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<今週のアロマブレンド>フランキンセンス・クローブ・オレンジ:星に導かれてやってきた「香り」は「始まり」を祝福してくれます

<今週のアロマブレンド>

・フランキンセンス  1

・クローブ   1

・オレンジ  2

 

甘く重たいフランキンセンスとクローブの香りと、それをさっぱりと流してくれるオレンジの組み合わせです。

イメージは、「クリスマスが待ち遠しい」

そんな気持ちにさせてくれる香りです。

 

 

なぜ「クリスマス」なのかと言うと、この3つの香りは、「クリスマス」に関係しているからなんですよ。

 

 

まずは、「フランキンセンス」

甘い香りは、ちょっとお花の香りに感じるかもしれません。でも、お花ではありません。カンラン科の樹木の樹皮を傷つけて、そこから滲み出た樹液から、樹脂を採取します。その樹脂を、水蒸気蒸留法で、香り成分を集めてできるのが、「フランキンセンス」の精油です。

 

歴史はとても、とても古いです。

何と、「旧約聖書」にも登場するんですよ。

キリストが誕生した時、「東方の三賢人(東方の三博士)」が、誕生のお祝いに持っていったとされるものの中に、この「フランキンセンス」(乳香)が入っていると記述されています。

この「三賢人」は、「星に導かれて」東の方からやってきたそうで、実際に何人なのか、そして、誰なのか、など、全て「謎」に包まれています。

 

「三賢人」が持ってきたものは、「ミルラ(没薬)」「黄金」そして、「フランキンセンス(乳香)」です。

「ミルラ」も、アロマテラピーで用いられる「精油」として、今では、購入することが出来ますよ。

 

 

「フランキンセンス」は、「捧げられた香り」であり、時代が大きく変わりゆく、その日に、選ばれた「香り」です。

 

また、中医学では、「フランキンセンス」ではなく「乳香」とよび、血流を改善してくれて、痛みを和らげてくれる「生薬」として使用されています。

「瞑想」にも、よく使用される香りです。

 

とても深い部分まで、荘厳な香りが届いて、心を鎮めてくれる、でも、とても力強い感情も、同時に湧いて来るような、そんな、とても「深い」香りです。

 

 

本当に本当に、気が遠くなる昔から、ずっと人々に愛されて、大切に守り引き継がれた「香り」

それが「フランキンセンス」です。

 

 

 

「クローブ」は、ホットワインのスパイスの一つとしても、良く使われる「香り」です。

身体の芯から温めてくれる効果があると言われているように、寒い日に、無性に触れたくなる香りです。

 

また、生のオレンジの皮に、クローブをたくさん挿して、そのまま「クリスマス」の飾りとしても使われます。(ポマンダーと言います)

 

クローブのお陰で、オレンジは、傷んでしまわずに、そのまま良い感じに乾燥していきます。

そして、乾燥したものに、クリスマスのリボンを巻いて、クリスマスの「アレンジ」を楽しむのです。

 

 

今年のクリスマスは、いつもと違う過ごし方になってしまうかもしれませんが

それでも、やっぱりクリスマスは、楽しみですね。

 

 

今週の香りは、待ち遠しい気持ちを、もっと待ち遠しくしてくれるような

そんなブレンドにしてみました。

 

 

その昔、「黄金」と肩を並べていた「フランキンセンス」ですが

今は、専門店やネットでも、簡単に購入することができます。

 

「フランキンセンス」は、10mlで2600円くらいです。

もちろん、ブランドや取り扱う会社によっても違いはありますが、大体3000円位だと思います。

 

 

「フランキンセンス」だけでなく、「香り」は、とても貴重品として、昔は扱われていました。

気軽に購入できるのは、採集技術や保存技術の進歩が、格段に発達したお陰ですね。

もしかしたら、今の方が、「純度」は高いかもしれませんね。

 

 

「昔」と「今」を比べながら、「嗅覚」で感じてみましょう。

 

「香り」は、「五感」の中で、唯一、ダイレクトに「脳」に伝わっていきます。

鼻から入った「香り」は、「嗅神経」から、「大脳辺縁系」に届けられ、「大脳皮質・嗅覚野」で「におい」として認識されます。

「大脳辺縁系」は、「脳」の中でも「古株」です。

つまり、「もっともヒトらしい、ヒトとしての感覚」を認知します。つまり「本能」とも言えます。

 

 

だから、「香り」を感じると、なぜ、人が、大変な苦労をしてまでも「香り」を守り、そして、「今」に残してくれたのか。

その「思い」に触れて、「今」、何を守っていきたいのか、なぜ守っていきたいのか、それから、それをどうしたら、伝えて残していけるのか。

 

 

心の中に、ふっと穏やかな「灯火」が灯っていることに気が付くかもしれませんね。

その「灯火」を、大切に守りましょう。

 

 

 

今日の空は、とても澄み切っていて、明るい満月がとても綺麗に見えますね。

写真で、天体を撮るのは、とても難しくて、やっぱり今回もダメダメ・・・でしたが、SNSなどで、皆様の満月画像を楽しませていただいて満喫しています。

もちろん、「肉眼」でも、しっかりと眺めました。

 

とても綺麗な「月」は、ちょっと「うずらの卵」に似ているなあ・・・と思ってみたりもしてますが、その輝きは、全て「太陽」のお陰何ですね。

 

「月」は「感情」

「太陽」は「行動」

 

やはり「月・感情」が輝くためには、「太陽・行動」が、セットになっていなくては、綺麗に輝けないんだなと、改めて、「思いの詰まった行動」をしていきたいなと思うのです。

 

 

 

これから「月」と「太陽」は、どんどん距離を縮めていき、お互いに引き寄せ合います。

不要な「感情」を削ぎ落とし、「行動」に移していく。

あれもこれもは、身体は一つしかないからできない。

シンプルに、自分の気持ちに向き合っていきたいですね。

 

 

 

暦では、12月6日まで「丁亥」です。

 

「丁」は「火・陰」

「亥」は、「水の気(壬)」と「木の気(甲)」を宿しています。

 

「丁」は、ろうそくの炎のように、ゆらゆらと揺れる「火」です。

「水」の上に浮かんでいる「火」は、とても不安定な気がしますが、でも、決して消えることはありません。それは、「水」の中に「木」がいてくれるから。

「火」が消えそうになったら、「木」が助けてくれるのです。

 

 

そして、次に「戊子」が巡ります。

「戊」は「土」です。

少しずつ、「固まって」くる「気」が巡ってきます。

その前に、しっかりと、「灯火」を燃やし続けたいですね。

 

 

12月・ハッピープレゼント企は、お陰様で「満席」となりました。

お申し込み、お問い合わせなど、本当にありがとうございました。

今回プレゼントさせていただく「事始玉(ことだま)」は、手の平の中で、まるで「小さな灯火」のように、優しく温めてくれますよ!

どうぞ、楽しみにされてくださいね。

それから、「丁亥」のイメージにピッタリだなあと、ブログを書きながら思いました!

 

 

今後も、楽しい「ハッピー企画」をやっていきたいと思っています。

 

 

こんなにも夜空が澄み切っているから、明日は、キリッと寒い朝になりそうですね。

ぜひ、暖かくして、「双子座・満月」をお楽しみくださいね。