お日様の光を浴びると元気になるのは「火の気(丙)」をいっぱい浴びるからです:痛いほどの「ストレス」との戦い方
久しぶりのお日様の日差しがいっぱいの一日になりました。
日差しが明るいと、やはり気持ちも明るくなります。
お日様の気は「火」
もっと詳しく言うと「火・陽」(丙)
「陽」の気は、外に向かって、上に向かって、押し出す力を持っています。なので、お日様の日差しを浴びると、身体の中の「情熱の火の気」と感応して、それを押し出してくれます。
だから、明るく元気に前向きに。
行動したくなるのです。
「火の気」は「血脈」を司っています。
「火の気・陽・火の絵」は、熱い血潮を刺激し、全身に巡って、いきます。
なので、「火の気」が、しっかりと確保されていて、それが滞りなく巡っている人は、少しくらいの困難にぶち当たっても
「こんなの平気だよ」
と、情熱の炎を燃やして、進み続けます。
外からの「気」が、自分の「気」と出会う場所は、身体と「外」が触れている全ての「場所」です。
皮膚、目、鼻、口、それだけではありません。
皮膚から毛穴へ
鼻から鼻腔から肺から肺胞から肺胞の粘膜細胞へ
口から咽頭から喉頭から食道から胃から腸から肛門へ
なので、触っても、呼吸をしても、食べても、それは、全て「外の気」を取り込んで、自分の気と触れ合っています。
自分を取り巻く「全て」の影響を受けて
自分の気と感応し共鳴し共有し
そして、そこから「運気」が誕生します。
だから、「同じ日」に生まれたからといっても、同じ「運気」ではなく、「運気」は自分で選んで作る事ができるのです。
「選択」が「人」を育てます。
皮膚表面には、感覚点と言って、感覚を感じる点が点在しています。
感覚点は、4つです。
痛みを感じる「痛点」
冷たさを感じる「冷点」
圧力を感じる「圧点」
温かさを感じる「温点」
1㎠あたりの数は
「痛点」・・・・約100〜200
「圧点」・・・・約20〜25
「冷点」・・・・約6〜23
「温点」・・・・約0〜3
数の違いは、生命を維持するために、命の危険を伴う感覚の感覚点が多くなっています。つまり「危険度」が高いほど「感度」が高いという事です。
「痛み」は「危険度大」
それは実際の「痛み」だけでなく「心の痛み」も同じ。
なので、「痛みを伴う改革」は、「危険度大」
だらだらと長く感じていては、非常なストレスとなるために、なるべくなら「短期集中」で。
しかも「出口」が見えていないと、不安感が伴うため、「厄介な痛み」となります。
逆にいうと、「期限つきの痛み」だったら、なんとか頑張ろうと、気力を持っていく事ができます。
「痛み」を感じた身体は、「戦闘態勢モード」になります。
交感神経が緊張し、血管が収縮し、硬くなります。
運動神経は興奮し、筋肉が緊張し、固くなります。
その結果、血流が悪くなり、それが続くと血行不良による、体調の変化が出てしまいます。
また、「血脈」も滞るため、「血(けつ)」の気が滞り、情熱が滞り、やる気スイッチが切れて、テンションが下がる・・・・
この先が全く想像できず、怖いくらいの不安感が、胸を締め付けるように、チクチクと、ずっと心に向かってしまうと
「火の気」が青色吐息になってしまいます。
それは大変。
なんとかせねば!
そんな時には「温点」の出番です。
温かいお日様の陽を浴びる
温かい言葉をかける、またはかけてもらう
温かい飲み物を飲む
など
「温点」が反応する「刺激」を感じると
萎んでしまった火の気が刺激を受けて、熱い血潮が巡り始めます。
ただし、ここで忘れてはいけないポイントが。
そもそも「温点」は数が少なく、意識をしないと「痛点」がすぐに「痛み」を感じて「温点」の邪魔をします。
「痛み」は感じやすい見つけやすい。
「温かさ」は「痛み」をすり抜けて、探って行かなくてはいけません。「余白」がなくてはいけないのです。
「痛み」の向こう側の「温かさ」を感じる
今、外の世界は「痛み」であふれかえってしまっています。
「これから」はどうなるかわからないけど
「これから」の、その先の次の「これから」は未知の世界。
全ての事象には、五つの気が宿っています。
今はまだ、「火」が疲れてしまっていても、そのうち「敵」も疲れてくる時がくるから、その時のために、大切な情熱の気を、無駄に使わずに温存する。
時は巡り、季節は巡り、事象は巡り、暦は巡り、気は巡ります。
それはずっと止まる事はありません。なので、今の状況は常に変化をし、「現状維持」はありません。
外の景色も変わるけど、自分も変わっていけます。
動きすぎず、頑張りすぎずに。
頑張るのは「期限付き」「短時間」で。
そして、大切な「炎」を守りましょう。
「温点」を意識すると「炎」にエネルギーを投入してくれます。