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今日から「冬」になりました。「水」の気と仲良くしましょう:「気」のバランスから考察した「冬」のおすすめの過ごし方

今日から、暦の上では「冬」です。

十二支の「亥」の月に入りました。

 

「亥」には、「壬・水陽」と「甲・木陽」の気を宿しています。

十二支の一番最後の「締め」は、力強く水が流れているんですが、木の芽を宿しているので、ただ流れていくのではなく、次の実りのために、「リセット」をするイメージです。

 

年柱や月柱に、「亥」を持っている人は、大河の流れのごとく潔く、それでいて情が強いため、「人の為になりたい」という思いを、何があっても負けずに貫いていこうとする人が多いです。

 

年柱の場合は、同級生が皆んな同じ「十二支」となるために、皆んなが揃ってそんな人のわけないでしょ・・・と思われるかもしれませんね。

でも、やはり、「亥」を持っていると、何かのきっかけで「亥スイッチ」が入ったら、やっぱり、情に厚く、猪突猛進して貫く時があるはずです。

 

なので、「マイペースで、一人で勝手に決めて、どんどん進んでいく傾向がありますね」と言うと、「すごい、なんで分かるんですか!」と、占いが当たったと言われます。

 

11月生まれの方は、「亥」を持っています。

しかも、社会の中で感じたい思いが「亥」なので、「マイペース」でいられる時に、自分らしく過ごせていると居心地の良さを感じます。

そして、上から押さえつけられてしまったり、行手を阻まれるのが苦手です。

 

 

11月生まれの方を見かけたら、「マイペースで、一人で勝手に決めて、どんどん進んでいく傾向がありますね」と言ってあげてみると良いですよ。

なぜなら、それが、「亥」さんの、とっても良いところだからです。

 

 

「冬」のおすすめの過ごし方は、「守ること」です。

 

無理せずに、出来る事を出来るだけやる。それから、疲れた時は、ゆっくり休息をとる。もちろん睡眠も大切で、睡眠時間を削るよりも、早く寝て、次の日に持ち越した方が、きっとはかどります。

 

冷え対策も重要で、それから、むくみ対策は最重要課題となります。

それから、恐い映画や情報は少し控えめに。できればポジティブになれて、心がほっこり出来る映画や情報を選ぶ方が賢明です。

 

腎臓の付近の腰は温めて、腰のストレッチなんかも良いですね。

 

 

「冬」の気」は、「水」です。

「水」が旺盛になるので、「水」の気が多くなると、不具合が出やすい部分を、反対の気の「火」で対峙すると良いのです。

 

「水」は「腎」

「腎」は中医学ではとても大切であると言われています。

それは、ご先祖様からいただいた、大切なエネルギーの「持ち点」を「腎」で守っているからです。

 

なので、「腎」が疲れてしまったら、その大切な「持ち点」が、だらだらと漏れ落ちていき、少なくなってしまいます。

 

「冷え性対策」と「睡眠」

 

この二つを特に気を付けて、「冬」を元気に過ごしましょうね。

 

 

全ての気は、共存しています。

なので、例え「冬」だからと言って、その他の「季節」の気がなくなっているわけではないのです。

他の気は、それぞれが、強くなったり、弱くなったりして、全体が「一」となる様にバランスをとっています。

 

 

<冬の気のバランス>

・「木」の気  力がやや膨らみます

・「火」の気  力が萎縮します

・「土」の気  力がやや萎縮します

・「金」の気  影響はほとんど受けません

・「水」の気  力が膨らみます

 

 

冬は、個人的にも、このバランスの影響を受けるために、この様な割合に偏りがちになります。

 

バランスが崩れて「不具合」を感じる場合は、一つの気が、大きく膨らみすぎている場合か、萎縮しすぎている場合のどちらかになります。

 

どちらも、「疲れている」状態です。

なので、その気を優しくいたわると良いですね。

 

 

<気を整える冬のおすすめ養生>

・「木」の気の場合

 イライラしたり、眠りが浅くなってしまったら、「木」をいたわってあげましょう。

 温かいシジミのお味噌汁を飲む

 目の周囲をホットタオルで温める

 それから寝る

 

・「火」の気の場合

 面白い番組を見ても楽しくなくて、やる気が出ないと感じたら、「火」をいたわってあげましょう。

 ふわふわの毛布にくるまる

 軽く汗ばむ程度に体を動かす

 それから寝る

 

・「土」の気の場合

 なんとなく心配事が頭から離れずにずっと考えてしまう時は、「土」をいたわってあげましょう。

 お腹に優しいスープを飲む

 塗り心地が最高のリップクリームでリップケアをする

 それから寝る

 

・「金」の気の場合

 身体の冷えがいつもより気になってきた時は、「金」をいたわってあげましょう。

 思いっきり保湿してくれる化粧品を試してみる

 深呼吸をする

 それから寝る

 

・「水」の気の場合

 不安感が拭えずに気分が落ち込んでしまう時、「水」をいたわってあげましょう。

 黒いもの(黒豆・黒ゴマなど)を食べる

 とにかく温めて、とにかく寝る

 皆んなが驚くほど早い時間に寝てしまう!

 

 

命式に「水」または、「金」がある人の場合には、命式と季節の気が感応して、「水」が膨らみやすくなっていきます。

なので、「水」を上手に扱えると、「叡智」と「湧き上がる力」が溢れてくるかもしれませんね。

深いアイデアが湧いてきて、それを成し遂げる行動を起こせますよ。

 

 

くれぐれも「無理」はしない様に。

とにかく「寝る」何を置いても「寝る」まずは「寝る」

これが「水」の気を仲良くするコツです。