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「占い」の勉強をしたら「壁」を越えて「実践」に進みましょう!:「壁」を乗り越える方法

「占い」の勉強をしても、いざ実践となると、最初に突き当たる「壁」があります。

 

それは、「現場」は「人」相手なので、目の前の「人」にあった解釈でなければ、通用しないのです。

 

例えば、「今年は財星がめぐるから、仕事運が良いはず」と思って話をしても、「良いどころか・・・・仕事辞めたいんです。」と返事が返ってきたり。

反対に、「今年は日主に対して、圧力がかかる五行がめぐるから、ストレスがたまりやすい」と解釈をしても、「今年はなんだか想定外の良いことばかりなんですよ!」と、ストレスを感じるどころか、ポジティブにいきいきと行動されていたり。

 

そんな時、「勉強した解釈と違う・・・」と、頭を抱えてしまいます。

 

どうしてこんな事が起こるのか。

それは、「暦」は同じでも、それを受け取る「人」は皆んな違うからです。

 

だから、面白いし、だから、救われる。

なぜなら、暦がいくら「悪い」と言っても、必ずしもそうではない。

受け取る側次第では、いくらでも変える事ができるのです。

 

 

東洋医学の治療の大原則として、「三因制宜(さんいんせいぎ)」という考え方があります。

これは、「同じ病気・病態であっても、三因によって治療法が異なる」という理論です。

いわゆるオーダーメイドの治療です。

 

 

東洋医学と西洋医学の最大の違いは、

西洋医学は「治療」であり、東洋医学は「養生」です。

西洋医学は、データーに基づき、個人のデーターと、標準のデーターを一致させようと試みます。

血圧の値や、血糖値など、「標準値」を超えると、検査データーに「 H」の印が付きます。そして、それを標準値に下げていくため「治療」をします。

東洋医学は、データーよりも、その人の「気質・体質」を重要視します。

その人らしく「生活」できていない場合、その「生活」がその人の「気質・体質」に合っているのかをチェックしていきます。

そして、「生活」全般と「気質・体質」を、無理なく「同居」できる方法を見つけていきます。

見つけた方法を、継続できるように指導もしていきます。

自分自身の力を使って、無理なく「同居」できることを目指します。

 

もちろん西洋医学でも、「その人に合った」方法を探していきますが、外側からのアプローチで改善を図ります。

 

 

 

話を元に戻すと三因制宜」とは

「三因」を「程よく定める」ことを良しとする考えです。

 

 

1)因地制宜(いんちせいぎ):場所によって治療法が変わる

2)因時制宜(いんじせいぎ):時(季節)によって治療法が変わる

3)因人制宜(いんじんせいぎ):人によって治療法が変わる

 

 

1)因地制宜は、居住地を知り、その土地から受ける「気」を考えた治療を施すことです。

例えば、海辺に住んでいる人は、潮風を受けます。食事も近くの海で撮れた食材が多くなります。山の恵は手に入りにくい(今はそんなこともないかもしれませんが)ために、キノコ類や山菜をあまり食する機会がないと思われます。それを考えた上で、アプローチ方法を決めていきます。

 

また、人は、常に住んでいる場所の「気」を多く受けています。だから、その場所で撮れる「食材」は、その場所に合った「気」を持っています。

なので、できるだけ場所の「気」を活かしてアプローチしていく事が大切です。

 

 

2)因時制宜は、 時(季節)に合ったアプローチを施していくことです。

暑い夏と、寒い冬とでは、状況が異なります。暑い夏には、増えすぎる「熱」の対処が重要ですが、冬は熱を奪われることで症状が出るので、夏と同じ方法では逆効果になってしまいます。

つまり、季節によって現れる「症状」が違うのです。

いつも同じではありません。

 

 

3)因人制宜は、人に応じてアプローチを変えていくことです。

性別、年齢、家族構成、職業などによって、その人の「抱えている景色」が異なります。

「抱えている景色」を含めた「個人」が「個性」です。

だから、若いからだとか、女性だからとか、一括りにしてしまっては「個人」を見ていないことになってしまい、アプローチも「一般的」なものに留まってしまいます。

 

 

この3つをきちんと把握した上でのアプローチは、他の人にとっては馴染まない場合もあるけど、その人にとってはしっくりとくるのです。

なので、その人自信の力を使って、改善の方向へと進んでいけるのです。

 

 

 

「占い」の勉強では、「三因」は考えていません。

なぜならば、人を占っているのではないから。知識として勉強しているからです。

「三因」は、個別の人に対してのみ、当てはめる事ができます。

だから、実践で初めて必要となるのです。

「三因」の「壁」を乗り越えて、実践が「結果」に繋がっていきます。

 

 

 「占い」での「三因」は次の様になります。

1)因地制宜(いんちせいぎ)

これは「社会的な立場」です。

仕事内容だけではなく、会社における「立場」も含まれます。

家族の中での「立場」も含まれます。

「立場」の中で、やらなくてはいけない「義務」があり、それを知った上で、できる事とできないことを考えなくてはいけません。

「立場」を破壊してしまいたいのであれば、話は変わりますが・・・・

それは、「最終判断」に取っておいた方が無難ですね。気持ちはわかりますが。笑

だから、その悔しくて辛い気持ちを、思いっきり鑑定士に吐き出してくださいね!

 

2)因時制宜(いんじせいぎ)

時代背景も重要です。経済状態や世の中の現状を把握しておかないと、「時代錯誤」な行動は、結果には結びつきません。

転職の希望があっても、希望する職種が、世の中的に「求められていない」場合や、これから「廃れていく」であろうと考えれる職種は、本人が希望していても、無くなってしまう可能性が高いです。

タイミングも重要です。「転換期」の時期は、「想定外」のオファーが来ることが多くなります。なので、あらかじめ、「転換期」に備えて準備をしておくと、オファーが来たらすぐさま掴めます。

ずっと「停滞期」なんてないので、今進めなくてなも、いずれ進める時がきます。

世の中の「時・タイミング」と、個人の「時・タイミング」の両方を見なくてはいけません。

 

3)因人制宜(いんじんせいぎ)

命式は、その人の「取り扱い説明書」です。

大運は、その人の「10年のテーマ」です。

日主は、その人の「頭・顔」です。

日柱は、その人の「素の姿」です。

月柱は、その人の「外の顔・社会運」です。

これは「占い」の勉強が非常に役立ちますね。

知識が全てです。

 

 

「壁」を突き破るためには、「因地制宜」と「因時制宜」を、強化していくと良いと思います。

「因地制宜」の強化方法としては、「聞き取り力」を鍛えること。

「因時制宜」の強化方法としては、「占いに関係のない知識力」を広げること。

 

 

いざ、実践へ!

「壁」は想像していたよりも、きっと「低い」ですよ。