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「転換期」の過ごし方:「本日の色」で一筆入れたら今日のノルマは達成ですよ:転換期・陽バージョンを採用しましょう:陰陽理論

真っ白い大きなキャンパスに向かい

さあ、これから何を描こう

ちょっと不安だけど

お腹に力を入れて

深呼吸して

集中して

歯をぐっと噛み締めて

最初の一筆を入れる

 

転換期の景色は、こんな感じです。

これは「転換期・陽バージョン」です。

 

 

「白」は「金」の気を宿している色です。

 

「金」は物事の完成形です。

それは、固く、引き締まっていて、他者を寄せ付けない「境界線」があります。

 

「わたし」と「わたし以外」との間に「国境」があるのです。

 

 

「木火土金水」の気のサイクルは成長のサイクルで

「金」の次は「水」

 

「水」は溶解し、全てと一体化していく。

そして、最後には霧雨のように「形」すら無くなってしまう。

そんな景色の気です。

 

 

「白」は完成であり

それは終わりであり

終わりの始まり

なので、何色にも、そのままの色を受け止めて

全ての色の中に溶け出していき、「水」になっていきます。

 

「わたし」が「わたし」ではなくなり

「わたし」が終わる

 

それが「金」から「水」に流れる過程の景色です。

 

 

だから「今まで」が通用しなくなり

「今まで」を捨てる、覚悟と勇気が試されます。

 

 

自らを叱咤激励して、転換期を乗り越えられるのが理想ですが・・・・

 

人は、実は、そんなには強くありません。

「変わる」のは、今後生存できるかどうかわからない「未知の領域」に足を踏み入れることなので、生き残るために戦ってきたDNAは、「未知の領域」には行かないように、行く手を阻みます。

 

 

では、どうしたら転換期を上手く乗り越えて行けるのかというと

 

諦めること

もう戻れないと決めること

戻れないように自分を追い込むこと

次に行かなくてはいけない理由を作ること

帰還不能点を超えること

 

 

強くないけど、強くならざる負えない「状況」は

人を本当に強くします。

 

生き延びるためには、もう道はないから

とにかく前に進むしかないから

 

 

転換期は

光の全く見えない、真っ暗な穴の中にハマってしまった景色

これが、「転換期・陰バージョン」です。

 

想像しただけでも、息が詰まってしまいそう・・・

 

 

よほど強靭な精神力の持ち主ではなかったら、できれば転換期は「陽バージョン」を採用しましょう。

 

「陽」は外に向かって放出する「気」です。

 

とりあえず、今日生き延びるために何をするか、何ができるか、そのためには何を利用すれば良いのか、何が要らないのか、などなど。

 

思いつく限り、「文字」として、外に向かって放出します。

そして、それを、一つ一つこなしていく。

真っ白なキャンパスが、華やかな色で染まっていくように。

こなしていくたびに、絵が完成に近づいていく。

今日できたことを、振り返り

また、明日。

 

 

白いキャンパスは、もう二度と、真っ白なキャンパスには戻りません。

 

 

そして、大切なポイントは

先の形を見ないこと。

 

 

「未知の領域」は未体験なので、何がどうなっていくのかは、全くわからない。わからないのに、上手くいくかなんて、誰にもわからない。

わからないものは、わかろうとしないこと。

 

今日の「色」だけに集中していると

いずれ、余裕が出てきて

ちょっとずつ「未知の領域」のイメージが、なんとなく想像できるようになってきます。

 

それまでは、とりあえず

本日の「色」だけ

目の前だけ見て。

 

今日、「一筆」描けたら、それで充分。

ノルマはしっかり果たせましたよ。