出口の先には道が繋がっている:<今週のアロマブレンド>ティートリー・ジンジャー・ベチバー:「山羊座」「土星」を味わう
<今週のアロマブレンド>
・ティートリー 3
・ジンジャー 2
・ベチバー 1
こちらで記載している数字は、3つのアロマオイルのブレンドする割合です。今回は、ベチバーを1として、ジンジャーを2倍、ティートリーを3倍の割合でブレンドしていると考えてください。
精油をブレンドする時は、希釈する濃度を厳守してください。
濃度が濃くなると、肌に負担がかかるだけでなく、トラブルを起こしてしまう危険性があります。
(公社)日本アロマ環境協会AEAJでは、精油を希釈する時には、安全に安心して楽しんでいただくために1%未満の濃度で希釈するようにと提言しています。
具体的に1%濃度にするには
50mlの基材(アルコールやキャリアオイルなど)に対して、精油が10 滴となります。
肌に触接ふれないような、例えば、デュフューザーなどで香りを楽しむ場合では、お部屋全体を香らせたい場合は、お部屋の広さにもよりますが、大体3〜5滴が適切な分量です。
分量を守って、ぜひ、安心安全にお楽しみください。
・ティートリー
陽
支配星:太陽
サイン:山羊座
消毒っぽさを感じますが、とっても爽やか。人によっては「病院をイメージ」することも。「場」と「気」をクリアにしてくれます。
・ジンジャー
陽
支配星:火星
サイン:山羊座
ご存知「生姜」の香り。香りからもピリッとした刺激を感じます。
背中をぐんと押してくれるのは、まさに「火星」っぽい。
・ベチバー
陰
支配星:土星・冥王星
サイン:山羊座
とても深い「土」の香りがします。単体で使用するよりもブレンドする方が、この深い香りが生きてくると思います。
「山羊座」勢揃いで、「ガツンと決めよう」とぐいぐいと押してくるイメージのブレンドです。
でも、香りはティートリーがクールにまとめてくれていて、重さは感じません。
「山羊座」は「形」を非常に重んじる星座です。
行動の「太陽」と、それを焚きつける「火星」が、チャレンジ精神に刺激を与えてくれそうなブレンドです。
昨日は「夏至」で、太陽の日差しが一番長く「陽」が頂点となった日でした。
今後、気の陰陽は、12月21日の「冬至」に向けて、「陰」が増していきます。
増えたら減っていき、減ったら増していく。
陰と陽は、そのように、「全体で1」となるように、揺らぎながら両者の力を調整していきます。
「陽」は外向きのエネルギーを持っています。
なので、「陽」に向かうのは、大きくしたり、広げていったり、上に向かってガツガツ頑張る景色です。外に「形」を作り上げていきます。
これからの「陰」は内向きのエネルギーです。
小さくなっていき、狭くなっていき、下に視線を向けていく景色です。自分の手の届く範囲を確認して充実させたり、自分の内側、つまり「心・本音」にエネルギーが注ぎ込まれていきます。
たいてい、人は、「陽」の方が好きで、「陽」の方がわかりやすい。
形さえ作れば良いからです。
「陰」に向かって、自分の心の中に自ら入り込むのは、「孤独」に向かっていくことで、誰とも比較できない「世界」を感じていくのです。
人は、二つの物を比較して、初めてその「存在」がどの立ち位置にあるのかを確認できて、落ち着くことができます。
外側のものとの比較は、わかりやすくて、簡単です。
どちらが優っていて、どちらが勝者で、どちらが優秀なのか。
そして、そうでない方を、できる限り勝者に近づく為に努力します。
内向きの場合はどうすれば良いのかというと
自分にとって「必要」なのかどうか。
「必要」なものから「わたし」を感じていく。
それが判断基準となります。
もしも難しかったら、「要らない」ものを削除していく。
最後に「必要」が残ります。
これは、大きいから必要とか、優っているからとかではないのです。
自分にとっては、大きくなくても良いと思えば、小さくて構わないのです。
そうやって、「陽」で大きくなりすぎたエネルギーを、これから少しずつ、「淘汰」していきます。
そして、「陰」が極まった時には、スッキリとした「わたし」だけが、そこに存在しているのです。
「冬至」までは、本当に自分にとって、やりやすい方法を見つけていく、自分の力が足りないと感じたら力を補充していく、大切な居場所をより丁寧に整えていく。自分の「身近」な世界に目を向けて、最高の「身近」にしていきましょう。
「見栄」や「虚栄心」は、ちょっとだけ、お休みしてもらうといいですね。
人が「内向き」になって
上手くいかなくてどうしようもなく感じてしまった時は
「洞窟」の出口が覆い被されて、まるで土の中に埋もれていく感じになった時です。出口の先はなく、そこにはだた、「土」があり、先の「世界」の存在を見出せなくなってしまった。選択肢がどこにもないと思ってしまって、ここにこのままずっと、この先もずっと、動かず止まっていなくてはいけないと思った時、「全てが止まってしまった」と思い込んでしまうのです。
「気」はいつも巡っていて、動かないことはないのですが、それすら感じられなくなってしまいます。
そんな時は、動いている物を観察するのがおすすめです。
感じるのは、できなくなっているので、ただひたすら「見る」といでるね。
広い砂浜で、打ち寄せる波をただじっと眺めるとか
空に広がる雲が、形を変えていく様を眺めるとか
何も考えずにただ見るだけでも、それは、「動き」を視覚でキャッチしていること。なので、少しずつ、自分の「気」も動き始めるのを感じられます。
占星術では、「土星」は試練(課題)を与えてくれて、それを乗り越えることでひとまわり大きく成長させてくれる天体であると解釈をされています。
3月22日に、「土星」は「山羊座」から「水瓶座」に移動しました。「水瓶座」は形ではなく「自由」であることを尊重しようとする星座です。
7月2日、「土星」は再び、元の古巣である「山羊座」に戻ります。
なので、7月に入ってから、なんとなく「今まで」が戻ってくる感覚になるかもしれません。そして、12月17日に、再び「水瓶座」に入り、本格的に、「土星・水瓶座」の世界となっていきます。
一度「次」の体験をしたら、もう元には戻れないので、「今まで」に向き合いながら、「今まで」と「これから」をどうやって繋ぎ合わせていけば良いのか、それを強く感じて、「淘汰」していくことがきっとできると思っています。
大いなる星の「動き」は、人の心にいろいろなメッセージを届けてくれている。そのメッセージを紐解いていくのが「占星術」です。
自分に向き合えば向き合うほどに
自分の本音を大切にすればするほど
人は「孤独」になっていきます。
そして
誰かと繋がっていたいと渇望していきます。
「一人」だからこそ、「皆んな」になりたい
それは陰陽のバランスをとっていること。
不安で押しつぶされそうになって、寂しくて仕方なくなったら
天体の星たちのメッセージを紐解いてみると
大いなる宇宙(全体)を感じることができます。
そうすると、出口の先には、今まで歩いた道の先が伸びていると気が付くはずです。
暦には「埋もれたまま」の景色は存在していません。