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「奇跡」を起こす人とは:タロットカード私の解釈「皇帝」

何かを成し遂げるためには何かを捨てなければならない事もあります。

 

自分のエネルギーは有限なので、いかに効率良く、いかに集中して。

 

エネルギーの無駄遣いはもったいない。

 

 

 

高く険しく登る階段の前でに立つ狛犬の睨みつけるような目は

「登る覚悟はあるのか?後戻りはできないぞ!」

と、試されているよう。

 

 

 

迫力溢れる牙を剥く獅子。

邪気を飲み込み勝負に勝つ。

 

勝つためには、要らないものは要らない。

 

 

硬い石段でも、隙間はある。

 

隙間に、要領よく、うまく潜り込んで根を張り、生き生きと育つ葉っぱ。

 

 

 

 

皇帝のカード

父性の象徴であり、強い男性を示しています。

「統制」「安定」「権威」「責任感」と解釈もされています。

 

背景は、自分軸の「黄色」に情熱の「赤」

自分を貫くためには、揺らぐことのない、そして消えることのない、熱く燃え続ける情熱が必要であることを示しています。

 

背後に険しくそびえ立つ山々の色も、「黄色」と「赤」で彩られ

「自分を信じて情熱を持って登れば、登れない山はない」と教えてくれます。

そして、彼もそうやって、黙々と山を越えてきたのでしょう。

 

 

どっしりと腰を掛けている椅子は、無機質の「灰色」で情に流されず、冷静に、現実的に、誰にも揺さぶられることのない彼の信念を感じます。

 

右手に地球儀を、左手にエジプト十字を付けた笏(しゃく)をしっかりと持ち、そして、赤いローブに身を包み、彼はきっと「世界おも変えて行く」ほどの決意を胸に秘めているのでしょう。

 

左脚は、いつでも走り出せる準備をしているように、少し前に出ています。

敵が来たら、すぐにでも戦いに出て行けるよう、気持ちが前のめりになっていると解釈することもできますが

 

私は、そうではない気がするのです。

 

大きなプレッシャーと戦いながら、弱音を吐いてはいけないと、自分を律していても

「逃げ出したい…」

「今すぐにでも逃げてしまいたい…」

ふと過ぎる弱気な気持ち。

彼の左脚は、逃げ出したい気持ちと、逃げてはいけない責任感との狭間で、必死に戦っているような気がします。

 

そんな彼の弱い部分を感じると

たまらなく愛しくなって

全力でサポートしたいと

心から思うのです。

 

 

一生懸命な人は愛される。

 

 

 

命懸けで「愛」を産み出す覚悟を決めた人には

その命を全力で守ってくれる全ての「愛」が味方をしてくれます。

 

だから「奇跡」は起きて当然だと思うのです。