土用期間の過ごし方は「土」の神様が教えてくれる:「間日」
「本来の呼吸に立ち返ろう」
昨日は、パーソナルトレーニングの日でした。
そこで、決めた今月の「課題」です。
特にすごく体の調子が不安定というわけではないのですが、何となくダラダラと、疲れが体を陣取っている・・・そんな日々が続いています。
まあ、体調は良い時も悪い時もあって、時には喉が痛くなったり、頭が痛くなったり、たまには熱も出るのが「普通」で、悪い体調を、自らの細胞を総動員して、良くなる様にすることで、いわゆる「免疫力」と世間一般で言われる様な「戦う細胞」と進化していきます。
ただ・・・今年は・・・風邪もひけない・・・風邪ひきたくない・・・
プレッシャーを感じています。
そうなると、体全体で、敵から身を守ろうと身構えて、前屈みの体制になってしまいます。そして、胸が圧迫され、横隔膜も身構えて固く動きづらくなり、段々と呼吸が浅くなっていきます。しかも、マスクをつけての呼吸は、障害物競争のように「過酷」です。
まずは「呼吸」から。
あれこれは、それから徐々に。
「呼吸」がきちんとできていれば、体を構成する細胞たちも、みんな元気になって、「戦う細胞」になる準備が整うのです。
吐いて吸っての繰り返しの「揺らぎ」が、美しいリズムを奏でる様に。
背中までいっぱいに、新鮮な空気を取り込む「呼吸」が自然にできる。
次のレッスンまで、毎日「リハビリ」に取り組みます!
「基本に立ち返る」
実は、今、最もおすすめの「行動計画」です。
それはなぜかというと、「土用期間」に入っているからです。
季節の気は、一気に次の気に変わるのではなくて、いったん「土」の気に立ち戻ってから、調整をしてから、次の気へと移動しています。
今は、「秋の土用」で、11月6日までで、それから、冬の気(水)へと移動します。
この期間は、「土を動かしてはいけない」と、昔から言われていました。
陰陽道の土を司る神様の、土公神(どくしん・どこうしん)が、この時期には土の中にいらっしゃるので、神様に失礼のない様に土をそっとしておく事が良いと考えられていたからだそうです。
なので、新しい事を始めるとか、旅行はしてはしてはいけない、と言われていました。
それは、「土」から足を離す事になるからで、神様がせっかく「土」にいらっしゃり、「土」の気が旺盛となる時には、「土」に気の恵をもらう。「土」の気は、「中心」と固めてくれるから、「基本の基本」に立ち戻ると良いのです。
昔は、今ほど栄養状態や環境が整っていなかったから、非常に体力を使うことは避けておいた方が良いと言われていたので、現在では、この期間に旅行したからと言って、何か悪い事が起こるわけではありません。
なので、ぜひ、新しいことにも挑戦したり、旅行も楽しんでくださいね。
ただ、これほど「圧迫感」がひしめき合っている中で、みんな日々頑張っているので、「本来の呼吸」に立ち戻るのが、とても必要な事だと思うのです。
「背中まで」がポイントです。
肩甲骨周りが固くなっていると、これがなかなか難しいんです・・・。
「土」の神様が応援してくださっているから、きっと「凄い呼吸」ができる様になるはずです!
そんな土用期間ではありますが、神様だって休みたい!
かどうかは、定かではないですが、、、
土公神が天上にお出かけされて、土がお留守になる日があります。
それは、「間日」と言われていて、季節によって「間日」の日が異なります。
春の土用・・・巳午酉の日
夏の土用・・・卯辰申の日
秋の土用・・・未酉亥の日
冬の土用・・・寅卯巳の日
今回の「秋の土用」の日程は
10 月21日 (酉)
10月23日 (亥)
10 月31日 (未)
11月2日 (酉)
11月4日 (亥)
このようになっています。
季節の気の移り変わりも、土用の気の流れも、どちらも、キツキツに気がハマっているのではなく、間に「調整」の気が入っています。
気がスムーズに進んでいる時の「形」は、「揺らぎ」がある事だと言えるのです。
というよりも、「揺らぎ」があるから、その「形」が保てていると言った方が良いのかもしれません。
波は、寄せては引くを繰り返す
太陽は、登っては沈むを繰り返す
そして、呼吸は、吐いては吸うを繰り返す
美しい「揺らぎ」のリズムを刻みます。
そのどちらかが、非常に偏ってしまった時、「形」が崩れてしまう。
「失速」すると、収集できなくなって、気が「拡散」していきます。
「失速」しないためにも、「土」に立ち戻る。
気の流れは、それを見せてくれています。
自分の気の流れを、「進化」するために、常に「土」の気を意識しておくと良いと思います。
「土」の気は「中心」に宿ります。
身体では、脾臓・胃・口・唇
全て「食べる」に関連しています。
自分軸がぶれてしまうと、「食」がアンバランスになって、食欲がなくなったり、過剰に偏った食事になったりするのは、このためです。
「体は食べたものからできている」と言われているように、「食」は自分の「中心」に影響を与えてる大切な「行動」なんですね。
今日は、嫌なことばかり続いて・・・わたしばかり責められて・・・何で思い通りに何一つ行かないんだろう・・・・
そんな日は、お腹の中心にスーッと染み入るような、美味しいご飯を食べましょう。
良く噛んで、ゆっくりと、味わいましょう。
まずは「土」に立ち戻る。
そして両手の荷物を放り出す。
土の神様だって、土を放って置いて、お休みするんだから
土用期間は、「神様のマネっ子」ができる期間ですね。