持っている宝物を使う:タロットカードの私の解釈「節制」
「新しいことをしたいけど、何がしたいのかわからない。」
「もっと、何か違う自分になることができるのではないかしら。」
お客様がよく口にされる言葉です。
そんな方は、たいてい、輝かしいキャリアを積み上げられていらっしゃたり、優しいご家族に囲まれて過ごされていらっしゃったり、様々な趣味をお持ちでいらっしゃったり、求められる場面がたくさんあって日々忙しく過ごしておられたり。
私から見ると、とても充実して過ごしておられるのではないかと、感じる方々ばかりです。
「個」を模索する
人と違う自分でありたいと思う
オリジナルが求められる
どうあるべきか
何に向いているか
このままで良いのか
枠に収まっていれば良しとされていた頃は、「選択肢」が少なく、成功のイメージも「お金」「車」「家」など、目で見えるものをたくさん所有することが良しとされていたので、ある意味わかりやすかったと思います。
「個」の幸せは「個」によって違うので、「選択肢」が限りなくあり、結局何を選んで良いかわからなくなってしまいます。
溢れかえる情報の中で、自分で決めなくてはいけないのは、逆にストレスになっているのかもしれません。
淡い色のグラデーションが綺麗なリース。
少しだけ、全く違う色を入れると、全体がピリッとしまります。
淡い色合いだけに、濃い色が映えます。
色々な色が混ざり合い、独特の雰囲気を醸し出しています。
おどけたお猿さんとおすましフクロウ
タイプは全く違うけど、二人並ぶと妙にしっくりハマっている。
たぶん、この二人の意見は全く違うし、好きなものも違う。
でも、並んでいると、とっても仲良しカップルに見えて面白い。
「節制」のカード
「調和」「融合」「機転」「組み合わせる」
情熱の真っ赤な大きい羽を持つ天使が、穏やかな表情で、二つの聖杯に入った液体を混ぜ合わせています。
片方の足は「土」の上に、もう片方の足は「水」の中に置いてしっかりと立っています。
「土」は意識、「水」は無意識を表していると言われていて、自分の「意識」には顕在意識と潜在意識の両方が、支え合っていることを示しています。
天使の髪の毛は。黄金色に輝いていて、希望で満ち溢れている様子を読み取ることができます。
遠くの山の頂上には、黄金色に輝く王冠があります。
諦めずに山に登ると、黄金色に輝く王冠を手に入れることができることを示しています。
誕生日から導き出す「命式」は、実に、561600通りもあります。
たとえ同じ命式の人がいたとしても、人は社会的動物なので、生まれ育つ環境によって、命式が同じでも「違う個性」を育みます。
選択するものによって、育まれるので、何を選び何を捨てるか。
個性は自らが手にしたもので作られていきます。
だから、自分と全く同じ人は存在せず、みんな「オリジナルの自分」です。
アイデアが生まれる時、たとえそれが、ふと思い付いたものであったとしても、決して「降って湧いた」ものではありません。
今までの、経験やそれによって芽生えた感情、向上心、好奇心、など
生きてきた全てを混ぜ合わせ、そこから生まれて来るのが、その人の独自のアイデアであって、それは、全て「新しい発見」だと思うのです。
人から借りてきただけのものは、自分のものではありません。
それは「人のもの」
借りてきたものを、しっかり自分の中で消化し、自分の栄養として取り込んで、そこから産みの苦しみを経て、自らが一生懸命産み出したものが、やっとオリジナルになります。
自分の中から生まれたものは、全て素敵なオリジナル。
毎日が新しいし、毎日新しい自分になっています。
ただし、アイデアが今の世の中が求めているものでなかったら、全く必要とされません。
たくさんの「経験」と「思い」、それから、世の中の「思い(情報)」をミックスする。
それが「今」必要とされている、自分のオリジナルになリます。
オリジナルは、もうすでに、自分の中にあります。
「節制」のカードが出た時
「今やっていることを、120%の力で3ヶ月取り組んでみてください。きっと新しい自分になっていることに気がつきます。」
と伝えています。