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「短所」は「長所」であり「長所」は「短所」でもあります:陰陽五行説理論:「成功者」の思考パターン

「光」が当たると、それと同じだけ「影」ができます。

 

 

 

全てのものは、「陰」と「陽」の二つの「パーツ」が組み合わさって、一つの「景色」として形を作っています。

 

 

陰だけで、または、陽だけで成り立つものは成立しません。

 

「光」は陽の気

「影」は陰の気

 

イメージ的には、「陽」がポジティブで、「陰」がネガティブです。

なので、光輝くことはポジティブ、暗い闇はネガティブとして、捉えがちになります。

 

 

一本の「木」に、太陽の光が降り注いだ時、明るく見えるところが「光」の部分で、反対に太陽の光が当たらないところが「影」の部分です。

 

ただし、「木」はあくまでも「木」であって、陰と陽は、実は「一つ」の景色ということになります。

 

 

「私の短所はどこですか?」「悪いところはどこですか?」

 

 

物事が上手く、スムーズに進まないと感じている方は、「短所」に視点が向いていて、それをどうやって「修正」すると良いのかと、質問をされます。

 

 

「短所」と「長所」は、自分の特徴で

「短所」は光が当たらない部分であり、「長所」は光が当たっている部分です。なので、視点が違うだけで、「同じもの」。つまり大切な自分の「特徴」です。

 

「短所」を修正することは、「長所」を削っていることです。

だから、辛いし苦しいし、心が痛くなります。

 

 

「陽」は外に向かって「形」として示しています。

「陰」は内側に向かって「思い」として存在しています。

 

なので「長所」は修正可能であり、変更もできます。それは「形」を変えれば良いから。でも、「短所」は自分の大切な「思い」です。だから「短所」を変えようとすればするほど、自分の大切な特徴を否定することになってしまいます。

 

 

「陰」は、自覚する・気づく・知る・理解する・受け入れる

「陽」は、行動する・表現する・発信する

 

「思い」を変えずに「行動」を変えてみる。

 

まずは、「短所」を決めてしまわずに、自分の「特徴」として受け入れて、それから「長所」となるように、「形」を作り上げていくと、自分の得意分野で自分らくし、表現することができます。

 

 

特徴の「出す場所」と「出し方」を間違えなければ、「短所」は「長所」であると知ることができます。

「出す場所」に出会うには、外に向かって、勇気を持って、表現し続けること。

「出し方」を見つけるには、試行錯誤しながら練習あるのみ。

 

 

だから、自分の「思い」に向き合って、自分の「思い」を大切に守っていくのが一番だと思います。

 

 

全ては五つの「気」が集まって、一つの形を作っています。

五つの「気」は、お互いに影響をしあいながら、「進化」のサイクルを巡らせています。

 

それは止まることはなく、逆走することもありません。

「発生」して「成長」して「収蔵」して、また「発生」して・・・

それは、螺旋階段のように、上に上に上がっていくような感じです。

 

 

進化のサイクルの、一番最後に待っている「気」は、「癸(みずのと)・水の気・陰」です。

「癸」の役目は、物事を測り、均等に均してくれます。

つまり、良いことも悪いことも、全て一つにまとめてくれて、「なんだか良いかもよ」と、終わりよければ全て吉、みたいに、なんとなく、上手くけむに巻いて、締めてくれます。

それって、少しいい加減じゃないかと思うかもしれせんが、物事の「完成形」は、こんな感じで終わります。

 

 

だから、頑張って結果を出せば出すほどに、「それもこれも、なんか良いかもね」と言えるいい加減さが、次へのステップの「土台」につながります。

 

 

「短所」を否定せず、「長所」にこだりすぎず、「頑張っている私って、なんかいいかも」とか、達成した結果に対しても、「完璧ではないけど、これもアリかもね」と、上手く、けむに巻いて、受け入れてみる。

 

「成功」している人は、「なんだか上手くいっちゃってね」とか「運が良かったからね」と、さらっと言います。そして、「次はこれがしたいんだよね」と、「成功」したことを横に置き、次のスタートの準備を始めます。

 

 

それは「癸」を感じて、次の「甲」の気に、ぴょんっと飛び移っているんだろうなと、いつも感じています。