「子丑空亡さん」お疲れ様でした。「通常運転」に戻る前に、ここだけは気をつけて!
最近、立て続けに「子丑空亡の人」に会う機会があって
思わず、「通常運転再開ですね!」と声をかけてしまいました。
「空亡」だから運気が悪い訳では決してないのですが、やはり心情的には「いつも空亡が心をとらえて離さない」気持ちになる人が多いように思います。
だから、めでたく明けた年は、せっかくなので、思いっきり解放感に浸っちゃってください。^ ^
「子丑空亡の人」とは、日柱の干支番号が51番から60番までの人です。
具体的に言うと
51番・甲寅
52番・乙卯
53番・丙辰
54番・丁巳
55番・戊午
56番・己未
57番・庚申
58番・辛酉
59番・壬戌
60番・癸亥
以上の人が該当します。
そもそも「空亡」とは?何かと言うと
10個の十干支と、12個の十二支を一つずつくっ付けて「干支」が成立します。
それぞれ順番に組み合わせた場合、「2つ」の十二支が余ってしまいます。
その余った十二支を「空亡」とします。
十二支は、形のない雰囲気を表しています。
季節や時や時間などがこれに当たります。これらを「天の気」をして考えて、「天が味方をしない」と解釈をします。
また、命式では地支に当たる十二支は、「内面の自分」として考えます。
なので、「空亡」の十二支が巡ると、「心ここにあらず」の状態になると解釈をします。
「天が味方しない」とか、「心ここにあらず」って言われても、ちょっとイメージし難いかもしれないですね。
なので、もう少し詳しく説明してみたいと思います。
先ほども書いたように、十二支は「形のない雰囲気」を表しています。
これは、自分を中心として考えてみると、「自分を取り巻いている気」であるとも言えます。自分を中心とした「四方八方の世界」です。
「子丑」の世界は「北方の世界」です。
「北」は冷たく固まっていく雰囲気が特徴です。
冷たくなる、とは、冷静に判断する叡智にあふれた世界。
固まっていく、とは、ずっと変わらずに固定化していく世界。
このことから、「北方の世界」は、「目上の人」「学問」なども表すと考えます。
「子丑空亡の人」は、この部分を持っていない、つまり、「欠け」ていると考えるのです。
全ては「中庸」を目指して揺らいでいると、東洋思想では考えます。常にバランスを取ろうと揺れているのです。
「北方の世界」に「欠け」があると、反対側の「南方の世界」はバランスが崩れてしまうのを防ごうと、力強く踏ん張ります。「北方」に引きずられていかないように、反対側に重心を傾けていきます。
「南方の世界」は、暖かく伸びやかに、広がっていく世界です。
まるで「夢」が果てしなく広がるように。「夢」に向かって手を伸ばすように。可能性を広げていく世界です。
このことから、「南方の世界」は「目下の人」「夢」などを表すと考えます。
「南方の世界」が強められると、新しい「時代」を切り開いていこうとするスピリットが生まれます。開拓をして、道を切り開く。時間がかかっても、諦めずに道を作っていく。
なので、「子丑空亡の人」の特徴は、初代運があり、目標高く、突き進む人。若い時はなかなか上手くいかなくても、晩年に夢を叶える人。独立独歩で歩む人。これは、男性でも女性でもです。
だから、「人の言う通り」にはしたくない人。
何でも、自分で決めて、自分で実行する。
それが、「通常運転」です。
そんな感じで「爆走」していた「子丑空亡の人」にとって、一昨年と昨年は
「なんだか横槍が入って、足を引っ張られてしまった」出来事や、「頭から抑え込まれた」感覚を味わった人も多かったかもしれませんね。
せっかく熱く燃えていたのに、冷や水たっぷりの「気」に取り囲まれてしまったから。
でも、それは、もしかしたら、一人で持つにはあまりにも「重たい荷物」だった可能性大ですよ。
なので、晴れて空亡が明けたからと言って、「同じ方法」を繰り返さない方が得策ですね!
今年は、勢いある「水」の気の運が巡っています。
「爆走」傾向の「子丑空亡の人」は、ついやり過ぎてしまう傾向が出てしまいそうなので・・・・・
ちょっとだけ気を付けるポイントをお伝えしますね。
「51番・甲寅」と「52番・乙卯」の人は、優先順位をしっかりと決めて。
「53番・丙辰」と「54番・丁巳」の人は、耳の痛い意見は「天の声」ですよ。
「55番・戊午」と「56番・己未」の人は、感情だけで突っ走らないこと。
「57番・庚申」と「58番・辛酉」の人は、余計な一言に要注意。
「59番・壬戌」と「60番・癸亥」の人は、あれこれ考えない。
良かったら参考にしてくださいね。