって、どの占い師も、「貴方のお誕生日」をもとにして占っているから。 占い師の個性によって、伝え方は違いますが、内容は同じになって当然と言えば当然ですよね。 でも、皆んな揃って同じことを言われると 「やっぱりそうか、頑張らねば」と、気持ちが固まるんです。 イベント鑑定では、時間が短いこともあって、あまり深くて深刻な内容の相談は難しいです。 また、お客様の方も、周囲に人がたくさんいる中では、「誰にも聞かれたくない打ち明け話」は、し難いですよね。 なので、運的な「今」の現状チェックと、運の「今後」向かう方向確認をサラッと知るのが良いかなと思います。 私の場合ですが、イベント鑑定では「日主」を観ます。 「日主」と、年に巡る十干、月に巡る十干との関係を調べて、傾向と対策をお伝えしています。 いつも面白いなと感じるは、イベントでは「同じ日主」の人が集うこと。 今日は「己」さんをたくさん観させていただきました。 「己」さんは「土・陰」にとって、今巡っている「壬」と来年巡る「癸」は、ともに「社会的な運」であり、自ら動くことで動かしていけるもの。 「壬」は「陽」なので、少し葛藤が生じやすいですが、来年は「陰」なので、大きく「陰」に偏ることになります。 そうすると、スムーズに「自分らしさ」が出せるので、改めて「目的」を再確認して臨みたいですね。 特に年明け1月は「癸」が巡るので、「2023年癸年の予行演習」みたいな感じです。 「己」さんにとって、これから年末年始にかけて、ダイナミックに運気が動かせるので、「一点集中」して進みましょうね。 陰ながら、応援しています。 本日はありがとうございました。 三和ギャラリー担当者様、うらなや様、お世話になりました。  

  • 過去ブログ

    今後の「転換期」はいつ?:四柱推命・巡る運気の捉え方

    「占い」で、運気が良いよと言われたら、どんな運気が巡っているのかというと、二つあります。 一つは、「素の自分の気」(日主)が、良い感じに強められる時です。 専門的な言い方では、「喜神」が来る時です。 どんな気が、「喜神」になるのかは、その人の「命式」によって変わるので、「個人的」な運気の解釈となります。 もう一つは、「素の自分の気」(日主)に対して、「対外的」に圧が強い気が巡る時です。 「〇〇の人は大きなチャンスがやってくる」と言われる時は、だいたいこの時のことを言います。 それには理由があるんです。 特に東洋の鑑定においては、「戦いに勝つ」ことが「吉」とされたので、このように圧が強い運気が巡る時が、チャンスだと捉えました。 つまり「戦い」がやってくることがチャンス。 勝つために行動する。選択肢は一つです。 現在では、勝つことが必ずしも「吉」とも言えなくなっています。逃げるのも立派な作戦。それから、勝つ方法もひとつでは無いために、全部まとめて「吉」と言ってしまうには、ちょっと無理はあるかもしれませんね。 でも、圧が強い時期には、やはり運気をぐいぐいと感じるし、その力を利用しないのは、もったいないことなので、やはり、私も、「良い時期だから、頑張ろう!!!」と圧を込めて話すことが多いです。 圧が強いからこそ、「良い」も「悪い」も表面に出やすくなります。 なので、「良い」ものを出すためには、自分で「動く」ことが求められます。 「圧が強い」運気は、これも二つのタイプがあります。 一つは、自ら動いて結果を出す時。(財星) もう一つは、周囲に押されて枠を越える時。(官星) 特に、周囲に押される時には、「転換」の時でもあるために、「良い運気」というよりも、「悪いけど乗り越えた先には新しい可能性が待っている」みたいなイメージになります。 なので、ちょっとプレッシャーがかかってしまったり、大きな決断をしたくなったり、勝負に出なくては行けなくなったり・・・そんな感じなので、一概に「吉」とは、言いにくいかもしれないですね。 でも、「越えた先」には、「生まれ変わった自分」になれるチャンスが、たくさん待っていてくれるので、できれば、「先」を感じて、ガツガツいきたいところですね。 「素の自分」(日主)には、「木・火・土・金・水」の五つのタイプがあります。 「枠」を越えられる時が巡るのは、それぞれ次の気が巡る時です。 日主が「木」の人は、「金」の気が巡る時 日主が「火」の人は、「水」の気が巡る時 日主が「土」の人は、「木」の気が巡る時 日主が「金」の人は、「火」の気が巡る時 日主が「水」の人は、「土」の気が巡る時 なぜ「転換期」なのかと言うと 「木」は「金」に切られて、不要なもの剥ぎ取られ新しくなれるから 「火」は「水」をかけられ、それでも消えないように頑張って、強くなれるから 「土」は「木」に根を張られ栄養を吸い取られるけど、それでも崩れないように踏みとどまっていくから 「金」は「火」で何度も熱せられて、打たれて、痛いし辛いけど、立派な「刀」になっていくから 「水」は「土」に堰き止められて、理不尽に動きを押さえ込まれるけど、それでも諦めず、隙間を見つけて動くから それぞれ「試練」ではあるけれども、それを乗り越えるために、工夫をし、周囲の助けを求め、人が助けたくなる自分になろうと謙虚な気持ちを持ち、諦めずに進んでいくことで、「バーションアップ」できます。 「年」ごとに巡る運気は、「陽」→「陰」と巡り、2年が「ワンセット」となります。 「月」ごとに巡る運気は、「陽」→「陰」と巡り、2ヶ月が「ワンセット」となります。 「年」の運気については、発展していくために向き合う「課題」、それから発展に向かうベクトルの「方向」と「傾向」。 「月」の運気については、具体的な「行動」や「出来事」に現れやすいです。 それでは、2023年それぞれの「日主・五行」別の「転換期」をお伝えしますね。 まず「転換期」の年にあるのは「火」の人。 今年2022年と2023年は「水」が巡るので、何かしら慌ただしいかもしれないですね。 特に「火」の「陰」である「丁」の人は、つい感情的になって、「頭に血が上りうっかり失言・・・・」なんてことになりやすい。 なので、引き続き、上手に気分転換しながら行動すると良いですね。 「月」では、一番最初に「転換期」が巡ってくるのは、これまた「火」の人です。 1月に巡ってきます。(今12月もそうなんです)頭に血が上って、イラっとすると、「余計な一言」だけではなくて「態度」にも出てしまいます。 どんな「水」がやって来ようとも、自分の心の中の「火」(熱い思い)だけは、絶やさずに守り抜きましょうね。必死で守っていると、意外な人が一緒に守ってくれていたことに気がつきます。 「年」「月」ともに「転換期」なので、大きな決断をする人もおられるかもしれません。 この3年間、頑張ってきたこと、あたためてきたことが、表舞台に出る時が来ましたね。 2月・3月は「土」の人です。 耐えるのは、「メリット」がある時だけに、そろそろ「思考」を変えて見ませんか? 育って欲しいものだけに、愛情を注ぎましょう。 無駄に育てたものは、大切な「力」を奪っているものだから、大切な「力」は大切なものだけに、思いっきり注ぎましょう。 忙しすぎて頭がパンクしそうになるかもしれません。 だからこそ、やりたい事よりも、早急にやらないといけない事を、まず全力で行いましょう。 4月・5月は「金」の人です。 白黒をはっきり分断するのは良いけれど、それでも「集団」に必要なものは、分断しない方が無難ですよね。 許せないことを、もう一度冷静に、客観的に見てみると、許した方が良いことも、と言うよりも、「お得」なことがあるかもしれません。 鍛えられるほどに、美しくなれるから、「感情」だけで判断はしないでくださいね。 6月・7月は「水」の人です。 思い通りに進んでいたと思っていたのに、突然、理不尽な「提案」を受けるかもしれません。テンションが下がってやる気がなくなってしまうかも。 でも、もう一度その「提案」を分析してみると、新しいやり方を発見します。 年運も「水」なので、いつもより「水量」が多いのです。 だから、大きな「壁」の飛び越えて進んでいけるかもしれないですね。 8月・9月は「木」の人です。 急な軌道修正を迫られるかもしれません。 行き過ぎた言動や行動は、この時期は要注意です。足元が弱くなって、「信頼」を失ってしまうかもしれないからです。 周囲の要求をのんで、修正してみると、意外にも自分が目指していた方向と行き着く先は同じだということに気が付きます。 周囲の要求は、「余計な動き」を切り取ってくれるからです。 10月からは、また順番に「火」の人から「転換期」が巡ってきます。 「転換期」の前は、自ら動いて結果を出す時が巡ります。(財星) 準備をして「転換期」を迎えると、ピンチをチャンスに変える「武器」を使いこなしていけるはずですね。  

  • 過去ブログ

    旬を楽しむと「運」が喜ぶ:冬養生・五行「水」を整える

      お店の前の柚子の木には、たくさんの実が毎年実るんですよ。 美味しい柚子ジャムを作ることにしました。       せっかくなので、たくさん作ろう、 という事になり。。。。   純子さんと一緒にどんどん収穫を。     収穫した柚子を 洗って 果汁を絞って ワタを取り除いて 皮を千切りにして 皮を3回、熱湯で湯掻いて それをお水に10分浸けて お水を切って 大きいお鍋に、果汁と柚子の皮とお砂糖を投入。   大量の柚子との格闘に、純子さんも私も柚子まみれ。       くつくつ煮込む。 爽やかな柚子の香りに癒される。       少し取り分けて、スパイス入りも作ってみました。   入れたスパイスは ・クローブ ・カルダモン ・シナモン ・スターアニス ・マサラチャイ用ブレンドスパイス       くつくつ煮込む。 チャイみたいな香りが広がる。     煮込んだ後のスパイスは取り出します。 そのままでは、スパイスの色が出てジャムが黒っぽくなってしまうからです。       完成です。   後ろに並んでいるのは、先日作った酵素ジュース。 お店で作ると、いつも大量になってしまうんです。 お客様が「美味しいね」と喜んでもらえるのを妄想しながらだと、大量になってしまう。     旬の食材には、その季節に必要な「気」がギュッと詰まっています。 旬を食べて、体調も運気も両方とも、整えていきたいですね。       柚子には二つの「顔」があるんです。 酸っぱい果汁は「涼性」で、身体にこもった熱を冷ましてくれると言われています。 ちょっと苦味のある皮は「温性」で、冷えた身体をほっこり温めてくれると言われています。 一つの実に、陰と陽が同居していることで、両方をいただくと、陰と陽のバランスを美味しく整えることができますね。     また、果汁には、上昇しすぎる「気」を下に降ろしてくれる効果(降気)があると言われています。 現代人は、とにかく忙しく、いつも頭をめいいっぱい使っています。なので、「気」が頭に向かっていき、身体の上部に「気」が充満しやすい。頭もパンパンになりやすい。 果汁は、それをスッキリ整えて頭を軽くしてくれます。   一方皮には、「気」を巡りの勢いを増してくれる効果(理気)があると言われています。 冬は、とても冷たくて重たい「水」の気が溢れています。 重たく沈んだ「気」は、滞りやすいんです。 「気」が沈むと、身体が重だるく感じるし、心も同じく重だるくなってしまう。 重だるいと「ネガティブ」なことを、何度も繰り返し、考え込んでしまいます。 「ネガティブ」の沼に足をとられてしまった感じです。 皮は、それをスッキリ流して軽やかにしてくれます。     酸味は「木」気。 溢れる冷たい「水」を吸い取ってくれるんですね。   全てのものは「気」で構成されていると、東洋思想では考えます。 つまり、「わたし」も「あなた」も同じ「気」 偏り方の違いが、個性として現れている。 なので、旬の食材を楽しむことで、自分自身の旬の「気」も強めていることにもなりますね。    

  • 過去ブログ

    「現実主義」なのか「理想主義」なのか、「手相」が教えてくれます。:「頭脳線」

    手相を観る時、私が一番重点を置いているのは、「第一印象」です。 写った手相を観た「全体の印象」が、全てです。 それから、「この線はこうです」とか「その線は良いです」とか、お客様にわかるように、後付けで当てはめていく感じで説明をしています。 パッと観て、縦に線が印象に残る時、それは「流れにのっている」 逆に、横の線が印象に残る時、それは「流れにのれない理由がある」 そんな感じで観ています。 特に「中指」は「自分自身」を示しています。 なので、出発点はどこでも、とにかく中指に向かって、線がのびのびと上がっていると、「このまま進んで大丈夫ですよ」と、太鼓判を押しています。 そして、薬指に向かって、同じように綺麗な線がすんなり伸びていたら(太陽線)、環境なのか人なのか、周囲からの応援ももらえているので、「鬼に金棒。怖いもの無し」となります。 手相は「予言」ではなく、今の状況を示しているので、例えば、今、縦の線が伸びていなくて、横の線ばかりあったとしても、目の前のことにしっかりと向き合って、自分を信じて進んでいけば、いずれ綺麗な線が、すんなりと上がってきます。 手相は、変わるのです。 変わるから、面白い。 手相を変えるのは、自分です。 では、どのようにしたら「効率的」に変えることができるのか。 それは、自分の「思考の傾向」を知ると良いと思います。 「思考の傾向」を知るために役に立ってくれるのが「頭脳線」です。 「頭脳線」は、人差し指と親指の付け根の間から、手の平の内側に向かって伸びる線のことです。 手相の鑑定は、「線の長さ」と「線の形状」で読み解きます。 まず、線の長さから。 中指から手首に向かって引いた線を境界線として、「長い」のか「短い」のかを判断します。 境界線より短いものは、「頭脳線」が短いと判断します。 短い頭脳線は、「決断力がある」とします。 決める時には、迷わずに、即決する傾向があるのです。 ただし、「諦めが早い」とも言えます。 そして、境界線を越えて伸びていう時には「頭脳線が長い」と観ます。 この場合は、「よく考える」とします。 長ければ長いほど、色々なことをしっかりと考えて準備をする傾向が強くなります。 ただし、「優柔不断」とも言えます。 線の形状に関しては、真っ直ぐなのか曲がっているのか。 真っ直ぐな人は「直球タイプ」です。感情に流されることなく「現実」や「数字」を重視しして物事に向き合います。 理系タイプの人。 真っ直ぐ過ぎるほど、融通が効かなくなります。 下に向かって曲がっている人は、俗に言う、「人に頭を下げることができる人」です。 それは、争うことが苦手で、争うよりも合わせることを選びます。 下に下がれば下がるほど、その傾向が強くなり、下がり過ぎると「どうせ私なんて・・・」と自分の主張を外に出さなくなってしまいます。 また、手首の上の部分の小指側は、「見えない世界」のエネルギーの受信箱です(月丘)。 ここの部分が盛り上がって、発達している人は、感性が豊かで、想像力があります。時に「霊感」もあると言われていて、この「月丘」に縦の線が入っている人は「霊感」が強いと言われています。 なので、頭脳線が、長く「月丘」まで到達している人は、ちょっと不思議な「天然ちゃん」の人が多いです。 <頭脳線が短くて真っ直ぐな人> こんな人は、待てないせっかちさん。 なので、うまく行かないなあと感じる時には、「種をまいていないのに、花は本当に咲くのかどうか」イライラしている感じです。 そんな時には、とりあえず「今日はこれをする」と自分で決める。そして、「とりあえず1ヶ月続けてみよう」と期限を決める。 <頭脳線が長くて真っ直ぐな人> この人は、人の意見を聞かない人。 なので、うまく行かないなあと感じる時には、「許せないことは、この際はっきりと言わせていただきます」とイライラしている感じです。 エネルギーは「有限」です。 許せないことに向き合って、エネルギーを使うより、原点に立ち帰り「目標」を今一度、検討してみる。そして自分のデーターを元にして、軌道修正してみる。 許せないことに対しては「保留」です。 <頭脳線が短くて下に下がっている人> この人は、「やっぱり無理です」と諦めが早過ぎる人 なのでうまく行かないと思う前に、考えた段階で想像上の「結果」を決めてしまいます。 こんな時には「どうせ」と言っているはずです。「どうせ」は封印してしまいましょう。 「ここまでだったら、今日はこれができるかも」 毎日少しずつ、先を見ずに少しずつ、やってみましょう。 <頭脳線が長くて下がっている人> この人は、想像力がたくましすぎて、「夢の世界」に突入する人 なのでうまく行かないと感じるよりも、ちょっと浮世離れした「ワクワク感」に支配されてしまうかもしれません。 「夢」にあまりにもハマってしまうと、浮いてしまったり、「素敵な結果が、もしかしたら空から降ってくるかも」と本気で感じているかも。 ここは「現実」です。 だから、とりあえず夢から覚めて、「現実」を見て、そして感じてみましょう。 どれに当てはまりましたか? 自分の「傾向」を知り、自分にぴったり合った「対策」をとってみてくださいね。