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<今週のアロマブレンド>パルマローザとベチバー:「陰」と「陽」はいつも一緒です:チャンスをいつも掴んでいる人の「冬」の過ごし方

<今週のアロマブレンド>

・パルマローザ   3

・ベチバー     1

 

ふんわりとした軽やかな香りのパルマローザと、どっしりとした重い香りのベチバーとは、ある意味「真逆」のタイプです。

 

全く逆ではあるけれど、だからこそ、お互い「隙間」を埋めあえる関係かもしれませんね。

 

 

 

精油は、自然の恵を凝縮して、ボトルに詰め込んでいます。

精油の香りの特徴は、その精油が持っている「成分」の持っている香りです。

 

植物は、自然の中で生き延びるために、様々な工夫をしていて、その工夫が「成分」です。

今ほど化学的な分析能力がない時代では、香りは立派な「治療薬」として活用されてきました。

この「成分」を利用し、植物が自分を守っている力を、人に分けてもらっていたのです。

 

 

今は、人工的に「治療」のための力を化学と知識の力で作りあげることができるために、精油を「治療」に用いることはしませんし、「治療目的」で使用することは、日本では禁止されています。

 

自然は、人に優しくはありません。

自然は、人に気を遣ってはいないので、自然はそのままダイレクトに、人にも影響を与えているだけです。

 

安全に、安心して、香りを楽しむためには、人が精油に寄り添っていかなくてはいけないのです。

 

 

パルマローザは、とにかく「優しい」香りです。

なので、気軽に使える精油だと思います。

 

まるで「薔薇」かと勘違いしてしまいそうなほど、フローラル系の甘い香りが特徴です。

実は、香り成分は、「花」ではなくて、「葉」から抽出されているんですよ。

 

皮膚に対しても、とても優しく作用してくれるために、アロマトリートメントでも使いやすい精油です。

肌を、優しく「回復」してくれると言われていて、香りもすぐに飛んでいくために、香りを残したくない時にも良いですね。

 

そっと来てくれて、何も言わずにこっそりといなくなってしまう。

そんな「通りすがりの良い人」みたいな香りです。

 

 

一方で、ベチバーは、重々しく香りが残ります。

ベチバーの香り成分は、根っこから抽出します。そのせいもあってなのか、この精油は「土」の香りがして、遠くで「カビ」のような気配も感じます。

そして、いつまでも香りは残るので、使用する時には、くれぐれも「少量」で。誤ってこの精油を、一気にたくさんブレンドに入れてしまうと、他の香りを押し込めてしまい、「全てベチバー」になってしまうんです。

でも、たった一滴のベチバーの威力は素晴らしく、ブレンドに「奥深さ」を出してくれます。

鎮静効果が高いとされていて、浮ついた心を押し込んで、地に足がつくような気分になります。

 

ベチバーの香りを、肺にいっぱい吸い込むと、上手くいかなくて、それでも、なんとかしようと焦って動き回って、「悪循環」サイクルのスイッチが入ってしまった時、バチっと潔くサイクルを断ち切って、「仕切り直し」をする勇気が湧いてくるような気持ちになれます。

 

膝と膝を突き合わせて、じっくりと話を聞いてくれるけど、決して持ち上げてはくれない「その道の師匠」のような香りです。

 

 

どこまでも軽やかで、まるで紙飛行機を飛ばすように、上に向かって気を放ちたい気持ちと

どこまでも深く、まるで杭を打ち込むように、下に向かって気を放ちたい気持ちと

その両方の気持ちを大事にしたい。

そんな時におすすめのブレンドになりました。

 

 

毎年、10月頃から、「来年の手帳」が気になり始めて、あれこれ物色し、11月に入って購入しています。

 

 

手帳のブランドは、特に決めてはいません。実際に手に取ってみて、「今回はこれ」とピンと来たものを選んでいます。

 

来年は、スモーキーなブルーの手帳にしました。

決めては、もちろん「色」。この色に惹かれたのです。

 

 

それから、Chicaさんのふわふわファーの「新作」を見せてもらう機会があって、それで選んだのは、濃紺のレザータッセルのものです。

そして、なんと、ファーが手帳と同じ色。

お揃いにしたいと思っていたわけではなくて、なんとなく選んだら、なんと同じ色だったというわけです。

 

「金」の色でもある「灰色」と、「水」の色でもある「水色」を混ぜたこの色に惹かれるのは、きっと「金」と「水」が、来年の私にとって、「必要な色」であり、「金」と「水」の気を補っていきたいと感じているからかもしれませんね。

 

 

来年のことを考えながら、来年に使う手帳を選ぶ時、どうしても気になる色は、「補いたい気」の色ですよ。

 

逆に、来年の目標に合わせて、「補ってくれる気」を宿している色を選ぶのも良いですね。

 

毎日使うものは、毎日目に触れ、肌に触れます。なので、自分が「これが良い」と感じるものを選びましょうね。

 

 

 

「11月・12月・1月」は、「冬」の気の季節です。

 

「冬」は、水面下でじっと春を待っている。春に向けて、希望を胸に、自分の内側を整えて、鍛えて、強化します。

 

決して華やかな巡りではありませんが、でも、とても大切な「土台」を作ってくれます。

 

 

2月から「春」がやってきて、いきなり外に向かって走り出したら、足が絡まってしまって転ぶかも。転ぶどころか、まず走る筋力がついていないかも。それでは、せっかく「春」が巡ってきても、外に向かっては進めません。

 

2月からは、「寅」の月です。

「寅」は、どこまでも遠くに、限りないパワーを持って、ガツガツ進む「気」が特徴です。

 

11月「亥」で、地球の中心に届きそうなほどに、自分軸の杭を打ち付け

12月「子」で、淡々と黙々と水面下で準備をして

1月「丑」で、焦らず腐らずに、整えながら進んでいく

 

しっかりと準備ができていれば、突然の「寅」の登場にも、臆することなく、走り出せますね。

 

 

慌てて外に出てしまうと、せっかく温めていた筋肉が、寒さで凍えてしまうかもしれません。

なので、できれば「ひっそり」と。

邪魔者が来ても、戦えるだけの準備ができてから「お披露目」しましょう。

 

 

 

「有言実行」とは、常に準備ができていないと、できないことです

「陰」をしっかりと整えていれば、同時に、それに伴い、必要なほど「陽」も整っています。

 

だから、焦る必要もないし、準備はいつも充分にできています。