「四柱推命」が難しいと感じてしまうのはこれが原因かもしれませんね:四柱推命の勉強方法
四柱推命を学ぶうえで、どうしても避けては通れない道があります。
それは、「漢字」を覚えること。
「漢字」が苦手だと思い込んだまま、命式を作ろうと、万年暦を広げると・・・・・
そこには「漢字」しか並んでいないページが。
どこまでページをめくっても
「漢字」ばかり。
ずっと「漢字」が続きます。
でも、その「漢字」をよく見ると
22個しかないんです。
10個の十干と、12個の十干支の組み合わせで、暦は構成されているのです。
十干支は、普段から、何かと目にする機会が多い。
といことは、10個の十干を覚えてしまえばなんとかなる。
なので、最初は、10個の「漢字」をしっかりと覚えましょう。
そして、それから、四柱推命の本を読みましょう。
記憶が定まっていない状態で、いきなり本を読んでいた時には、難解に感じた文章も、かなり読みやすくなっていると思いますよ。
十干は
「甲」「乙」「丙」「丁」「戊」「己」「庚」「辛」「壬」「癸」
この10個です。
これを、ただひたすら暗記するのは、けっこう大変。
なので、分類してみましょう。
「甲」と「乙」
「丙」と「丁」
「戊」と「己」
「庚」と「辛」
「壬」と「癸」
ついでに、読み方も一緒に分類して見ると
「甲」(きのえ)と「乙」(きのと)
「丙」(ひのえ)と「丁」(ひのと)
「戊」(つちのえ)と「己」(つちのと)
「庚」(かのえ)と「辛」(かのと)
「壬」(みずのえ)と「癸」(みずのと)
読み方には(・・・え)と(・・・と)の二つの種類があることがわかります。
(・・・え)は「陽」で、(・・・と)は「陰」です。
「陽」は兄で、「陰」は弟
簡単に覚えるために、「陰の弟」とそうではない方が「陽」という感じで、陰陽のどちらか迷ったら、「弟のと」を覚えてしまうと良いかも。
十干は、五行を表す漢字です。
なので、「木・火・土・金・水」の五行も一緒に分類してみると
『木』(き):「甲」(きのえ)と「乙」(きのと)
『火』(ひ):「丙」(ひのえ)と「丁」(ひのと)
『土』(ど・つち)「戊」(つちのえ)と「己」(つちのと)
『金』(こん・きん):「庚」(かのえ)と「辛」(かのと)
『水』(すい・みず):「壬」(みずのえ)と「癸」(みずのと)
このように、「庚」「辛」以外は、全て五行の文字と同じ読み方をします。
こうすると、ますます覚えやすくなりますね。
それから、五行もイメージも加えて覚えるとパーフェクト!
「木」はまるで植物が成長するように伸びる
「火」はまるで炎が広がるように拡散する
「土」はまるで大地がいつもそこにあるように安定する
「金」はまるで鉱物が冷たく固まるように型を作る
「水」はまるで水流が流れるように辺りを潤し下っていく
次は「十二支」
これは12個あります。
「十二支」については、馴染みがあるために覚えやすいかなと思います。
なので、一緒に五行も振り分けて覚えると良いですね。
子・・・水
丑・・・土
寅・・・木
卯・・・木
辰・・・土
巳・・・火
午・・・火
未・・・土
申・・・金
酉・・・金
戌・・・土
亥・・・水
「十二支」の五行は、不規則に並んでいるのではありません。と言うのも、「十二支」は季節も表す「漢字」です。
「水」は冬
「木」は春
「火」は夏
「金」は秋
そして、その間に「土」の移行期間が入ります。
「十二支」の並びは、「冬」から始まり、「冬」で終わっているのです。
ここで、もっと余裕があれば、「十二支」を4つの季節として覚えてみましょう。
「寅卯辰」は「春」
「巳午未」は「夏」
「申酉戌」は「秋」
「亥子丑」は「冬」
この組み合わせは、運気を観る時にはとても重要になります。
この3つの「十二支」がある場合、運気はその季節に傾く傾向が出るのです。
「春」の「十二支」は新芽が芽吹くように活動的に
「夏」の「十二支」は太陽が輝くように情熱的に
「秋」の「十二支」は収穫を味わい結果を分析する
「冬」の「十二支」は冬眠するように内在する力を蓄え「その日」を待つ
四柱推命で命式を読み解いていく時に、最も大切なのはイメージを組み合わせて、そこから生まれる「新しい」イメージを想像することではないかと考えています。
イメージには形がないので、決まった形に落とし込もうとすると、必ずと言って良いほど「例外」にぶつかります。
使われているのは「十干」と「十二支」だけ。
10個と12個。合わせて22個。
ただ「漢字」を覚えるのではなく、イメージを感じながら、知識としてというより、「体験」しながら刷り込んでいく。
ひとつひとつを大事にじっくりと刷り込んでいく。
それを何度も繰り返していくと、ある時突然、泉が湧き上がるように、イメージが次々に浮かんできます。
「体験」する。
これが、どんな「命式」を観ても、「語れる」ようになる近道だと思います。