過去ブログ

迷った時の「最後の決め手」を命式から読み解く①:四柱推命

命式で一番重要な場所は「日柱」です。
自分の軸となる気を示します。
特に、「日柱」の十干は、自分の「頭」。
「頭」を良い状態に保つために、気を調整していきます。

もう一つ、忘れていはいけないのは「月柱」です。
社会的な軸となる部分です。
「月柱」の十干は、他人から見た自分の「頭」。
自分でも意識できるので、考えて使うことができます。

通常の占いでは、「日柱」を中心として観ていきます。
でも、仕事については、「月柱」の十干支と、巡り来る「運気」との関係性から観ると、仕事の進捗具合がわかります。

「月柱」は、地球の公転周期における「時間」で導き出すからです。
なので、「社会的」な立ち位置がわかるのです。

占いを受けても、なぜかピンとこない場合、もしかしたら「月柱」が軸になっているからかもしれないですね。
特に、仕事が充実していると、「月柱」をうまく活用できている証拠なので、「日柱」は陰に隠れているかも。

でも、やはり、「日柱」は大事。
決断をする時の「最後の決め手」は、「日柱」。
自分の軸で決めたことでなければ、状況が変わってしまったら、「やっぱりこっちは楽しくなかった・・・」と気が付く瞬間がきてしまいますから。

では、「日柱」だけで決めて間違いないかというと、それはそれで難しい。
と言うのも、「日柱」は自分の軸で、そこには他人の思いは含まれないから。つまり、「日柱」だけで決めるのは、世界中を敵にまわしても成し遂げたい強い覚悟がないと。貫くには覚悟が必要です。

人は、社会的生き物なので、なるべく社会に馴染んだ方が、楽に進めます。

それでは、どのように決めるのが得策なのでしょうか。

それは、「日柱」と「月柱」との関係から判断すると良いと思います。
それぞれの「柱」の「十干」同士が、どのような状況を生むのかが決め手になります。

状況は5つあります。
①「月柱の十干」が「日柱の十干」の五行と同じ場合
②「月柱の十干」が「日柱の十干」を生じる場合
③「月柱の十干」が「日柱の十干」から生じられる場合
④「月柱の十干」が「日柱の十干」を剋する場合
⑤「月柱の十干」が「日柱の十干」から剋される場合

今回は、①の場合について書いてみたいと思います。

(月)木気「甲・乙」と(日)木気「甲・乙」
(月)火気「丙・丁」と(日)火気「丙・丁」
(月)土気「戊・己」と(日)土気「戊・己」
(月)金気「庚・辛」と(日)金気「庚・辛」
(月)水気「壬・癸」と(日)水気「壬・癸」

以上の組み合わせになります。
同じ五行の場合、「内面」と「外面」が同じ特徴を持っていることになります。つまり、「お家の中」と「会社」で見せる顔が同じ。

このような命式の人は、とても素直で正直です。隠し事ができません。思った通りに振る舞います。それはどんな場所でも、誰に対してもです。

なので、あまりにも抑圧される環境にいると、「自分を否定」された気持ちになってしまいます。

どのように、社会で振る舞えば良いかと言うと、やりたい事を思いっきりやる。
アイデアを出し、それをさせてくれる職場環境は、とても楽しい職場になります。成功するための努力も怠りません。
自分ではその気がなくても、目立つ存在。
なので、影響力もあります。
家に帰ってからも、仕事の事が頭に浮かび、気持ちを切り替えるのが苦手
かも。

「最後の決め手」としては
木気の人は、自分が成長できるかどうか
火気の人は、自分の気持ちが熱くなるかどうか
土気の人は、自分の大切な人の役に立てるかどうか
金気の人は、自分にしかできないことかどうか
水気の人は、自分が興味深いと感じるかどうか

迷ったら、二つの「頭」を突き合わせて相談してみてくださいね。