「色気」のある人とは:「人相学的色気」を参考にして「五行的色気」について考えてみた
誰しも一度は、映画やドラマを観ながら、俳優さんの、演技や表情に魅了され
「わたしも、あんなに色気のある人になれたら、どんなに良いだろう」と
うっとりとした経験があるのではないでしょうか。
もちろん、私もその一人。
そもそも「色気」とは何なのか。
「色気」があると言われている俳優さんたちの、個性がみんな違うように
一言では言えない「特徴」ではありますが・・・・・
この件について考えるたびに、人相学の権威であられる天童春樹先生の言葉を思い出します。
『人相とは思いの表れ。思いが人を造る。』
それから、こうも仰います。
『思いは変化するもの。それは心が動くものだから』
そして、人相術については
『顔相手相含め、全身、雰囲気、声、挙動などを観察する』
つまり、佇まいそのものが、「気」であり、発しているもの全ても、その人の「気」そのものである。
それは、意識しているものだけではなく、無意識のものまで、全て「外」から観ることができる。
なので、意識して取り繕ったとしても、「自然」とこぼれ落ちるものの中に、「気」が含まれているので、取り繕ったとしても、「バレて」しまうということ。
天童先生の考える「良い感じ」の人とは、『表情が豊かな人』だそうです。
このような人は、大抵のことは何とかなるし、困っても「助け舟」がやってきて、それに乗れる人。
ということは、そもそも「助け舟」が向こうからやってくるには、「興味を持ってもらう」必要があります。
それは、「色気」が人の心を惹きつけるのと同じ。
なので、「表情が豊かな人」が、「色気がある人」とも言えるのではないかと思うのです。
では、「表情が豊かな人」は、どうしてそうなれたのか。
「思い」が「人相」を造っていくことから考えてみると、色々な「思い」を持っていることになります。
それから、「思い」は「変化」するもので、それは「心」が「変化」している。
なので、「心」が上がったり下がったり、激しく動いたり、揺さぶられたり。
ダイナミックに動いている。
そのダイナミクな動きが、そのまま「思い」の「変化」となる。
そして、それが「人相」に滲み出る。
楽しい時には、「心」が弾み
悲しい時には、「心」が沈み
辛い時には、「心」が縮こまって
嬉しい時には、「心」が膨らむ
なんて忙しそうな「心」!
「表情が豊かな人」は、忙しい人でもありますね。
五行にも、「色」があります。
「木」は青色
「火」は赤色
「土」は黄色
「金」は白色
「水」は黒色
そして、五行には「感情(五情)」があります。
「木」は怒
「火」は喜
「土」は憂
「金」は悲
「水」は恐(驚)
全ての「感情(五情)」を、豊かに発揮する人は、全ての「色」を使っている。
たくさんの「色」の間を渡り歩くから、たくさんの「色」に染まっていく。
そして「色気」となって、佇まいに染み出していく。
なので、怒りを感じても、笑顔で応えようとしたり、悲しい気持ちでいっぱいなのに、心配させたくないあまり、「大丈夫だから」と顔色一つ変えないのは、「色気」があるとは言えなくなってしまいます。
だから、「あの人は、いつも笑顔で大丈夫だと言うから、いつも一人で乗り越えていける人」と勘違いされて、「助け舟」がもらえません。
例え、「助け舟」を渡したとしても、「大丈夫、要らないから」と断られてしまうかもしれないし。
そんな風に思われてしまうでしょう。
そして、それがその人の造られた「特徴」となって、固まっってしまいます。
五行的に考えた「色気のある人」とは
「怒・喜・憂・悲・恐(驚)」を大事にしている人。そして、それを使う人。
それから、「助け舟」から、手を差し伸べられた時に、堂々と、その手を握る人。
「ありがとう」と顔いっぱいの「笑顔」で、手を握る人。
そんな人ではないかと思います。