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「卯」はぴょんぴょん軽やかに・四柱推命

年の暦は、正確に言うと節分明けから切り替わるので、まだ「寅」年なんですが、元旦から「卯」年の気分になりますよね。

相場格言では、「卯は跳ねる」と言われているそうです。

十二支「卯」は陰支で、木気です。
周囲の応援を受け止めながら、木々の成長が極まる。
「卯」は、「春」の最も極まった時として、四柱推命では考えます。
柔らかい「緑」が一面に広がり、とても活き活きとした雰囲気の十二支でもあります。

昨年の、ガツガツ進む「寅」に比べると、少し穏やかな感じにもとれます。
が、、、、
陰支なので、強い圧力には弱く、どちらかというと「合わせる」感じ。

特に、今回の十干は、10個の中で一番「弱い」とされる「癸」とセットになっています。
あまりにも「過度な目標」に固執してしまうと、あまり上手くいかないかもしれません。

ただし、一番「弱い」のは、一番「強い」とも言えるんです。

「癸」は、「霧」「雨」のような気です。
全てを平にして境界線を溶かしてしまう。
十干の巡りの一番最後にやってきて、「終わり」と「始まり」とを混じり合わせて繋いでくれます。

なので、想定外の仲間が、意外な形で、力になってくれるかもしれません。
なにしろ、境目がないのですから。

柔軟な「卯」と溶解の「癸」との組み合わせから考えて
来るもの拒まず去るもの追わず
来たものを上手に扱って、利用して
自分のペースで挑戦する
こんな感じで行動するのが良いかもしれませんね。

そんな頼りない感じする「卯」ですが、時には強い力を発揮します。
自分と同じ「卯」が月に巡ると、気が増して頑丈になります。
その月は「3月」
ビュンッと高く飛べる時期です。
年と月の十干や十二支が同じ時期は、その年の「メイントピック」になることが起こりやすいです。

それから、ちょっと攻撃的になる時もあります。
自分と真逆の力で刺激を受ける時。
その月は「9月」
感情的になりやすいので、不要な衝突はしないように注意が必要です。
ただし、膠着しているものを、一気に進めてくれる働きもします。

それから「12月」も心強い。
60個が順番に巡る暦のトップバッター「甲子」がやってきます。
「甲子」から始まることが、その後60ヶ月かけて発展していきます。
「癸卯」とも相性がいいので、遮る力は起こりません。
スムーズに進みそう。

今年は、「3月」「9月」「12月」を意識して、ぴょんぴょん跳ねると「面白い」一年になるかもしれませんね。