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「占い」とは「軸」と「象徴」の二つの掛け合わせを、イメージしていく作業です:「陰陽」と「五行」

「東洋的」な占いについて、ベースとなっている「考え」は、とてもシンプルです。

「軸」を観て

それから、「軸」を「長い目」で観察したときの「象徴」を想像する。

「軸」と「象徴」の二つが織りなしできる景色が「運気」です。

 

 

「軸」は、全ては「陰」と「陽」の二つに分けられる。(陰陽論)ということです。

どんなことも、全て、この二つのどちらかに「所属」していると考えられています。

 

「陰」は、受容する。許す。内側。

「陽」は、変えていく。対抗する。外側。

 

光は「陽」を照らします。そして、光に照らされていない部分を「陰」

「陰」と「陽」は、永遠に交わることがなく、でも、それぞれが離れてしまって独立することはできなくて、一緒に存在します。

 

「陰陽」の表現している景色は、皆んなが共通に想像することができます。

紙に表と裏がある、とか、お腹の反対側は背中である、みたいに。

 

「陰陽」は、外側から観察できて、自分の事柄についても、「もう一人の自分」の目を持って眺めてみると、割と簡単に解釈ができます。

 

それから、人に説明をした場合にも、「共通認識」を持ちやすいので、「わたしもそう思うよ」と、皆んなに賛成してもらいやすいですね。

 

 

 

「象徴」は、「長い目」で観察することが必要なので、人によって「長さ」が違うために、説明するのに何パターンか準備していた方が良いかもしれません。

 

「象徴」とは、全てには、「五つの立ち位置」があるということです。(五行論)

 

賢人たちは、この五つの「象徴」を、とてもわかりやすく、簡単に、一文字で表してくれています。

 

「木」「火」「土」「金」「水」

 

この五つです。これを「五行」と言います。

 

<象徴の説明・植物の場合>

「木」は、「芽」が上に向かって昇っていき

「火」は、昇った「芽」が広がって、「枝葉」となり

「土」は、「枝葉」から葉が落ちて「落ち葉」が地面を覆い

「金」は、「落ち葉」がカラカラになって朽ちていき

「水」は、朽ちた葉が土に吸収されて何もなくなる

 

<象徴の説明・行動の場合>

「木」は、「わたし、行きます!」と手を挙げて

「火」は、「わたし、頑張ります」と熱意を伝えて

「土」は、「頑張っているわたし」が日常となり

「金」は、頑張るだけでは退屈で飽きてきて

「水」は、新しい事を始めるために「頑張るわたし」をやめる

 

 

つまり、どういう事なのかというと、「進化」または、「成長」、「発展」、「時間経過に伴う変化」のような・・・ものです。

 

 

全ては

まるで「木」の様に、ポコっと上に向かい

まるで「火」の様に、周囲に拡散していき

まるで「土」の様に、皆んなが知ることになって「常識」となり、または、行き渡り

まるで「金」の様に、行き渡った「常識」の捉え方の違いが生まれて「分断」できて

まるで「水」の様に、「分断」が「亀裂」となって粉々になり流れ去る

 

これで、イメージできそうですか?

 

例えば、「コンピューター」では

・コンピュターが世の中に出て、一部分の人だけがそれを知る「木」

・やがて、それって良いよねと、皆んなが噂を始めて、欲しくなる。また、購入し始める。「火」

・それから、皆んなが持っているから、価格も下がって、そのために、より購入が進み、持っているのが「普通」となる。「土」

・皆んなとお揃いは嫌なので、どんどん自分だけの、こだわりの製品が欲しくなる。「金」

・コンピューターも良いけど、スマホの方が良いかもしれない、だから、コンピューターを買い換えるより、スマホを最新版にしようかな。「水」

 

 

無理やりこじつけている感も否めないけど(苦笑)

「象徴」とは、この様に、様々な「対象」に当てはめて、解釈をすることができます。

 

 

 

「占い」では、相談の内容から

それは、「陰」なのか「陽」なのか

そして、「五行」のどれに当たるのか。

 

それを分析していきます。

そして、「陰」を「採用」した方が良いのか、逆に「陽」なのかを解釈をして、もしも、「採用基準」が適切でない場合には、逆の「採用基準」を提示していきます。

例えば、そもそも、その問題は本人が考えて解決できる事なのか、また、解決したいと感じているのか、変える必要があるのかないのか、許して良い事なのか、などです。

 

 

「陰陽問題」は、一緒に検討をしやすいので、話がサクサク進みます。

人によっては、どうしても逆転したくないと言われることもあるんですが・・・・。

それでも、「逆」の中のポジティブな部分が見えた時、突然、ふっと、「やっぱりそうだよね」と、気が済んだり、肩の力が抜けたり、また、笑顔が出たり、大笑いしてみたり。反応は様々ですが、突然ふっと切り替わります。

 

 

実は、「占い」にできるのは、ここまでなんです。

つまり、適切な方向に、シフトチェンジできたなら、後は、自分の気持ちに素直に進めば、大丈夫です。

 

なぜならば、「五行」は感じるものなので、立ち位置は、いつも、充分に感じています。

ただ、見る方向が「逆」だったから、上手く進まなかっただけだからです。

 

 

「木」や「火」だと感じている場合は、とにかく「行動」あるのみ。

決意して、一人でまず進むのは、「木」の場合

周囲も巻き込んで周囲に届く様に、進むのは、「火」の場合

 

「土」だと感じている場合は、とにかく「足元」が大事。

しっかりと体勢を整えたり、しっかりと足固をします。

 

「金」や「水」だと感じている場合は、とにかく「まとめ」てみる。

自分の感情に冷静に向き合って、許せない事をはっきりと宣言するのは「金」の場合

できない事は諦めて、時期を待つのか他の道を探してみるのは「水」の場合

 

物事は、「木」→「火」→「土」→「金」→「水」→「木」→・・・・

と流れているので、自分の「立ち位置」を確認したら、次の「場所」に移動するための方法を、実行に移しましょうね。

 

 

「ポジティブ」ばかり見ている場合は、あえて「ネガティブ」を伝えます。

それは、「陽」の視点だけでなく、「陰」も見てもらうためです。

 

 

「陰」と「陽」の両方を。しっかり区別することができ、その両方を行ったりきたりする事で、勢いの「風」が起こり、その場の「気」がつられて動き始めます。

 

 

動くのは、「陰」と「陽」の間だけで。

なので、「結果」や「形」にこだわらないこと。

そして、後は、「五行」の流れに乗れれば、自動的に「形」になっていくから大丈夫です。