<今週のアロマの香り>ローズマリー・レモンユーカリ:「火」と「金」:そこに「愛」はあるか
<今週のアロマの香り>
・ローズマリー
・レモンユーカリ
ローズマリーは、集中力を高めてくれると言われています。
レモンユーカリは、思いっきり深呼吸をしたくなる香りです。
どちらも、シャープでスッキリとした香りなので、気持ちが引き締まります。
何かしら忙しく、変化の多い「春」だからこそ、キリッと集中して、目の前のことに取り組んでいきたいですね。
ローズマリーは、多年性の常緑低木です。生命力がとても強いので、暑くても寒くても、乾燥していて、風が吹いても、元気にグングン育ちます。
五行は「火」
心気を活性化すると言われています。
心気が活性化すると、血の巡りに力を与えてくれて、血行促進をする効果が期待できます。
アロマトリートメントでも、「血」が滞ることで引き起こされる「懲り」を改善する目的のために、人気があります。
ただし、循環器系の持病がある方については、主治医の許可をいた抱かなければ、使用することはできません。
逆言うと、「お薬」と同等の効果が期待できるとも言えますね。
「火」は、元気やる気の源。
そして、「愛」の原動力でもあります。
ユーカリは、樹高100メートルにもなる常緑高木です。世界でも最も高いと言われる木の一つだそうで、「天」に向かって上がるエネルギーを宿している木でもありますね。
その中で、レモンの香りがするのは、「ユーカリ・シトリオドラ種」です。
殺菌力に優れているとされ、辛味のある樟脳に似たような香りがします。ユーカリの香りが苦手な方も、レモンユーカリは、馴染みのある「レモン」の様な香りも感じられるので、使いやすいかもしれないですね。
五行は「金」
「肺気」とともに、「衛気(えき)」を強めてくれると言われています。
「衛気」とは、内側を守ため、外からの「敵」と戦ったり、侵入した「敵」を排除する「気」です。(免疫の様なものだとお考えくださいね)
また、「金」は「肺」を整える気なので、マスク生活が続き疲れ気味の「肺」にも力を与えてくれます。
「金」は整えてくれる気。
それは、不要なものを排除してくれる勇気を授けてくれます。
「変化」とは、今までのままではいられなくなってしまうことです。
つまり、今までと「別れ」を決断すること。
それは、大きな「別れ」だけとは限りません。
とても小さな「別れ」は、劇的な変化ではないので、「別れ」を選ばなくても、けっこうそのままでも、何とかなる場合もあります。
なんとなく、違和感を感じてはいるけど、だらだらと続けていることは、それを失っても、困ることも寂しいこともありません。
でも、だらだらする「時間」は、僅かだったとしても必要です。
ほんの僅かな「時間」でも、自分の「持ち時間」から消費しているので、「持ち時間」は失っていきます。
もしも、たくさんの「だらだら」を抱え込んでしまったら
きっと、何とかだらだらと、こなしてはいけるでしょう。
でも、積もり積もったら、ものすごく大きな「だらだら」です。
大きな「変化」は、とても分かりやすいし、半ば強制的に「別れ」を選ばざる追えないので、「強制変化」ができます。
小さい「変化」の方が、実は、難しく、もしかしたら、気づけていないこともあります。
自分で選べるからこそ、「まあ、もう少し、このままで」と、「別れ」のタイミングが掴みにくくなってしまいますね。
変わり続けるために、変わらずにいる。
それを「火」と「金」との関係から考えてみましょう。
「火」に「金」を合わせるのは、鍛冶屋さんの作業のようです。
立派な刃物を作るために、火で真っ赤に熱した金を叩いて作っていきます。熱すぎてしまうと金が溶けてしまうので、溶けない程度に、でも、熱々にする「限界」を見極めて、何度も何度も熱しては叩き、熱しては叩きと繰り返します。
一度には完成せず、回数をこなさなくてはいけません。
「金」は「金」にしかなれないけど、立派な「金」になっていくために、「火」の気の力をもらって、鍛錬をしていくのです。
別れるべきか、別れないべきか。
そこに「愛」があるか。
「愛」があれば、繰り返し向き合って、鍛錬していきましょう。
「愛」がなければ、キッパリとお別れしましょうね。