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「水」はどこまでも、限りなく優しさをくれる:「気」を意識することは「運」」を意識して調整すること

先月から、ずっと、右側の奥歯の痛みが続いていました。

奥歯というよりも、右奥の全体が痛む感じです。

 

大した痛みではなく、「気になった時に痛む」感じだったので、気にはなりつつ「放置」していました。

 

まあ、そのうちに治るかな。

 

人には、「早めに病院に行った方がいい」と、しつこく言っているのですが、自分の事となると、話は別・・・

怖いし、痛そうだし・・・

 

「多分、私は大丈夫。」

 

そんな、根拠のない「自信」が、変なところで湧き上がってきて、ついつい「臭いものに蓋」をしてしまいます。

 

 

 

体のコンディションを整えるために、定期的に通っている、「上田カイロプラクティック」の、上田院長は、「私の体のコンディションを私以上に熟知」してくださっている、頼りになる先生です。

 

今回の施術の時

「歯を食いしばってますね」

と、言われました。

 

「そうそう、奥歯が痛い」と私。

 

頭(脳)を使って考えていると、「気」がどんどん上に上がり、上半身に浮腫や滞りが出てきます。それに「応戦」するために、歯を食いしばって立ち向かおうとするらしい。

毎日のことなので、「食いしばってる」感がなく、というか、「食いしばる」のが日常になってしまうため、気がつかないそうです。

 

何かに「集中」する時にも、「食いしばる」そうで、確かに、今月はいつも以上に「集中」を強いられる場面がたくさんありました。

 

「今月も良く頑張りました」

 

と、上田先生に褒めてもらって、自分でも自分を褒めて、いい気分で今回の施術が終わりました。

 

 

 

私の「仕事」は、「頭(脳)」しか使わないので、いつも不調が出るところが同じです。不調の「出方」や「経過」も同じです。

 

体調を大きく崩した時に、上田先生と出会い、その後、ずっとメンテナンスをしていただく中で、客観的にいつも体の状態を教えていただきながら、自分でも、「そろそろ危ないかも」とか、「今、絶好調ね」とか、「理論的」に自分のコンディションを知ることができるようになりました。

 

心と体は一つです。

 

心が「元気」だったら体も「元気」

体が「元気」だったら、少しくらいの「ストレス」にも、「元気な心」が立ち向かえるので、日々のメンテナンスは、「仕事」の結果を出すためにも、とても大切な「投資」だと思っています。

 

 

 

上田先生は、「アスリート」の指導者としてもご活躍されています。

 

「アスリート」の世界は、「勝つか負けるか」の「二択」の世界です。

どんなに頑張ったから、どれだけ耐えたから、だから勝てるかは全く別のものです。「勝つ」と「良し」とされ、「負け」は「だめ」。それは、時として負けることが「終わり」の宣告にもつながる非常に厳しい世界です。

 

日々プレッシャーとの戦いの中、その指導も「押しつぶされるような圧力」との戦いです。

 

上田先生も、「食いしばる人」

 

その「食いしばり」は、私と比べ物にならないレベルで、なんと奥歯が「骨折」しているほど。「食いしばり」が半端ない!

 

歯に圧力がかかり、クシュっと潰れた感じになっているので、治療はできず、付き合っていくしかないそうです。

 

 

骨折には、2種類あります。

「単純骨折」と「複雑骨折」です。

 

「単純骨折」は、ポキっと折れた状態で、骨折面が、真っ直ぐでとても「シンプル」です。

なので、治療としては、ボルトやプレートでサポートをして、骨が再生するを待ちます。真っ直ぐな面は、それがくっつくと治るので、時間をかけてくっつくのを待ちます。

 

「複雑骨折」は、クシュっと押しつぶされてしまった状態です。骨折面の一つではなく、複雑で、どこまでが「折れて」いて、どこからが「折れそう」な状態なのかの把握が難しいです。骨折は、表面の目に見えるところだけにとどまらず、目に見えない「奥」にも隠れている可能性もあるのです。

なので治療も「見守る」しかありません。

「骨」の「底力」を信じて、無理をしないようにと大切に見守ります。

 

上田先生は、いつも「こうしたら良い」と、対策も教えてくださいます。

私の「食いしばり」対策としては、「ガムを噛む」と言いそうです。

 

それはなぜかというと、ガムを噛むことによって、「唾液」が出て、口の中を「緩めて」くれるそうです。

 

「口」は「土」の気を宿しています。

「唾液」は「水」

「土」は「軸(自分のこだわり)」

 

「気」は意識をしたところに「集中」します。

「自分」にこだわり過ぎて、頑なになり過ぎて、視野が狭くなってしまった時、「水」が「もう十分頑張ったから、ここで一息したらどう?」と、優しく包み込んでくれるのです。

 

「水」は「流す」ことで、耐えられなくなって崩れ堕ちてしまわないように、優しく守ってくれます。

 

 

日々の些細な積み重ねは、「ポジティブ」なことでも「ネガティブ」なことでも、時間を重ねるごとに積み重なっていき、とても「大きな圧力」となります。

 

「ポジティブ」な圧力は、大きく育てることで、大きな「転機」の原動力になります。

 

「ネガティブ」な圧力は、大きくなってしまうと、ある日突然、クシュっと心が挫けてしまいます。

それは、まるで、「奥歯の骨折」みたいな感じです。

 

ちょっとした「寂しさ」とか、ちょとした「我慢」とか、ちょっとした「違和感」だったり、小さな心の「痛み」が蓄積してしまうと

「なかった事にしてしまおう」

と、その場を退散してしまいます。

全てを「水に流して」しまいます。

 

余りの突然の「出来事」に、周囲は、「どうして?」と、びっくりして「わかりやすい原因」を訪ねます。

でも、「積み重ね」は一つ一つはとても「些細」な事なので、しかも、たくさんあり過ぎて、「これです」と限定できないのです。

当の本人でさえも、「どれが一体悪かったのか」わからないので、人に説明できるすべはありません。

 

陰陽はバランスをとります。

 

陰があまりにも強くなり過ぎた時、一瞬にして、同じ力の陽が出現します。クルッとひっくり返るのです。(陰陽の相互転化)

 

でも、それは「核」を守るための現象です。

陰に押しつぶされてしまっては、「核」までも潰れてしまいます。

 

「核」が潰れてしまったら、「今ままでの」素敵な「出来事」も、全て潰れてしまいます。

素敵な「出来事」を守るため、「水」が「流して」くれるのです。

 

 

森羅万象の全ては、五つの「気」の集合体です。

五つの「気」がお互いに力を与えながら「進化」していきます。

それは「木」から始まって、「水」で終わるサイクルです。

 

「水」は次のサイクルのために、「木」に力を与えます。

 

全てが「水」に流れてしまっても、それは「木」に力を与えたからなのです。

 

だから、「失う」ことは「始まる」ことです。