<今週のアロマ>オレンジ:「木」の気を喜ばそう:「可能性」を伸ばしていく方法
香りの楽しみ方は二つのやり方があります。
一つは、様々な精油をブレンドして、「新しい香り」を作って楽しむ方法です。
とても不思議なのですが、同じ精油を同じ分量でブレンドしても、出来上がりの「香り」は、その日によって違います。
また、作った人によっても違います。
理由は定かではありませんが、ブレンドをした時の気や、作った人の思いの気や、作った場所の気なのが、精油と一緒にブレンドされて、共鳴して、「その瞬間」を香りとして閉じ込めるのかもしれないと感じています。
だから、ブレンドの楽しさは、「無限大」に広がっていくのです。
もう一つは、たった一つの精油を楽しむことです。
とてもシンプルに、その香りを楽しみます。
これもまた、不思議なのですが、「いつも同じ香りが好き」とはなりません。
苦手な香りが、大好きにはなかなかならないとはいえ、それでも、今までずっと苦手だと感じていた香りが、無性に気になることがあります。
また、自分の心や体の状態から、「こんな時にはこの香りで」と、「定番の使い分け」もあります。
「定番」が変わるのは、自分の見ている方向が、変わった時、または、変えたい時で、自らの可能性が、これから「無限大」に広がっていく姿を、ポジティブに捉えているとも言えると思います。
苦手な香りが、好きになる時、それは、「流れが変わった」合図です。
「定番」を自らチョイスできる人、それは、「自分の立ち位置」に足を降ろして仕切り直す時です。
「香り」は、鼻から吸引して、「大脳」に直接届くと言われています。
「脳」の「本能」の部分に、そのまま届きます。そして、「素の自分」が香りを感じ取り、「好き」「嫌い」を判断します。
だから、溢れかえる「物」の全てを、自分の「好き」な物で統一できなくても、せめて「香り」は、自分の「好き」だけで選んでいきたいですね。
今この時の「香り」を大事にすることは、今この時の「素の自分」を喜ばせてあげていることになります。
<今週のアロマ>
今週は、「ブレンド」ではなくて、シンプルに一つの「香り」を楽しみたい。
節分までの、「庚」の流れを振り返り、これからやってくる「辛」をどう迎えるのかを、今一度、自分の「立ち位置」を軌道修正していきたい。
ちょうど、暦の変わり目なので、ポジティブになれるよう、明るい「オレンジ」の香りを選んでみました。
「オレンジ」の精油は、太陽の日差しをたっぷりと浴びた「果皮」を、ギュッと絞ることで採取します。太陽の力をたっぷりと詰め込んだ「香り」は、皆んな大好きな香りで、「万人向け」なので、とても使いやすい香りでもあります。
酸味の香り成分は、「木」の気が宿っています。
「木」の気は、「成長」を促してくれる力を持っています。
向上心を持って、上を見上げ、上に向かって、明るい方に向かって、まるで、枝や葉が、すくすくと伸びていく様に、「木」の気が動かしていこうとします。
柑橘系の香りを嗅ぐと、背筋がシャキッと伸びて、「さあ、がんばるぞ」と、やる気が出てくるのは、そのためです。
その中でも、「オレンジ」は、穏やかに作用してくれるので、頑張りすぎる人、いつも緊張感を持っている人、休む事なく走り続けている人など、「交感神経」が「バリキャリ」な人におすすめですよ。
「天」は「人」に「徳」を与えてくれます。
「地」は「人」に「気」を与えてくれます。
「天」からは「陽」の気が
「地」からは「陰」の気が
「人」に向かって流れています。
「陽」とは、目的意識を持って、「高見を作る」ために、自ら動くことを促してきます。
「陰」とは、目的意識を持って、「なだらか」になるために、自らの力を差し出すことを促してきます。
「徳」と「気」が交流することで、「人」の「生」が生まれ、「生」の根本となるものとを「精」と言います。
「精」が活動すると、「個体」が生じ、その「個体」の「精神活動」を動かしていくのは「魂(こん)」で、「肉体活動」を動かすのは、「魄(はく)」です。
「木」の気は「魂」の担当です。
つまり、判断したり、評価するなどの、「精神活動」を司っているのが「木」の気というわけなのです。
なので、「木」の気が不安定になってしまうと、判断基準や評価基準も不安定になります。ものすごく厳しく判断して、自分の考えにそぐわないものは、「評価する価値もない」などど、熱り立ってしまったり、逆に、自分で決められなくなって、他者に大切な判断を全て委ねてしまったりして、「自分」が基準ではない「他者軸」となってしまいます。
「木」が伸びやかに、すくすくと成長するためには、「魂」が満ちていることが必須条件です。
「精神活動」つまり、自分で「考えること」とは、「成長」に欠かせないことですね。
「魄(はく)」は「金」の気です。
「肉体活動」が、あまりにも圧迫されて制限されてしまうのは、「金」が強くなりすぎていることでもあります。
「金」は、刀やハサミの様に、「作用」します。
つまり、「分断」する気です。
「木」が伸びていても、「金」があまりにも強いと、せっかくこれから、「可能性」を伸ばそうと広がっていく「枝葉」を切っていきます。
余分な枝葉を切っているうちは、「バランス」が取れているから、風通しがよくなって、良いんですが、切ってはいけない枝葉まで、切られてしまうと、「可能性」を失っていきます。
窮屈だと感じたら、それは、「金」の気を過剰に取り込んでしまっているのかもしれません。
だから、「木」の気を感じましょうね。
「可能性」を秘めている「枝葉」だけは、切られてしまわいなように、守っていきましょう。
自分で「考える」ことを手放さなければ、「枝葉」は守られます。
数字には、それぞれエネルギーを宿していると言わます。
その中でも、数字の「8」は、「∞」を縦にした形なので、「無限」に広がるエネルギーを持っているとされ、「おめでたい数字」とされています。
そんな「おめでたい」日にしか、作っていない「カステラ」があるんですよ。
それは、「果子乃季」の「無限カステラ」です。
なんでも、「これなら無限に食べられる」らしい!
包装紙の「文字」も、伸びやかに広がっていて、「めでたさ」も広がっていきそう。
カステラには珍しく、「生クリーム」が付いてきます。
ものすごくきめ細かくて、しっとりしていて、甘さは控えめでもあり、さっぱりとしているので、それこそ「無限」に食べられそう。
「無限」パワーをいただいたから、今日は、「木」の気が喜んでくれたかな?