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「日干支」別の「丙」の気との向き合い方:「表」は「裏」に支えられているから「裏の気」も意識してみましょう

四柱推命の鑑定では、生まれた日に巡っていた「干支・十二支」を、その人の「軸」とします。

 

 

生まれた日の「干支」は、外に見せるその人の個性として

生まれた日の「十二支」は、内に持っているその人の個性として

それらを合わせた時に、二つがどのように共鳴し、一つの「景色」となるかが、まずは、一番大事な「軸」として解釈をしていくのです。

 

 

 

通常、「今年の運気」や、「今月の運気」を観る時には、生まれた日の「干支」と、巡っている「干支」との関係性を読み解きます。

自分の「干支」を基準とした場合、巡る「干支」が、果たして、外向きなのか、内向きなのか、圧力が強いのか、それとも弱いのか、その特徴を観るのです。

 

 

そして、「運気」については、大雑把に分類すると、五つしかありません。

なので、実は、とてもシンプルで、そこには「良し悪し」はないのです。

 

五つの分類は、以下になります。

・自分自身と同じ「気」が巡る

・自分自身から外向きで圧が弱い

・自分自身から外向きで圧が強い

・自分自身に対して内向きで圧が強い

・自分自身に対して内向きで圧が弱い

 

 

最初の自分自身と同じ「気」が巡る時、「比劫(ひごう)」が巡ると言います。

芽が出るように、自分が強くなった気分になります。また、物事が始まる時期とも言えます。なので、ちょっと弱気になったり、始まりのために、お金が出やすい時期でもあります。

 

次に、自分自身から外向きで圧が弱い「気」が巡る時、「食傷(しょくしょう)」が巡ると言います。「漏星」とも言います。

自分から漏れ出すように、気が外に出るので、圧は強くはありません。でも、気持ちが外に思わず出やすいのです。

枝葉がどんどん伸びていく。伸びすぎた枝葉は、切り落とす。ご縁が広がっていく時期です。

 

 

自分自身から外向きで、圧が強い「気」が巡る時、「財星」が巡ると言います。

外に向かって、勢いよく気が出るために、目標が定まっていないと「暴走」してしまいます。または、忙しいばかりで、地に足がつかずふらふらしてしまう。

この時期は、特に、仕事運を筆頭にして、全ての運を掴める時期なので、具体的な目標が必要です。

 

 

自分自身に対して内向きで、圧が強い時、「官殺(かんさつ)」が巡ると言います。

「殺」の字から想像すると、いかにも怖いイメージですが、そんなことはありません。

自分に向かって、様々な課題がやってきて、その課題をクリアするごとに、扉が一つ、また一つ開いていく、そんな感じになります。

自分一人では開かない扉も、内向きの気と一体化することで、大きく開けることができる。この時期は、転職、移動、引越し、などなど、大きい決断をしたくなる、または、させられる場合が増えます。

 

 

自分自身に対して内向きで、圧が弱い時、「印星(いんせい)」が巡ると言います。

自分の気を、まるで持ち上げてくれるかのように、背中を押してくれます。

この時期は、土台を固める「契約事」がおすすめです。周囲が認めてくれる時期だからです。また、勉強運も良いです。知識が自分を守る「武器」となるイメージです。

 

 

 

運気を解釈して、運気の流れにのるための行動をする場合、自分で、これから進む方向がしっかりと見えている時には、以上に記したように、「こうしたら良いですよ」とか「これがおすすめ」となるのですが、なかなか自分が進みたい方向を、はっきりと言える人はほとんどいません。

と言うよりも、案外と、自分ではっきりと言えば言うほどに、道が狭くなって行き、直球勝負になりすぎて、「揺らぎ」がなくなってしまいます。

 

「揺らぎ」とは、「まあ、良いか」「なんとかなるさ」と、許容範囲を広げてくれる頼もしい味方です。

 

「これ以外はない!」よりも、「大体こんな感じだったらオッケー!」の方が、運気の流れには上手くのれます。つまり、「運が良い」のです。

 

 

どんな運気が巡るのか、それももちろん大切ですが、「裏側」の運気も意識して、「表」と「裏」から、紐解いていく方が、揺らぎがあるので良いんですよ。

 

五つの巡る気の、「裏側」を観て解釈をした場合

 

・自分自身と同じ「気」が巡る場合

 自分自身から外向きで圧が強い気が裏側です。

 

・自分自身から外向きで圧が弱い

 自分に対して内向きで圧が強い気が裏側です。

 

・自分自身から外向きで圧が強い

 自分自身に対して内向きで圧が弱い気が裏側です。

 

・自分自身に対して内向きで圧が強い

 自分自身と同じ気が裏側です。

 

・自分自身に対して内向きで圧が弱い

 自分自身から外向きで圧が弱い気が裏側です。

 

 

 

いよいよ今日から「火・陽」の気が巡り始めました。

これから2ヶ月の間、「火」の気が巡ります。(11月は火・陰です)

 

 

日干支別の今月のおすすめ過ごし方を、裏側を意識して解釈してみましょう。

 

・日干支が「木」の人

 どんどん気持ちが溢れ出します。なので、自分なりの「規則」を設けましょう。

 悔しくても辛くても「規律」の壁は越えないように。

・日干支が「火」の人

 さあ、芽が出ますよ。綺麗な花を咲かせたいのか、美味しい実を実らせたいのか。

 ゴールに向かって伸びていきましょう。

・日干支が「土」の人

 周囲の応援をありがたく感じます。その応援に応えるには、何が必要なのかを

 もう一度考えてみましょう。

・日干支が「金」の人

 扉を次々に開けていくには、やはり自分がしっかりと地に足がついていなくてはいけ

 ない。「丹田」に力を込めて踏ん張って。

・日干支が「水」の人

 やりたい事は全部できる限りやりたい。そのためには、余計な事をやっている時間は

 ありません。必要なことを全力で。

 

 

参考にしてくださいね。

素敵な「丙戌」の月をお過ごしください。