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<今週のアロマブレンド>ベルガモット・シナモン:「火」の気を調整しましょう:「丙」さんと「丁」さんは、こんな人

<今週のアロマブレンド>

・ベルガモット

・シナモン

 

ベルガモットは、果皮をギュッと絞ったフレッシュな香りです。

パッと香りが広がって、スッと消えていきます。

一方で、シナモンの香りは、樹皮から採取します。甘くスパイシーな香りです。

そしてずっしりと重たい香りは、お腹の奥まで届いて、いつまでもその香りは残ります。

 

 

全く相反するタイプの香りではありますが、両方とも支配星は「太陽」です。

「太陽」は「火」の気です。

「火」は、熱を上に横に大きく広げていこうとする象徴の気です。

 

寒さ凍える季節には、この二つの香りを感じると、ほっこりと暖かく感じます。

 

 

シナモンは、スパイスとしてお馴染みですね。

甘くてふんわりのシナモンロールの主役で、ホットワインにも欠かせない。それから、スパイスチャイにも入っているし、暖かいコーヒーにシナモンを振り入れても、美味しい。クッキーなどの焼き菓子の香り付けや、アップルパイには絶対に必要!

 

どちらかというと、秋から冬、特に、寒い季節のお菓子や、飲み物によく使われています。

 

昔、中国の人は、腸内のガスが溜まり過ぎて、お腹がパンパンになってしまった時の解消や、肝臓の温度を正常化させる目的で使用していたそうです。

パンパンのお腹をすっきりとしてくれるのは、「駆風作用」と言います。不要なガスを体外に出して、お腹に「風」を通してくれる効果があると言われているのです。

肝臓は、中医学的には、感情を司っていると考えられています。

肝臓の熱が上がりすぎると、イライラしてしまい、何を見ても、何を聞いても、思わず突っかかって喧嘩を売りたくなってしまう・・・逆に下りすぎると反対にやる気が落ちて、疲れやすくなってしまいます。

シナモンは、良い塩梅の「熱」に整えてくれる効果があると考えられているのです。

 

シナモンのアーキタイプは「フェニックス・火の鳥」。なんて頼もしいんでしょうね。

 

ベルガモットのアーキタイプは「ミダース」。触れるもの全てを黄金に変えてしまう力を持つ王様です。

 

 

「フェニックス」&「ミダース」

向かうところ敵なしの、最強の香りですね!

 

 

今日は「冬至」です。

「冬至」とは、太陽の光を浴びる時間が最も短くなり、太陽が沈み暗闇が広がる時間が最も長い日です。

つまり、「陰」が極まった日。

明日からは、少しずつ、「陽」が力を膨らませていきます。

 

 

前向きな「火」の力を、たくさん蓄えて、明日から外向きに出していきたいですね。

 

 

 

五行の中でも、「火」は最も勢い旺盛な気の象徴だと言われています。

 

 

輝きを放ち、その輝きは、理想の輝きで、理想を叶えるために、目標を掲げて、理想を現実に進化させたいと「火」の気は願っています。

「火」は「心」に宿っています。熱い血潮を巡らせるのも、「火」の気があるからできるのです。

現存している中で、最も古い中国の医学書と言われている『黄帝内経』には、「心は君主の官」と記されています。

「心」とは、生命の根源であり、精神の根源でもある。それは、高きから全体を明るく照らして導くように働いていると考えられているのです。

 

なので、「心」が良い状態であると、情緒も安定しているので、満足感や幸福感を感じることができるのです。

 

 

逆に、過剰になり過ぎると、熱くなり過ぎて、いつも何かをしていないと落ち着かず、感情の起伏が激しくなったり、人に対しても「情熱すぎ」になって、コントロールしたくなったり、心配症の度が上がり、眠れなくなってしまいます。

少な過ぎてしまったら、無気力になって、投げやりになって、「どうせ・・・わたしなんて・・・」と自己評価がとても低くなってしまいます。また、冷たくなって、クールになり過ぎて、利己的となり、自己中心的な行動や言動が増えてしまいます。

 

 

今までは、「陰」に向かっていたけど、これからは「陽」に向かっていきます。

だから、太陽の「火」を浴びて、どんどん皆んな愛情たっぷりほかほかに、なれると思いますよ!

 

 

 

五行の「火」にも「陰」と「陽」があります。

 

火の「陽」は「丙」(ひのえ)で、「陰」は「丁」(ひのと)です。

生まれた日の干支は、その人となりを表しています。

なので、「火」の干支の人は、やはり、明るい雰囲気の人です。そして情熱的で理想を掲げて突き進んでいく人が多いと思います。

 

 

それでは、もう少し詳しく、「火」の干支の人の性格をお伝えしますね。

 

まずは「丙」の人から。

太陽の象徴で、非常にエネルギッシュです。

性格としては

・明朗活発  ・言いたい事をそのまま言う

・前向き ・隠し事ができない

・チャレンジ精神が旺盛 ・感情にムラがある

・短期集中型  ・粘り強さに欠ける

・細かい事を気にしない ・大雑把

・負けず嫌い  ・短気でトラブルになることも

・外交的  ・熱しやすく冷めやすい

長所と短所を織り交ぜています。

ただし、長所は短所で、短所は長所でもあるので、どちらも大事な性格です。

 

次は「丁」の人

燃えている炎の象徴です。なので、風や水の影響を受けやすいのです。

周囲の環境に応じて、柔軟に態度を変えようとするのは、「丙」の人にはないことろだと思います。

性格としては

・癒し系 ・傷つきやすい ・繊細

・勘が鋭い ・周囲の影響を受けやすい

・献身的 ・気まぐれ

・火は文明の象徴なので、「聡明」

・時として激情型となる

・高い理想を持つ ・束縛を嫌う

・物静か ・考え過ぎる

・暗闇を照らし導く ・感情の起伏が激しい

こちらも、長所と短所を織り交ぜています。

 

 

もしも、身近な人で、この性格にぴったりだと言う人がおられたら、もしかして、「火」の人なのかもしれませんね。

 

 

 

性格が「ネガティブ」に出てしまう時には、調整が必要な合図です。

 

「丙」さんの場合は、火の勢いが大きくなり過ぎた時、不用意に「壬」(水・陽)を用いると、相反する水と火が喧嘩をしてしまいます。(水火激冲)

まずは、「庚」(金・陽)を用いて火の温度を下げてから、「壬」を用います。

「丙」と「壬」との相性が抜群で、大海原の水面にきらきらと太陽の光が降り注いでいる景色となります。(水火既済)

 

もしも、「水」が多過ぎる場合には、まず「甲」(木・陽)で、余分な水を吸い取ってから「庚」を用います。

 

「丁」さんの場合は、炎を絶やすことなく燃え続けるようにお手伝いをしていきます。

そのためには、「甲」(木・陽)の出番です。

それから、木を切って薪にするためには、「庚」(金・陽)もあった方が良いですね。

「庚」は、「甲」が多過ぎて風通しが悪くなっている場合にも、余分な木を切って、助けになってくれます。

 

 

この調整方法が、四柱推命での一般的なやり方になります。

 

「用いる」とは、四柱推命での「専門用語」のようなものですが、具体的には、どのように用いるのかと言うと、

・欲しい「気」が巡る時を万年暦から調べて、その運気が巡る時に行動を起こす。

・欲しい「気」が持っている行動・色・方角・食材・考え方・体の部分などを整えたり、身につけたり、利用することで、その「気」を補う。

 

それから、「裏技」として、逆に抑えてくれる「気」を用いたり、力をくれる「気」を補ったりする方法もあります。

 

 

「甲」(木の気)の体の部分(臓器)は、「肝臓」です。

それから、「庚」(金の気)の五感は「嗅覚」」です。

 

つまり、良い香りがして、肝臓の熱を正常に整えてくれると言われる「シナモン」は、「火」の調整に、とても心強い味方だということになりますね。

 

 

「丙」さん、「丁」さん、また、「火」が炎上しているような気分の方々

ぜひ、「シナモン」をどうぞ^ ^