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8月9月は「金気」と出合う・日主別生まれる「景色」

月の運気(五行)は2ヶ月ごとに切り替わります。最初に「陽」がやって来て、その次に「陰」が来ます。
生まれた日の五行(日主)に、やって来る五行が出合うと「化学反応」が起こります。どのような反応が起こるか想像して、そこで「今月の運気」はこんな感じになるだろうと考えていきます。
今年の8月と9月は「金気」がやってきます。8月8日から「土気」から「金気」へと切り替わり、10月7日まで滞在します。なので、「日主」はこの期間、「金気」と出合い「化学反応」を起こします。
それでは、それぞれの「日主」五行がどのような「化学反応」を起こし、その反応を活用するための「コツ」を書いていきますね。


・日主「木気」(甲・乙)
金気は「刃物」のような特徴を持っています。なので、木は切られます。
「木気」は枝葉を伸ばすのは得意ですが、スイッチが入ると、伸ばし放題になる傾向があります。そうなると、肝心の幹に栄養がいかなくなったり、枝葉の重さで幹が弱っていきます。
特に今年の十二支の「卯」は木気に勢いを与えてくれるので、「木気」は油断すると伸び放題になりやすいのです。
「金気」は余計なものを切り落として、本来の幹を守ってくれます。また、枝葉を整えることで形を整えてくれます。「完成型」のメージを持っているかどうかで「刃物」が活躍できるかどうかが決まります。
また、アイデアの種になるような情報や人に出会う時期です。好奇心を持って、調べたり質問をしてみましょう。


・日主「火気」(丙・丁)
金気は冷たい気です。冷たいとスムーズに活躍できます。なので熱い火気は苦手。真逆だから。
鋭い刃物を作る時、鍛冶屋さんが何度も何度も火に鉄を焚べて柔らかくして叩きます。すると鉄は立派な刃物となり、人の役に立つことができます。
真逆なものと出合うのは、いわゆる「試練」ですが、この場合は立派になるために乗り越えるべき壁。
勇気を出して、果敢に物事に取り組むと、「結果」に繋がりやすい時期なのです。
大変だけどやりがいはある。出来るかどうかではなく、どうやって攻めていこうかと考えて、行動してくださいね。全ては立派な「刃物」になるためです。


・日主「土気」(戊・己)
金気は冷えて固まっていく特徴を持っています。そしてぎゅっと固まると、そこには「鉱物」が出来上がります。土を凝縮したものが鉱物。
土気さんは、もともとしっかり者で安定感のある人が多いのですが、この時期はその傾向が旺盛になります。ちょっと頑固になりやすい。また優柔不断になってしまい、急な予定変更に気持ちが付いていけないかもしれません。でも「鉱物」はもともとは「土」から生まれたもの。なので、気持ちが合わないものは、そもそも自分の分身ではない可能性があります。
合わないものとの間には、「境界線」を引いてみましょう。自然と離れていってくれます。
決断は、人に相談するのではなく、自分の気持ちと向き合って、「感情」で考えてみてくださいね。
ワクワクするものは、下半期、大いに発展してくれますよ。


・日主「金気」(庚・辛)
あちらこちらに「病原菌」は存在していても、人は容易には病気にならない仕組みがあります。その一つとして白血球の中には「敵」と戦って侵入を阻止する「キラー細胞」があります。金気はまるで「キラー細胞」のように、頑丈な境界線を引いて、不要な気が侵入してこないように阻止する特徴があります。
そのために、敵か味方をはっきりと区別して、敵は何があっても許さないのです。
金気さんは、もともと白黒はっきりの人。敵か味方か判断できないと、気持ちがソワソワ落ち着かなくなってしまう。金気に金気が上乗せされるので、この時期はこの傾向が強くなります。
自分の日主と同じ五行が巡るのは「芽吹き」時期です。新しい事を始めるには適していますし、始めなくても何かしら「スタート」に向けて動きます。また新しい出逢いにも恵まれる時期です。先入観ではなく好奇心が大事。戦闘体制のスイッチがいつもより入りやすいので「余計な一言」には気をつけてくださいね。笑


・日主「水気」(壬・癸)
五行で冷たい気は「金気」と「水気」です。この二つは、冷たい状況にある方が本来の特徴を存分に出すことができると考えます。金属が冷やされると、触れている空気中の水分は、冷やされて金属の表面に水滴として生まれ変わることができます。なので「金気」は「水気」を産む母として東洋占術では考えます。
ただし、水滴になれるのは「冷たい」状況のみ。熱いと水は蒸発してしまうし、金属も焼かれて水を産むどころではなくなってしまいます。
気温が高い季節、実は水気さんは苦手です。やる気が落ちてぐったりしてしまう。
熱中症対策を万全にするだけでなく、気持ちもカッカしないように。熱い血が頭にのぼって「炎上」してしまいますから。笑
冷静さを保って物事に取り組むと、アイデアがどんどん湧いてきて、オリジナリティーを発揮できますよ。