「進化」のサイクルを感じながら一歩一歩踏み出していく:印星・自星・漏星・財星・官星それぞれの「景色」
進化のサイクルが進んでいく順番は、いつも同じです。
それは五つの順番を辿ります。
一番最初は、見えないものが「迫りくる」状態。
それは「形」がないものなので、ほとんどの人は気がつかない。
でも、少しずつ迫ってきていて、その「兆し」をいち早く感じ、それを表に出す人は、「はみ出しもの」として、好奇の目にさらされ、その圧力に潰されてしまうこともあります。
2番目は、「現象」として、表面に出る段階
それは、本当に些細な「出来事」から始まります。
「点」がポチッと現れた状態です。
とても小さな「形」なので、気がつく人は気が付きますが、ほとんどの人は「そんなこと、大袈裟ね」と考えます。
3番目は、「成長」として発展する段階
どんどん物事が大きくなり、広がります。
この時期は「点」が「面」となっていく過程です。
皆んな、もれなく知れ渡ります。様々な「情報」が飛び交い、人の気持ちがそれにつられて「右往左往」していきます。
「右往左往」も大きくなり、広がる状態です。
4番目は、「形」としてまとまり始める段階。
上に、外に、右往左往に向かっていたベクトルも、少しずつまとまり始めます。それにつられて、気持ちも少しづつ「固まって」きて、落ち着いてきます。「気持ち」が落ち着くと、それにつられて「行動」も自然に落ち着いていきます。
5番目は、「枯れる」段階
青々と茂っていた、木々の葉がハラハラと落ちていき、本来の「幹」だけの姿になっていく過程です。
それは、次の「春」に向けての準備。なので、今年の「葉」は終了です。いつまでも今年の「葉」を付けていたのでは、寒い冬は越せません。一番大切な、根差した幹だけになっていきます。
あれだけ右往左往していた人も、「忘れる」または「慣れて」しまって、それがいつもの「日常」となっている状態です。
そしてまた、サイクルは巡ります。
一番最初の「迫りくる」サイクルになっていくのです。
四柱推命では、サイクルを「流運」として考えます。
つまり「自分の気」にとって、今、どの過程が巡ってきているのか、それを暦の流れから知るのです。
一番最初のサイクルは「印星」が巡ります。
自分にとって、直接、染み渡るように、気の巡りは「サポート」をしてくれます。
この時期お勧めの行動は「土台」を作る事。
それは資格をとる勉強でも良いし、体調管理も良い。
とりあえず足固めです。
2番目のサイクルは「自星」が巡ります。
自ら「プライド」を持って、自分の「芽」を出します。
この時期お勧めの行動は「決意表明」をする事。
「ハイ!」と元気いっぱいに手をあげる時期です。
とりあえず始める。
3番目のサイクルは「漏星」が巡ります。
期せずして、漏れ出して溢れ出る状態です。
この時期お勧めの行動は「広げる」こと。「アピール」すること。
それは、人脈かもしれないし、体験かもしれません。
様々な経験をしていく時期です。
4番目のサイクルは「財星」が巡ります。
目に見える形にしていく時期です。
目に見えるからこそ、外からの評価も参考に、より良い形に整えていきます。
この時期お勧め行動は、「チャレンジ」すること。
戦う「敵」が何者なのか、解ってきた段階なので、何をどうチャレンジしたら良いのか考えて、行動をします。
5番目のサイクルは「官星」が巡ります。
この時期は、「まとめる」、または、「まとまっていく」時期です。
自らまとめていけると良いのですが、失いたくない気持ちが大きいと、ギクシャクしてきます。
ギクシャクする原因は、「求めている」ことと、「求められている」ことが違うから。
自らの「ノルマ」と、皆んなの「ノルマ」のすり合わせです。
そして、それを続けていくと、慣れていき、それが「日常」になっていくのです。
全てのものは五つの「気」で構成されています。
進化のサイクルも、五つの「気」で表すことができます。
一番最初の「印」は「水の気」
2番目の「自」は「木の気」
3番目の「漏」は「火の気」
4番目の「財」は「土の気」
5番目の「官」は「金の気」
水が木の根から吸収される様
木の芽が芽吹く様
お日様(火)の光が広がっていく様
大地(土)を踏み締めている様
使い続けて刀(金)が朽ちていく様
それぞれの「景色」を、こんな感じに想像してみると、イメージしやすいかもしれませんね。
新型コロナウイルスの「進化」は、様々な情報から想像してみると、もちろん私は、その分野の専門家ではないので、あくまでも、「気」のサイクルに当てはめて想像してみた個人的な考えではありますが、3番目を過ぎて、4番目にやってきたことろかなと思っています。
そろそろ「敵」の正体が見えてきて、戦い方がわかってくる時期。
不安が広がる状態は、人にとって「恐怖」に苛まれる時期なので、いてもたってもいられない状態だったかもしれません。
きっと、「敵」の姿が見えてきたら、心強い「司令塔」が、リーダーシップを発揮してくれるはず。
だらか、これからは、「感情」は不要です。
「目的を持った行動」が試されます。
諸外国でも、「目的のある行動」が始まっています。
イギリスでは、一斉休校せずに「各自で、熱咳がある場合は1週間自己隔離を」と12日にボリス・ジョンソン英首相が宣言をしました。
今封じ込めすぎると、一番医療が必要な冬の時期に、ピークがきてしまうから、この様な決断をされたそうです。
これは、感染症は一度罹患すると免疫ができるので、ある程度免疫を持つ人が、一定割合まで増えてると、感染の広がりを抑えることができるから(集団免疫を獲得する)です。
この政策は、4番目から5番目のサイクルを狙った政策ではありますが、「自己免疫力」が試される、厳しい政策でもあるので、「自己責任」が問われると感じています。
4番目のサイクルをうまく乗り越えるためには、「感情」が足を引っ張ってしまいます。
大切なのは「目的」
「目的」をクリアするために、できることをコツコツとやる。
小さな「目的」が達成できた時、初めて「感情」の解禁です。
しっかりと達成感に浸り、その達成感を励みにして、次の「目的」を達成する。その繰り返しです。
4番目のサイクルは、そんな「景色」です。
この時期のポイントは、「目的」がブレないこと。
それは、収集する「情報」に関しても言えることです。
発信している人の「目的」は何かを把握して、同じ「目的」の情報を取り込むこと。自らの意志で選択をしていくのです。
今年の干支は「庚」
つまり「金の気」です。
「庚・金」が応援をしてくれています。
干支は10 個あって、順番に巡るので、年の末尾が「0」の年に、いつも「庚」が巡ります。
どんどん「形」が削ぎ落とされていき、一番大切なものが、「土」の中から顔を出す。
ご飯をちゃんと食べようとか
睡眠はしっかりとろうとか
体調が悪い時はお家で過ごそうとか
それは全て「生命力」を大切に、無駄に使わないように、それが一番大切だよね、と皆んながお互いに、感じ始めているよう。
「人は生きもの」なのです。