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「かぼちゃ」とともに過ごした4日間:秋の養生「かぼちゃの蒸しパン」を召し上がれ

秋から冬に向けて、お肌のお手入れもそろそろ「冬支度」を始めたい。

やなぎだ化粧品店では、その「冬支度」をテーマに、お肌だけでなく、身体のケアも提案されています。

 

「体は食べたものからできている」と言われるように、「食」も「綺麗」になるためには、欠かせない。

 

という事で

10月21日から24日までの4日間、「食」の視点から、この時期に食したい「かぼちゃ」を使った「蒸しパン」を、お店にお越しいただいたお客様に、召し上がっていただきました。

 

 

私は、レシピ作りと蒸しパン作りの担当をしました。

 

 

秋の養生 『お腹とお肌が喜ぶパンプキン蒸しパン』

 

<材料>

・卵           L玉 1コ

・砂糖          大さじ 7〜5

・ヨーグルト       大さじ 1

・サラダ油        大さじ 1

・薄力粉         100グラム

・ベーキングパウダー   小さじ1

・かぼちゃ        8分の1個

 

<準備>

・卵を冷蔵庫から出しておく

・薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく

・かぼちゃを、5ミリ角に切っておく

 

<作り方>

1)ボールに卵を割り入れ、砂糖を加える。

2)①をハンドミキサーで混ぜ合わせる。(10分くらい)

3)②がふわふわに泡立ったら、ミキサーを「弱」にして1分間静かに混ぜる。

4)③にヨーグルト(無糖タイプです)を加えて混ぜる。

5)④にサラダ油を少量ずつ入れて混ぜる。

6)⑤にふるっておいた粉類を入れて混ぜる。

7)⑥をアルミカップに入れて、切っておいたかぼちゃをトッピングする。

8)⑦を蒸し器で10分間蒸す。

 

 

 

卵とお砂糖をグルグルしていることろです。

お砂糖はてんさい糖を使っているので、ちょっと茶色っぽい色です。

もちろん白砂糖でも大丈夫です。

 

ひたすらひたすら混ぜていく・・・根気のいる作業ですね。

 

 

ふわふわに泡立ったら、ハンドミキサーの強さを「1」(又は弱)にして、静かにゆっくりと、ふわふわ卵を落ち着かせてあげます。

時間は、「1分」

この行程は、泡を均一に綺麗に整えるために行います。スポンジ生地でも行うとても大事な行程なので、めんどうだと言わずに、ぜひ、静かにゆっくりグルグルとしてくださいね。

 

1分以上はしない事。

泡が消えてしまうので。

 

 

生地が驚くほど滑らかになるんです。

 

 

材料を全部混ぜて、かぼちゃをトッピングして

蒸し器にGO!

 

 

優しく火が入るごとに、甘い香りが強くなって、キッチンいっぱいに広がっていきます。

お菓子つくりで、一番「萌える」時間かもしれませんね。

 

 

 

完成〜♡

 

こちらは、生地にマッシュしたかぼちゃを加えています。

なので、パン生地の色が「かぼちゃ色」です。

 

 

 

こちらは、「定番」

 

「秋」は乾燥の季節です。お肌だけでなく大腸も乾燥しやすくなります。

また、「冬」に向けてしっかりと「気」を補っていきたい時期です。

腸内環境を整えてくれるヨーグルトと、胃腸に優しく「気」を補ってくれるかぼちゃを使った蒸しパンです。砂糖の分量はお好みで加減してください。

 

 

もっと詳しいレシピは、やなぎだ化粧品店でもお渡ししています。

私にお問い合わせいただいても大丈夫です。 

 

 

4日間、実は「同じ」蒸しパンはただの一つもなかったんです。

それは、いつも「実験」してたから。

 

例えば、お砂糖だけでなく蜂蜜を加えてみたり、ジンジャーシロップや、刻んだジンジャーも入れてみたり、生のジンジャーや蒸したジンジャーで食感を比べてみたり、それから、アルミカップではなく、お鍋いっぱいの大きな蒸しパンにしてみたり、まだまだ他にも多数。

思いつく限り、いろいろやってみました。

 

今回ご紹介したレシピは、その中で、最も「定番」です。

どうぞご安心くださいね。笑

ぜひ、アレンジもお楽しみくださいね。

 

 

 

同じ材料を使っても、お菓子はいつも「一期一会」です。

それは、ちょっとした「加減」で、出来栄えが大きく変わってしまうからです。

卵の泡立てが足りなかったり、小麦粉の混ぜ方が荒かったり、鍋にいれる時の隙間の具合の違いだったり、ちょっとした「加減」が全て結果に跳ね返ってきます。

 

プロの職人さんのすごいところは、いつも同じ結果を出せるように、ちょっとした「加減」を予想して、自らの感覚と経験で変えている事。

 

 

「おうちスイーツ」は、そういう訳にはいきませんが・・・・

でも、材料を吟味して、目の前の一つ一つの行程を、丁寧に、そして、「美味しくできますように」と心を込めてやると、膨らみが悪くても、形が歪んでいても、それはそれで楽しいですね。

そして、「何でだろう」と考えて、「今度はこうしてみよう」と挑戦して、前回よりも美味しくできた時の達成感は、最高に嬉しい。

 

 

出来上がってみなければわからない緊張感があるから

美味しくできた時の達成感が、たまらなく嬉しいんでしょうね。

 

 

 

数々の「試作品」(失敗作も含め汗)にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

本当に、お客様は神様です!!!