「タイミング」を楽しみに待とう:五行の巡りから「タイミング」を知る
鑑定がはじまるや否や、「良いことばかりじゃなくて、悪いこともはっきり言ってください!」と言われる事が、意外にもよくあります。
でも、それは、決してネガティブな気持ちからではなくて、「悪い」をまず受け止めて、それから、「良い」を伸ばして行こうという、やる気充分の向上心からくる言葉だと感じています。
そうおっしゃる方は、間違いなく「陽」が全面に出ている人です。
命式が「身旺」だったり、運気が「陽」に傾いていたりして、「行動ありき」で進んでみたものの、スムーズには進めていないと実感されておられます。
そもそも「良い」とか「悪い」とかは、本人次第です。
しかも、運気は常に移り変わっているために、今が良くても明日には変わります。
なので、あまりにも、運気を「固定的」に捉えている場合は、どうしも流れには乗れず、流れに抵抗して行こうとするために、「悪い」と感じてしまう事が多くなってきます。
「占い」で伝えられるのは、「流れ」です。
最初に言葉に戻ると
「流れには良い悪いはなくて、悪いと感じる場合は、受け止めたくない気持ちが強くなりすぎると、良い事ではなく悪い事に関心が向いていきますよ」と伝えています。
移ろっていく事を受け流す。
運が良いかどうかは、「タイミング」が合っているかどうか。
焦る気持ちを宥めながら、「タイミング」を待ちましょう。
それでは、どんな「タイミング」が、どんな時に巡ってくるのかを書いてみますね。
そもそも「タイミング」とは何かと言うと、自分の気と、自分以外の気との出会いで生まれる「景色」です。
これは、生まれた日の「干支」と、巡ってくる「干支」との関係性から読み解いていきます。(仕事については月柱も観ます)
つまり、「木」「火」「土」「金」「水」の二つの組み合わせを観ていきます。
なので、全部で「5パターン」あることになります。
1)自分の「五行」と同じ「五行」が巡る時
自分の「頭」が、大きくなる感じです。
「プライド」が刺激されます。(プライドの気)
日主・・・巡る五行
「木」・・「木」
「火」・・「火」
「土」・・「土」
「金」・・「金」
「水」・・「水」
物事が始まります。始めたくなります。
新しい扉が開きます。扉の向こうに行くかどうかは、その人次第です。
新しい事が始まると、それに伴い「お金」が出ます。
「時間」も取られます。
反対意見もやってきます。でも、賛成意見もやってきます。
自分に「投資」できるかどうか。これがポイントとなります。
「結果」には何一つ繋がっていません。始まったばかりなので。
だから考えると不安になって、迷うと落ち込みます。
赤ちゃんヒヨコが、殻から出ようと頑張っている時。
ヒヨコは、殻の外の世界の事は考えてはいません。「未知」の世界は行ってみないとわからない。
とにかく「殻」に集中!
あれこれ余計な事はしない。
2)自分の「五行」にとって、育てたくなる「五行」が巡る時
自分の「五行」が母となり、巡る「五行」が子供となります。
お世話を焼きたくなるのです。
手を差し出したくなるのです。(アピールの気)
日主・・・巡る五行
「木」・・「火」
「火」・・「土」
「土」・・「金」
「金」・・「水」
「水」・・「木」
外に滲み出ていくように、自分の感情や言葉が広がっていきます。
身近なところに広がります。
手に届く範囲に広がります。
ご縁がつながるチャンスです。恋愛運もとても良い時期。
ただし。。。。
ご縁を結んで良いのかは別問題。
出会う人が全て、自分の好みの人とは限らない。
もしも好みの人ではなかったら・・・断らなくてはいけない。
断ると傷つけてしまうし、もしかしたら機嫌を損ねてしまうかも。
だからと言って、ひっそりと閉じこもっていては、「良いご縁」もやってこなくなります。
嫌なものは断る
甘い顔をすると自分が辛くなってくる
ただ、やりすぎると「最近、ちょっと言葉がキツいね」と言われてしまうかも。
ついうっかり、余計な一言には注意しましょう。
3)自分の「五行」にとって「孫」になる「五行」が巡る時
自分の「五行」が育てた子供が「母」となり、次の世代を育てていきます。
自分の影響が、手が届かない場所まで到達します。
今までにやってきた事が、世に広く出ていきます。(チャレンジの気)
日主・・・巡る五行
「木」・・「土」
「火」・・「金」
「土」・・「水」
「金」・・「木」
「水」・・「火」
チャンス到来。
仕事もプライベートも「結果」が出ます。
やってきた事について、「世の中」のジャッジがもらえるのです。
頑張っている姿を、同僚や上司だけでなく、「社長」の耳にも入ります。
だから、自分でも気持ちが大きくなって、もっとガツガツ行動したくなります。
こんな時、目指す「方向」が定まっていないと。。。
やりたくない事まで引き受けて、がんじがらめになってしまうかも。
「結果」を出す
「結果」が出ないものには手を出さない
なぜなら「結果」が出る時だから
4)自分の「五行」にとって圧力をかけてくる「五行」が巡る時
自分の「五行」を「剋する五行」が巡る時です。
とにかく重たくプレッシャーをかけてくるのです。
まるで「ところてん」が突き出される様に、容赦無く圧力がやってきます。(ノルマの気)
日主・・・巡る五行
「木」・・「金」
「火」・・「水」
「土」・・「木」
「金」・・「火」
「水」・・「土」
自分一人の力では出来なかったことを、周囲が代わりにやってくれる。
だから、「想定外」が吉と出るのです。
でも、「想定外」はちょっと怖い。
なので、プレッシャーに押しつぶされてしまいそう。
周囲の期待もひしひしと感じます。
自分には「準備不足」だと思っていても、周囲は「がんばれ」と言ってきます。
今までの自分ではいられなくなります。
削ぎ落とされていくからこそ、自分が知らなかった「自分」を周囲が教えてくれるのです。
転換期
やるしかない
ただし、体調には気をつけて
気分転換とお休みを忘れないこと
5)自分の「五行」にとって「母」となる「五行」が巡る時
頼もしい「お母さん」が来てくれるから、ちょっとやる気は下がります。
甘えたくなります。
テンションも下がります。
「お母さん」は、色々な事を教えてくれます。
だから、それを吸収すると、大きくすくすく育ちます。(サポートの気)
日主・・・巡る五行
「木」・・「水」
「火」・・「木」
「土」・・「火」
「金」・・「土」
「水」・・「金」
小さな子供は、大きな事は出来ません。
大きな事ができるのは、立派な大人になってからです。
子供のような好奇心で、物事を学んでいけます。
そして、スポンジが吸い込む様に、たくさんの事を吸収していけます。
だから、自分の「欠け」に気がつきます。
「欠け」を補充するのが良いか、他の人に甘えてお任せするのが良いのかを考えます。
周囲には、お任せできそうな人たちが、この時期たくさん現れます。
だから、触れるものを間違わない様にしなくては大変です。
本質を見極める直感や判断力がポイントとなります。
一人では出来ない
だから周囲に頼る、周囲に助けてもらう
頼る「人」を間違えないこと
1)は出発を
2)は拡散を
3)は結果を
4)は変革を
5)は足固を
それぞれの「タイミング」はこのようになります。
あなたの「計画」の参考にしてみてくださいね!