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「外」の自分と「内」の自分を比較する

誰しも皆んな「二つの顔」を持っています。「本音でいきたい自分」と、「人に認められたい自分」です。
それは、相反する「自分」なので、「同一化」することはできません。
二人の自分を、適材適所に使い分けできる人は、「外」でも「内」でも要領よく振る舞う傾向が強いです。
でも、たいていの場合は、どちらかに偏っています。「社会」で過ごす時間が長くなるほど、「外」の自分、つまり「人に認められたい自分」に偏ります。それは良いとか悪いとかではなく、その方が、スムーズに社会の中で過ごしていけるからです。まさに、「大人の知恵」ですね。


「二つの顔」がどんな顔なのか、「命式」から知ることができます。
実は「命式」には、二つの「時間」があります。一つは地球の「公転」を軸とした「時間」。これは、生まれた「年」と「月」が当てはまり、それぞれ「年柱」「月柱」と言います。もう一つは地球の「自転」を軸とした「時間」。これは「日柱」と「時柱」。これは、生まれた「日」と「時刻」が当てはまり、それぞれ「日柱」「時柱」と言います。


なので、「年柱」「月柱」は、「公」の中の自分の立ち位置を示し、「日柱」「時柱」は「個人的」な自分がどこに立つのが適切であるかを示しています。「日柱」と「時柱」を求める時のみ、地方時差や均時差を考慮する必要があるのはそのためです。



「月柱」は「他者」に見せる、または見せたい自分であり、「日柱」は「自分自信」がどうしたいか、どう感じたいかを示しています。なので、「月柱」は、社会経験が豊富になる程、自分で自覚しやすく、「日柱」はその反対になっていきます。
実際に「命式」を観る場合、この二つの「違い」を考慮して解釈しなくては「片手落ち」になってしまいます。
特に参考になるのは、それぞれの「十二支」の五行です。「十二支」は見えない部分、つまり「心」の景色でもあるからです。


まずは、五行別のそれぞれの特徴について書いていきますね。
<月柱十二支:評価して欲しいポイント>
木気(寅・卯)・・・やりたい事をどんどんやりたい。内容ではなくやった事を評価して欲しい。
火気(巳・午)・・・体育会系のノリでガツガツやりたい。頑張る姿を評価して欲しい。
金気(申・酉)・・・自分のやり方でクールにやりたい。個性をきちんと評価して欲しい。
水気(子・亥)・・・邪魔されずにじっくり取り組みたい。ダメ出しはしないで欲しい。というか聞かない。
土気(丑辰未戌)・・人の役に立つことをやりたい。皆んなに喜んでもらいたい。


<日柱十二支:心の満足するポイント>
木気(寅・卯)・・・ワクワク出来ているかどうか。
火気(巳・午)・・・今後の可能性を感じられるかどうか。
金気(申・酉)・・・結果を明確に出せたかどうか。
水気(子・亥)・・・プロとしてプライドを持って取り組めているかどうか。
土気(丑辰未戌)・・「ありがとう」と感謝されているか。
これらを組み合わせて、どちらも「ほどほど」に満足できるようであれば、二つの「自分」のバランスが取れていると言えると思います。


月柱の十二支(地支)については、生まれ月で該当するものが決まっています。
木気・・2月「寅」 3月「卯」
火気・・5月「巳」 6月「午」
金気・・8月「申」 9月「酉」
水気・・11月「亥」 12月「子」 
土気・・1月「丑」 4月「辰」 7月「未」 10月「戌」
ただし、暦の切り替わりは毎月3〜10日の間です。具体的な日にちはその月によって異なるので、調べてみてくださいね。月の上旬に生まれた人は日にちによっては、前の月の十二支となる場合があります。


同じ五行の場合は、裏表がない人で、素直に自分の気持ちの通り行動する傾向が出ます。例えば、両方とも木気の場合、ワクワクしながらやりたい事を次々にこなして、それを「たくさん出来た、すごいね」と評価されたら最高な状況です。真逆な場合は、葛藤しながら行動します。例えば、日が木気で月が火気の場合、これから発展していきそうな分野をどんどん開拓していけるのが最高な状況です。二つがバランスを取れていれば、きっと上手くいくと思います!