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気の偏りは勢いを生み、その勢いは次への扉を開けてくれる:「八専」と「甲子」:「終わり」と「始まり」の景色

東洋思想は、「全体」は「全て」であり、また、「全体」が「ひとつ」であり、そのひとつひとつを紐解くと、それは「全て」である、と説いています。

 

「自然」は「わたし」と同じであり、「わたし」は「自然」でもある。

「他人」は「わたし」と同じであり、「わたし」は「他人」でもある。

 

なんだか、あまりにも壮大過ぎて、言葉にしてしまうと薄っぺらい感じになってしまうのですが・・・・

と言うか、言葉では伝えきれない、言葉を超えた言葉でしか伝わらない壮大なイメージです。

 

これを具体的に解釈するならば、「自然界」と「わたし」とは、同じであるので、「自然界」を改善すると、同時に「わたし」も改善されたことに。

 

これをもう少し日常的に落とし込んでみるならば

部屋の空気を入れ替えることは、その部屋にいる人の(空)気を入れ替えることになる。

他人の幸せのために行動することは、わたしの幸せのために行動することでもある。

 

この思想をもとに、四柱推命の鑑定もあります。

 

つまり、「木・火・土・金・水」の五つの「気」のバランスを整えていく、または、勢いを持たせることで「開運」に繋げていこうとしています。

 

 

今日7月8日から、19日まで、「日の気・偏り週間」が巡ってきました。

選日では「八専」と呼びます。

 

暦では10個の「干支」と12個の「十二支」の組み合わせで「景色」を解釈します。全部で60個の組み合わせがあり、それを「六十干支」と呼びます。

 

「干支」は、「甲(木)」から始まって、最後は「癸(水)」で終わります。

「十二支」は「子(水)」から始まって最後は「亥(水)」で終わります。

その組み合わせの四十九番目から60番目の「六十干支」は、「干支」と「十二支」ともに、同じ種類の「気」がセットとなり、それで、「気が偏り」とされているのです。

 

ただし、「十二支」の順番には、「木と火」「火と金」「金と水」「水と木」の間に、「土」の気が入ります。「土」は中休み、調整期間、移行期のような役割を果たしています。

 

なので、「八専」の中で、土の気を持つ「十二支(丑・辰・未・戌)」の日は、「間日(まび)」とされて、「調整の日」とされています。

 

 

ちなみに、今回の「八専」の「間日」は

9日「癸丑」

12日「丙辰」

15日「己未」

18日「壬戌」

です。

 

 

では、「八専」は良いの悪いのかと言うと

偏るだけで悪くはありません。

 

ただし、その期間は雨が多いとされていて、「嫁とり」「造作」「売買」は避けることとされていました。また、農作業も天候に左右されやすいため、あまり良くないとされていました。

今までの解釈は「安定」「維持」「継続」が良しとされていたので、偏った日は、「悪い」と言われていましたが、偏りは、勢いを生むため、現在では、むしろ偏りを利用することの方が、どちらかと言うと多いです。

 

また、実際に雨が多いのかどうかは、八専入りが雨だと八専中は晴れ間が続き。八専入りが晴だと八専中は雨が続くとも言われていて、結局どっち?って感じですね。

 

 

八専は、一年のうち、6回巡ってきます。

 

偏りからこそ、勢いがあって、勢いがあるからこそ、行動力が加速していき、だから、今までの努力や頑張りを、気が応援してくれて、まるで「追い風」のような風が吹く。

その「追い風」に乗れる自分でいることができれば、良い時期となり、だから、「ゴール」を決めて行動するのがおすすめです。

 

なぜ、「ゴール」を決めると良いのかと言うと、7月19日は、六十干支最後の60番目の「癸亥」がやってきて、60日の「締め」を、ガツンと決めてくれるので、せっかくだから、格好良く決めて締めたいですね。

 

 

「選日」は、拘り出したらキリがなく、何もかも良い日は、実はそう滅多にないために、「最上の日」を選び出したら、スケジュールが決まらなくて流れが悪くなってしまいます。

 

なので、「何をする日なのか」「今後どうしていきたいのか」「自分にとってどんな日にしたいのか」など、「ゴール」を決めて、それに出来るだけ寄せていける日を選ぶのがおすすめです。

 

 

「八専」が終わった次の日は、「六十干支」のトップバッターである「甲子」がやってきます。

 

 

「甲子」は、恵の水をもらって新しい芽が地上に顔を出した「景色」です。芽が、これからスクスクと育っていくかどうかは、今後その芽とどのように向き合って、育てていくかによって決まります。

でも、とりあえず、芽が出た!

待ち望んでいた芽が、可愛い顔をひょっこりと、地上に出したのです。

 

 

今まで頑張って準備してきたことを、始めるのはいつが良いかと聞かれたら、私は、たいてい「甲子」が良いよと伝えています。

私自身も、「甲子」の日には、「最初の一歩」の予定を入れるように計画を調整することが多いです。

 

 

7月20日は「甲子」

 

 

「最初の一歩」をしてみましょう。

小さな「決意」でも良いし、ひとり「宣言」でも良いし、なんでも構いません。これから大きくなっていく「過程」を、楽しみに思えることであれば。

きっと、その「芽」を大事に思っているなら、スクスクと大きくなっていき、60日後には、綺麗な花が咲いているかもしれませんね。

 

 

物事は、勢いがなければ、始まらない。

努力したり、行動したり、飛んでみたり、

「八専」は、頑張る人を応援してくれる、厳しいコーチみたいな「気」みたいだなと思っています。

 

 

郵便局で、「アマビエ」のうちわをもらいました。

で、ジロジロと塗ってみた。

 

キラキラビームを目から出す「アマビエ」です!

「八専」だから、すごいビームが出るかも。笑

 

 

隠し文字の「コロナ」は2箇所ありあます。

良かったら、探してみてくださいね。