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五行バランスの偏りについて:偏りの特徴と調整方法

生年月日と生まれた時刻から、「命式」を作ります。

そして、作った「命式」の解釈をしていくのですが、何を観ていくのかというと「五行バランス」です。

 

東洋の占いは、いわゆる「気」は五つに分類できると考えます。

「命式」も、五つの気で構成されています。

それぞれ五つの気が「多い」のか「少ない」のか、または「無い」のかを計算すると、全体の「景色」が見えてきます。

 

 

「多い」五行は、その特徴がすんなりと出ます。

なので、「命式」の特徴で、行動や思考に現れます。

「少ない」五行は、その特徴が他の五行に抑えられるために、出にくくなります。

なので、意識して出そうとしないと出ません。

「無い」五行は、その特徴がないために、出ません。

ただし、巡ってくる運気や一緒に過ごす人など「環境」からもらうことができます。

そして、「一時的」にではありますが特徴として出現します。

「大運」に巡る時期も同様です。

「大運」の場合は「10年間」は「得意分野」または「役割」として現れてきます。

 

 

それでは、具体的に。

「バランス」の解釈について書いてみますね。

 

 

1)一番多い「五行」からみた特徴

『木』の場合

真っ直ぐな人。曲がれない人。

上を目指す人。 好奇心が抑えられない人。

無理やり方向転換をさせられると、無理やりでも自分の方向に戻そうと頑張る。

 

『火』の場合

愛情深い人。心が温かい人。

熱く語る人。周囲を巻き込んで流れを起こす人。

無理やり押さえつけられると、突然火山が噴火するように怒りが爆発する。

 

『土』の場合

真面目な人。コツコツ努力する人。

地味だけど、実は、すごい人。一目置かれる存在。

急な予定変更や、ドタキャンされると混乱する。

 

『金』の場合

ぶれない意見を持った人。それをしっかりと主張していく。

個性的でキラキラしている。

違う意見をぶつけられても、バッサリと切り捨てる。

 

『水』の場合

考える人。思考を巡らせて本質を探していく。

置かれた場所で最適解を探っていく。

考えすぎると、自分でも何を目指していたのか迷子になってしまう。

 

 

 

 

2)陰陽の偏りからくる特徴

 

「命式」を構成している干支において、陰陽のどちらが多いかで判断をします。

 

『陽』が多い場合

最初に動く。それから調整していく。

突破していく勢いがある。

せっかちで、待つのが苦手。

沈黙になると落ち着かない。

集中力がある。

過ぎたことは忘れる。

話し合いをするが、実は「論破」している。

 

『陰』が多い場合

情報収集力がすごい。様々な意見を取り入れる。

博学。

興味対象の幅が広い。

柔軟に対応する。

まずは現状維持したい。

複数のことを同時進行でこなす。

思い出が大事。

喧嘩は嫌い。できればしたくない。なので許してあげる、我慢する。

 

 

 

3)十干・十二支の五行の偏り

 

『十干』だけ五行が偏っている場合

行動にむらがある。

やりたいことがはっきりしている。

嫌なことは断る。

断る以前に、顔に出ているから周囲にバレバレ。

忙しい方が調子が良い。

 

『十二支』だけ五行が偏っている場合

感情にむらがある。

感受性が個性的。

ユニークな発想をする。

テンションが上がったら怖いものがなくなる。

テンションが下がったら思考停止する。

人に振り回されない。自分軸がある。

「場所」によっては「浮いた」存在になってしまう。

 

 

 

以上の3つの視点から、全体像を観ていきます。

 

すごく偏っている場合には、その特徴が出やすくなり、逆にバランスが整っている場合には、特徴として出ないので、「そつなくこなす人」となります。

それは、変えようのない大事な個性です。

ただし、上手くいかないときには、その個性が悪い方向に発揮されています。

そのような場合は、個性を活かす方向に向けるために、「行動」「思考」の向きを変えます。そうすると、五行バランスを刺激して、流れに「さざ波」が起こり、徐々に大きなうねりへと勢いを増していきます。

 

実際に、どのようにして「さざ波」を起こすかは、その人の「命式」や立場や環境、目指したい方向によって異なりますが、、、、、

 

五行そのものが偏ることで上手くいかない場合は、多すぎる気を抑える五行(相剋)を利用します。

例えば、「木」には「金」を。「火」には「水」を。

 

十干が偏っている場合は、先ほどと同様に、抑えてくる五行(相剋)を利用します。

十二支が偏っている場合は、異なります。

十二支は、「感情的」な場所なので、吐き出して楽にしてあげます。(漏星)

例えると、

やり過ぎの行動には「休み」を(十干)

気持ちがいっぱいになったら「リフレッシュ」を(十二支)

こんな感じですね。

 

 

陰陽の偏りについては、基本的には「変えられない特徴」だと思います。

なので、まずは、自分でしっかりと「自覚」すること。

そして、使いこなしていくしかないですね。

「陽」の人は、どんな時にもエネルギッシュにガツガツと。ただし、それを披露する「場所」を考える。

「陰」の人は、「不戦勝」狙いで、根回しを!

一番おすすめなのは、「陰陽」でパートナーシップを充実させること。

これは最強です。

お互い「苦手」を補い、「得意」を活かせる関係ですね。

 

 

偏りは、うねりを起こす「原動力」なんです。

だから大事しにて、使いこなしましょう!