熱い情熱の炎には、時々「風」当ててあげないとある日突然「爆発」してしまうかも:「火」と「金」と「水」の気のバランスを意識するとアイデアが湧き上がります
例えどんなお天気であったとしても、朝、サロンに着くと、まず、ハンドソープで手を洗い、それから、窓を開けて換気をするようになりました。
きっかけは、もちろん「コロナ感染予防」のため。
お越しいただく方の安全のために、そして、私の安全のために。
鑑定も講義も、基本的にはマンツーマンで対応をしているので、お客様が帰られた後も、「手洗い」と「換気」をしています。
もしも、世の中が「アフター・コロナ」になったとしても、きっと、この「習慣」は続けていくと思っています。
それは、なぜかと言うと、手を洗い、換気をする事で、「リセットする」心地良さをひしひしと体感しているから。
朝から、ちょっと気持ちが重たいなと思っていても、手を洗うと身体がさっぱりし気持ちになれて、換気をすると、気持ちまでさっぱりします。
「手」は、「外の世界」と「自分」との、「連結器」です。
「指」がアンテナ
「手のひら」が気の貯蔵庫
そして、「手相」は、アンテナから取り込んだ「気」と、自分から放出する「気」が流れる「道路」です。
手を流水で洗うのは、「気の交流の場」の「浄化」にもなるのです。
また、部屋の空気は、その部屋の「気」でもあるので、窓も開けず、光も差し込まず、じっと動かずに淀んでしまうと、部屋の「気」が淀み、運気も動かなくなっていきます。
その動かなくなった「空気」を吸い込むと、肺には動かない「空気」を取り込むことしかできなくなってしまい、活き活きとした「血」の元になってくれる「酸素」も淀んでいる事になってしまいます。
どんなに、今が「良い状態」であったとしても、「旬」を過ぎてしまったら、淀んで勢いがなくなります。
「浄化」して「旬」を取り込む
これは、運気を巡らせていく、とても良い方法です。
「コロナ禍」で、皆んな、手を洗ったり、換気に気をつけているので、きっとこれから、運気の巡りがどんどん良くなっていくに違いない!
だから、今まで、「なかった事」「見なかった事」として、陰に奥にと押し込めていたものが、どんどん「噴出」しています。
それぞれの問題に、真摯に向き合っていきたい。
「浄化」と「換気」をする事によって、流れ去っていくものは、しっかりと「水」に流し、情熱の「血」を活性化するために、フレッシュな「酸素」をいっぱいに取り込みたいですね。
熱い情熱の思いは、「火」の気です。
「火」の気は、揺らぎやすいし、周囲の影響を受けやすい。
風が強すぎると、思いもよらない方向に、その火が飛び移ってしまいます。
また、着火剤となるものがないと、炎が萎んでしまう。
燃える「火」の気は、「陰」の気です。
「陰」は受容する気。
「火」にとって、必要なものを受け取り、そして、助けてもらって、適度な風があってこそ、炎は大きく明るく、周囲を照らして温めてくれます。
もしも、ずっと、「炎」を、自分の奥底に閉じ込めてしまっていたら
「炎」は、密閉状態の中、「酸素」がなくなり、萎んでいきます。
だから、見た目には、とても小さな「炎」です。勢いも感じられない。
ただし、そこに「炎」は、確かに存在しています。
もしも、急に、密閉したところに、風が吹いたら・・・
突然、「炎」は、爆発したように、熱く大きく燃え盛ります。
これは、「バックドラフト」のような景色です。
「バックグラフト」とは、密閉された、逃げ場を失った状態の部屋の中の不完全燃焼を起こしていた火が、突然、扉が開く事で、一酸化炭素が酸素を引き込み、爆発的な炎となってしまう現象のことです。
熱い爆風は、あたり一面に広がってしまい、燃えてはいけないものまでも、焼き尽くすほど、強くなり過ぎて炎上します。
ところ構わず、熱い炎が、周囲を埋め尽くしてしまいます。
映画「バックドラフト」でも、この現象の恐ろしさと、それでも果敢に火と向き合っていく消防士の描かれています。
「陰」は極まると、突然にくるっと「陽」に変化します。
皆んなが、換気をして、風を起こしたから
今まで、ずっと、時代を越えて、気が遠くなるほどの長い年月、理不尽な形で、密閉した空間に閉じ込めていた「炎」が、爆発的に大きくなったのかもしれません。
せっかく炎が、火の芽を出せたから、スクスクと育っていくといいですね。怒りで炎上する炎ではなく、熱い思いの情熱の炎を。
大きく「変革」を起こす時
爆発的な炎は、それを起こしてくれます。
ただし、日常的に「爆発・炎上」していたら、火の気が強くなり過ぎて、気のバランスが偏り過ぎてしまいます。
日常では、「風通し」を良くする事。
そうすることで、炎と上手に向き合っていけます。
「風通し」を良くするとは、具体的言うと、入ってきた風がスムーズに外に逃げていけること。
「出口」、または、「逃げ場」をいつも作っておくこと。
追い詰められたしまったとしても、潰れてしまう前に、その場から逃げてしまう。
また、人に対しても、あまりにも、きゅうきゅうにがんじがらめに縛り付けずに、「逃げ場」を作ってあげる。
些細な、何かの、小さなきっかけで、「爆発炎上」しないように。
見なかったことにする、または、見なかった事にしてあげることも大事だと思います。
感情だけで動くのは、「燃え盛る炎」の様です。
大きな「変革」とは、大きな「形」を仕切り直して作り替えることです。
だから、一気に壊してしまえば良いというわけではないのです。
ここで登場するのが、分断する「金」の気。
「金」は塊が、究極に固くなっていく様。
必要のないものまで、取り込む「余裕」はありません。
まずは、「ひとつ」パズルを持って
それから、「ふたつ」
次に「みっつ」
順番に組み合わせて、一つの「景色」を作り上げていきます。
燃え盛る「火」と、冷たい「金」が合わさると、「火」は「金」に溶かされて「水」を生み出します。
「水」は「叡智」を宿しています。
「叡智」とは、長い年月をかけて積み上げてきた人々の「智」
深い真理であり、それは物事の本質までも見抜いて生まれた知恵の結晶です。
もしも、気持ちが「炎上」してしまいそうな予感がしたら
一気に崩してしまう前に
まるで、パズルのピースを一つ一つ組み合わせていくように
自分の気持ちを、一つ一つ「分断」して、崩していくと良いですよ。
「水」の気が生まれて、きっと、びっくりするほど、いいアイデアが湧いてくるはずです。