距離をいかに伸ばすか:私が思う「成功者」の思考パターン
経営者は、いつも動いています。
仕事の時ももちろんですが、プライベートでもよく動いています。
例えば飲み会でも、一次会で食事が終わった後、すぐに場所を変えて飲み、それから1時間もしないうちに、「次は、新しくオープンしたお店に挨拶に行ってこよう。」と、即座にお店に電話を入れ、次に移動。挨拶が終わって少ししたら、「ゆっくり話そう」とまたまた場所を移動します。
場所を移動するたびに、そこの店主と情報交換をしたり、行った先のお店でたまたま知り合いに出くわし、そこでまた縁をつなげる話を取り付けたりと、アンテナの張り巡らし方にはいつも感心してしまいます。
お店を移動する時は、先に人数を伝え「今から大丈夫ですか?」とアポイントメントをします。
もしも、席が取れなかったら、直ぐに違うお店に電話を入れて、席を確保してから、次のお店に移動します。
とにかく無駄がないのです。
せっかちというか、待てないというか。
時間を無駄にしたくない心理が常に働いているのだと思います。
物理学が得意な知り合いと(私は苦手ですが)、力の公式について、ちょと面白い話で盛り上がりました。
物理学とは、起きている現象を、数式に表して法則を見出す学問です。
「運」も自然現象の中で見えないけれど起きている現象だと思うので、きっと「運」を効率よく上げるた為の公式があるんじゃないかと思うのです。
もしかしたら、もうすでに誰か発見して、こっそり使っているかもしれません。
「仕事量=力×距離」
物理学的には、仕事量は、物体に加わった力と、加わったことによって移動した距離です。
仕事量を、「成果が出た仕事」として考えてみました。
距離は動くこととして捉えると、例えば「心が動いた」「モチベーションが上がった」「とりあえずやってみた」それらも全て動くことになります。
本人の力(能力)も大切ですが、大きい結果を出すためには、やはり”動いてなんぼ”ではないかと思います。
ただし、無駄な動き、例えば「やる気がない」「モチベーションが下がった」「結局やらなかった」に関しては、マイナスの距離。
なので、プラスの場合の仕事量から、マイナスの場合の仕事量を差し引くと、実際にできた「仕事量」になります。
「仕事量」を上げるには、「力」または「距離」を上げるとできます。
「力」を上げる方法は、できることは限られているので難しい。たとえ筋トレを一生懸命やったとしても、抱えることのできる荷物の重さは劇的には増えません。
それでは「距離」を増やすにはどうすれば良いのか。
実はとても簡単なことだと思っています。
何故ならば、「心が動く」ことも「距離」を上げることになるからです。
「熱い思い」で動く1メートルと、「いやいや動く」1メートルは、全く違う「距離」になります。
「思い」のない「距離」は物質の移動にしか過ぎない。
「仕事量」を「運気」として置き換えたら
「運気」=「力(自分の特性)」×「距離(心の動き)」
こんな感じではないかと思います。
「時は金なり」と言いますが
「思いも金なり」です。
「時」と「思い」を大切にする人
そんな人が「成功者」なのだと思います。