過去ブログ

多くの富を持ち続けるコツを「ペンタクル」に聞いてよう:タロットカード「ペンタクル7」と「10」

サロンのすぐ近くには、とても居心地の良いカフェがあります。

 

ガーデニングが素晴らしく、いつも季節の花やハーブや、それから、果実がたくさんで、元気に育つ植物たちのパワーが溢れています。

 

 

お手入れもさぞかし大変だろうと思いきや・・・・

「植物の世話が何よりも好きだから、楽しいんですよ」

と、いつも、楽し気に、スタッフさんたちが、水をあげたり、雑草を抜いたり、忙しそうに作業をされているんです。

 

好きな事に打ち込んでおられる姿は、本当に輝いていて、植物パワーももちろんですが、スタッフさんたちからも、たくさんパワーをもらっています。

 

 

 

枝がしなって、折れそうなほど。

レモンがたくさん実っていました。

レモンの木の横に立つだけで、爽やかなレモンの香りがしました。

 

でも、さすがに、これは、実り過ぎらしいんだとか。

少し数を減らして、実に十分な栄養が行き渡るように、これから実を選別するそうです。

なんだか勿体ない気もしなくもないけどな・・・。

 

 

この子は、特に重たそうだし、立派なので、選んでもらえるかな。

 

 

たくさん実ると嬉しいけど、何事もほどほどに。

実れば良いと言うわけではないそうですね。

 

 

実り過ぎのレモンの話をしていたら、タロットカードの小アルカナ「ペンタクル7」が、頭にふと浮かびました。

 

 

 

タロットカードには、22枚の「大アルカナ」と56枚の「小アルカナ」の2種類があります。つまり、全部で78枚あります。

 

「アルカナ」とは、「秘密」という意味です。

そのまま解釈すると、「大アルカナ」は「大きい秘密」で、「小アルカナ」は「小さい秘密」となるのですが、実際はそうとも言い切れず、「大アルカナ」は「大いなる旅路」で「小アルカナ」は、「旅路の楽しみ方」、と、捉えた方が読み解きやすいと思います。

「小アルカナ」は、今の状況を、「絵」として見せてくれて、それを見た時にどう感じるかで、解釈をしていきます。

 

 

このカードは、4種類ある「小アルカナ」のうち、「ペンタクル」(金貨)のカードです。「ペンタクル」は、財・富・名誉などのシンボルです。

 

「ペンタクル7」は、精魂込めて育てたら、予想以上にたくさん実ってしまった、さあ、これをどうしよう。。。

実りは嬉しいけど、手に余る実りを持て余していると読み解きます。

 

 

「7」は、「社会的な立場の中での自分の達成」です。

達成して、改めて「自分を知る」のです。

必要以上に大きな成果は、両手には持ちきれず、どれを持って、どれを持たないか。必要な事、必要のない事の振り分けをするように求められています。

 

必要のない物を削除するのは、とても勿体なく感じますが、一度には収穫はできないし、一度に収穫しても、食べきれないほどの果実は、結局無駄になってしまう。

 

対策としては、やはり無駄が出ないように。

初めから「適量」を意識するか、もしくは、必要な人に提供し、共有するか、それを決断します。

 

 

より多くの富を手に入れるためには、「独り占め」ではなくて、「分配する」」ことが大切であると、このカードが教えてくれるのです。

 

 

 

「小アルカナ」は、1が「始まり」で、10 が「最終章」となります。

つまり、10 のカードは、一つの世界の完成形であり、ゴールであり、目指す場所です。

 

 

こちらのカードが、「ペンタクル」の最後にたどり着く「10 」番目のカードです。

 

 

様々な人たちや、動物たちとも、富を一緒に共有している世界です。

そこには、守っていかなくてはいけない物がたくさんあって、でも、守ることで、皆んなと一緒に共有できます。

長い時間をかけて、コツコツと築き上げた富を維持するには、自分一人の我がままは許されません。皆んなが一斉に、納得する状況以外は、許されないからです。

そして、もしも、守れなくなった時、一体誰がその責任を取るのでしょうか。

守れなくなる不安や、失いたくない執着や、失ってしまうのではないかという恐怖が、常にそこにあります。

 

 

 

枝がしなって折れてしまうほどの、たくさんのレモンは、結局レモンの土台である木にダメージを与えてしまいます。

 

 

大きくなればなるほどに、重たくなって窮屈になっていく。

それを「ペンタクル」のカードが教えてくれます。

 

多くの富を持ち続けるには、まずは、自分の「手」が大きくしっかりとしている事、それから、一人ではなく、一緒に持ってくれる人がいる事、一緒に持ってくれる人とは、いつも「同じ場所」にいられる事、「同じ場所」は、お互いにとって違和感のない居心地の良い場所である事、居心地の良い場所を維持するためには、常にメンテナンスを心がける事。

 

「ペンタクル」は、その進化の過程を、10 枚のカードで表してくれます。