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現実的な「手相」と直感的な「手相」

「手相」は変わります。

中国古代哲学では、森羅万象のものには「気」が宿っていて、全てが影響しあいながら「一つの宇宙」を作っていると考えられています。

「天の気」が下り流れ、「地の気」が上昇し、それら二つの「気」が結合して万物を「進化」させています。

「人」はその「気」の中で、その「気」を受けながら、「進化」しているのです。

「手」は「天の気」と「地の気」を受け取る「場所」と言われています。

手のひらの膨らみを、「丘」をと呼び、受け取った「気」を蓄える場所と言われています。

適度な弾力があり、発達しているのが、「良い丘」で、しなやかに伸びる線が「良い線」
この二つが揃っていると「良い手相」です。

様々な要因で、気の「流れ」は変化します。

「良い状態」にも「滞った状態」にもなります。
と言うことは、貯蔵庫である「丘」の状況も変わるし、通り道である「線」に流れる気の状況も変わります。

だから、手相は変わるのです。

「丘」は、場所によって「蓄える気」が違います。

親指の付け根は、「生命力、体力」の貯蔵庫です。

この周囲を取り囲むように流れる線を「生命線」と呼び、生命線が長いと、「長寿の手相」と言われるのはこのためです。

この「丘」が発達している人は、とにかくエネルギッシュです。

大きな問題が起きても、「ガンガン」解決をしようと頑張ります。「家族・先祖」の応援もあるので、「運が強い」人が多いです。

ただし、強すぎると独りよがりになったり、人に対しても、自分の思い通りに動かそうと強引になります。

目に見えるものに「価値」を感じるため、「現実的」です。

親指の付け根が発達している人は、たくましい「頑固おやじ」のような人ですね。

それとは対称的に、小指の下に伸びる膨らみは、「見えない世界との繋がりの強さ」の貯蔵庫です。

ここが発達している人は、直観力、想像力があり、感性が豊かな人です。

適度に発達していると、人を惹きつける魅力溢れる人で、「人気運」のバロメーターがわかります。

また、強く出すぎると、「現実逃避型」「人に流されやすい人」です。

この部分にしなやかにカーブをした線が入る人は、「霊感がある」とか「スピリチュアル的な人」と言われ、実際に、そのような仕事についている人も多く見られます。

小指の下の部分がしっかりとしている人は、「ホスピタリティー溢れる」人です。

手相鑑定では、「線」よりも、むしろ「丘」の状態を観て、それから流れている「線」の特徴と、「線」の出発点と終着点がどこなのか、それを読み解き、どんな「景色」を表しているのかを、読み解いていくのです。

手を広げてみて、手のひらの親指側の付け根の膨らみがしっかりとしている人は、「現実的」なタイプです。

小指側の付け根の膨らみがしっかりとしている人は、「直感的」なタイプです。

「現実的」なタイプの人は、具体的な目標を達成するために、行動していくと「手相」が整っていきます。
「直感的」なタイプの人は、気持ち満足させるため、または、自分の感情に素直になって行動していくと「手相」が整っていきます。

どちらの「丘」が、しっかりしているかを比べてみて、自分に合った方法で動いてみてくださいね。