ブログ,  占い

12運について考えてみた:④建禄

12運「建禄」は、人の発達段階に例えるなら成人期に該当すると考えます。
十干十二支の組み合わせでは、十干は木気(甲乙)・金気(庚辛)で、十二支は木気(寅卯)・金気(申酉)になります。
十干木気(甲乙)・金気(庚辛)は、気の流れは方向性ある、もしくは形が明確にある。なので「目指す場所」がしっかり定まっていると考えることができます。
十二支木気(寅卯)・金気(申酉)も同様に、移ろいながらも瞬間の「型」がはっきりと認識できます。
その二つが組み合わさることで生まれる特徴として、以下の様になります。
目指す方向に向かって淡々と進んでいく。
常に目標がありそれに向かって努力をする。
独立精神があり人を頼らない。(人を当てにしていない)
無駄な戦いはしない。どちらかというと「切り捨てる」タイプ。
一見穏やかだが怒らせると許してくれない。
仕事運(社会運)が強い。男女ともにやりを持って仕事に打ち込むタイプ。
六十干支の中で「建禄」は、4つあります。
それぞれ4つの特徴について書いていきますね。

「51甲寅」
力強く伸びる大木の景色
・甲の特徴から
向上心が強い。常に上を目指して行動していく。
上から押さえつけられると反発心が芽生える。
・寅の特徴から
力強く上昇する向上心に溢れている。
他人から指図されるのを嫌い、時に攻撃的になる。
独立心が旺盛。
・総合的に解釈をすると
目標に向かって努力を怠らず行動し続けるタイプ。
他人にコントロールされるのを嫌うために、周囲と歩調を合わせるのが苦手。
情が厚く困っている人を見ると放って置けない。おせっかいになることも。

「52乙卯」
伸びやかに成長する春の草花の景色
・乙の特徴から
興味関心の幅が広い。
様々な方向から調べたり考えたりする。(取り越し苦労が多い)
情け深い
・卯の特徴から
周囲の状況に応じて臨機応変に軌道修正をしながら進むタイプ。
様々な事に興味関心を抱く。
気持ちが変わりやすく飽きっぽい。
抑制され過ぎると突然怒りが吹き出す。
・総合的に解釈すると
おおらかで明るいタイプ。周囲を巻き込み大きな流れを作る。
自己主張は強くないが最後には自分の意見を通している。
現実的に判断をする。
喧嘩はしないが人の言いなりにはならない。

「57庚申」
固く尖った刀の景色
・庚の特徴から
白黒はっきりしていないとイライラする。
行動力がある。
好き嫌いがはっきりしていて、言動や態度にも出る。
・申の特徴から
知恵を働かせ冷静に判断をする。
行動の原動力は、物事の本質を極めたい欲求からくる。(こだわりが強い)
・総合的に解釈すると
周囲の意見に流される事なく自分の信念を貫くタイプ。
そのため、円滑な対人関係を築くのが苦手な人が多い。
好き嫌いがはっきりしている。お世辞が言えない。(言いたくない)
責任感が強く、どんな困難にも自らの力で克服しようと努力する。

「58辛酉」
輝く宝石が人々の心を魅了する景色
・辛の特徴から
繊細な心の持ち主
勘が鋭い
こだわりがあり、それを曲げることはしない。(ただし争いたくはない)
・酉の特徴から
感受性がとても豊か。自分の感性を大切にする。
ユニークなアイデアを生み出す。
物事にじっくりと向き合い深く理解しようとする。
・総合的に解釈すると
心の中で感情が波立っていても外に出さないため、他人からはクールな人と思われる。
得意分野または好きな分野においては強いこだわりがある。
興味関心のないことについては、全く心が動かない。

「建禄」を日柱に持つ人は、芯がとても強くて、いわゆる「肝がすわっている」タイプの人が多いです。
十干と十二支が、同じ五行から成り立っているから、「天」と「地」に「一本筋が通っている景色」だからだと感じます。
決して派手ではなく、自らも人の上に立ってやろうと野心溢れるタイプではないんですが、でも、気が付いたら皆んなから頼りにされたり、人をまとめて責任のある立場に立たされたり。
ご本人は「私はそんな器ではないんだけど・・・」と言われますが、

いえいえ、そんな「器」ですよ!