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10月はきっぱりと「決断」できます:四柱推命簡単講座「木の気」:「気」を意識することは「運気」を調整すること

道を歩いていると、金木犀の香りがふんわりと漂ってきました。

 

どこに咲いているんだろう

 

と、周囲を見渡してみても、見つけることができずに、でも、甘くて華やかな香りは、「確かにここに咲いているよ」と、しっかり主張していました。

 

きっと、どこかのお家の庭先で咲き誇っているのでしょうが、塀の中までは見通すことができず、香りだけ楽しみました。

 

 

金木犀の花は、一つ一つがとても小さくて繊細です。小さな花からは、とても想像できないほどの、個性のある香りを放ちます。

 

そして、その個性的な香りは、脳にしっかりと染み渡ります。

なので、この香りが漂う季節に起きた出来事と、結びついて記憶されることが多く、「金木犀の香りの頃」の甘く切ない思い出は、どんな人でも、たいてい一つや二つあるようです。

 

 

今日で9月も終わります。

いよいよ、秋本番。

 

最近では、季節の移り変わりが、極端で曖昧なので、移ろう時期のまったりとした感覚はあまり感じることができなくなっています。

巡ってくる季節を感じるには、あまりにも季節が極端で、曖昧になってしまっているような気がします。

 

 

金木犀の香りは、そんな変わり目を「今ですよ!」と伝えてくれているようで、だから、個性的な香りを、「これでもか」と力いっぱい放ってくれているのかもしれません。

 

 

 

10月は、暦は「甲(きのえ)」が巡ります。

甲は「木・陽」

 

細かく厳密に言えば、10月8日23時(日本標準時間)から、「甲」の気が巡り始めます。

 

「甲」は、大きな木が、真っ直ぐに、天高く伸びていくイメージです。

成長する命の気を宿していて、のびのびと、健やかに、力強く、上に登っていく感じです。

 

 

全ては「気」の渦の中にあり、巡る気は、その気が集まってきて、そして、人の周囲にも集まってきて、たくさんのエネルギーを注ぎ込んできます。

 

 

なので、この秋は、何か始めたくなるかもしれません。また、何かが始まるかもしれません。もしかしたら、始めざるおえない事が起こるかもしれません。

 

たとえ、どんな感じであったとしても、それは、これからの成長のために必要なスタートになるはずです。

 

 

 

東洋医学では、「木」の気は、「肝」と「胆」を支配していると考えられています。

 

「肝」は表

「胆」は裏

 

「肝」と「胆」が表裏一体となって、「木」の気がスムーズに滞りなく、ぐるぐると巡っていくのを助けてくれます。

 

 

「肝・胆」が、素晴らしいチームとして活躍すると、人は「決断力」が強くたくましくなると言われます。

逆に、胆が衰えると行動力が鈍り、肝の思考計画も実行不能となる(肝胆相照らす)と考えられています。

 

 

自信を持って始めるには、この肝胆チームを意識してみると、迷いなく決断でき、自信を持って一歩が踏み出せると思います。

 

 

 

肝胆チームのどちらか、または両方が疲れてしまった時は

物事についていけない気持ちになったり、思考が四方八方に広がっていき収集できなくなります。

 

また、肝胆チームが強くなり過ぎて暴走気味になると

イライラしてきて、周りが許せないことだらけで溢れかえります。

頭に血がのぼる感じです。

 

 

疲れてしまった時にオススメの方法は

やはり「気」を補うことです。

・ガーデニングを楽しむ

・ゆっくりとお散歩をする

・新規オープンのお店に行ってみる  など

 

暴走気味の時にオススメの方法は

「淀み」を流してあげることです。

・目のケアをする(市販の温かいアイマスクなど)

・柑橘系の香りを楽しむ

・香味野菜をいつものメニューに加えてみる  など

 

自分の「体調・感覚」に合わせて、試してみてくださいね。

 

 

伸びやかな10月をお過ごしください。