「秋」には「秋」の「土」には「土」の過ごし方で:「土」の特徴と調整方法
8月7日から、「戊」が巡り始めました。
そして、9月には「己」が巡ります。
「戊」と「己」は、ともに「土気」
「土気」は、五つの気の中で、「中心・土台」といった意味を持つ気です。
安定感があり、物事の軸となります。
また、「消化吸収・栄養を確保」の意味もあります。
このことから考えてみると、「土」が不足すると、不安定となってしまい、物事が定着しづらくなると言えますね。
また、多くなりすぎると、物事の動きを止めようと働くために、スピード感が低下したり、思い悩み進めない状態となります。
東洋医学においても、「土」が滞ると、胃腸症状の不調が出やすくなると考えられています。口から摂取した「食べ物」がうまく消化吸収できなくなり、腹部が張ったり、下痢、便秘などの症状が出ると言われています。
暑い時期「火」を乗り越えて、そろそろ「胃腸」に不安を感じている方もおられるかもしれませんね。
ぜひ、消化の良い食べ物を食べて、残暑を元気にお過ごしください。
これからの2ヶ月は「土」を意識すると、運気を上手に利用できることになります。
その前に、 土気の不調で起こる現象を知っておくと良いですね。
・物事が停滞する。
・思考が停滞するために、必要以上に考えすぎて先に進めなくなる。
・必要な情報を取りこむ意欲が低下する。やる気がなくなる。
・新しいことに挑戦するよりも、現状を守ろうとする。
・頑固になる。くよくよ悩む。思考が堂々巡りになる。
・「伝統」や「歴史」にとらわれすぎてしまう。
ポイントとすると、「動きが停滞する」こと。
土は、そこにずっとあるものの象徴です。なので、当然の事ながら、自分からは動きません。
それは、「安定」とか「守る」ことでもあります。
特に、現状が上手くいっていると感じる場合には、それを変えたくない気持ちが働くために、土が頑なに頑丈になっていきます。
よって、新しいものを受け止めたくないために、思考停止したり、必要な情報を取り入れることを拒もうとします。
また、地面が乾燥すると、土がカラカラに固まってしまいます。その状態が進んでいくと、土が脆くなってポロポロに崩れてしまいます。
これを防ぐためには、土を耕して、ふんわりと空気を混ぜ込む。そして、適度な水分を含ませます。
空気は「風」すなわち「木」の気
水分は「水」すなわち「水」の気
「木」の「向上心」と、「水」の「智慧」を活用すると、最高の「土」となります。
今年一年の運気である「壬寅」は、この二つを持っている組み合わせなんです。
最高の「土」を作る手助けをしてくれるはず。
それでは、「土」の具体的な活用方法を書いていきますね。
- 色に関して
黄色 茶色 (オレンジ)
- 香りに関して
マジョラム ペパーミント レモン カルダモン クローブ パチュリ
コリアンダー フェンネル フランキンセンス ベチバー
- パワーストーンに関して
スモーキークウォーツ シトリン ルチルクウォーツ ラブラドライト
ジャスパー タイガーアイ
- 体に関して
胃腸を休める(消化のいい食物をとる・プチ断食)
腹部を温める
口腔ケアをする
- 食に関して
栄養バランスのとれた食事をとる
根菜類を食べる(いも類・ごぼう)
和食中心の食生活を送る(米・玄米・雑穀)
温かい汁物をとる
- 行動に関して
コツコツと一つのことに取り組む
歴史に触れる
古典を読む
筋肉トレーニングをする
陶芸をする
和食器(土のもの)を使う
ガーデニング・園芸を楽しむ(土に触れる)
山登り・ハイキング(自然に触れる)
- 思考に関して
初心に立ち返ってみる
一日の終わりに今日あった事を振り返る(日記をつける・記録を残す)
親孝行をする。
目上の人を大切にする。
湿度が高い日が続いていますね。
本来でしたら、「秋」は乾燥の気を巡らせるので、乾燥対策も気をつけたいんですが
ネバネバ食材は「湿」をためるので、むくみが気になる人や、冷え性の人は、あまり過度に撮らない方が良いと思いますよ。
「外」と「内」を整えて
「土」の2ヶ月を、健やかに過ごしましょうね。