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最強モテの「命式」はとても「不安定」:「美人の命式」と「桃花殺」:「四柱推命的」モテる人とは

個人鑑定では、事前予約の際に、「生年月日・出生時刻・出生地」をお知らせいただき、予め「命式」と「大運」などを出してお渡しできる状態にしておきます。

いわゆる「個人カルテ」の様なものです。

 

 

 

それを作成するのは、お渡しする目的もありますが、予め、それらを私が知る事で、その人に「成り切る」予行練習をするためです。

 

「命式」は、個人の「取扱説明書」でもありますが、その人の「景色」そのものです。

 

作成した「命式」をじっと眺めながら、どんな思いを胸に秘め、それをどの様な形で外に向かって出しているのか。ストレートに出しているのか、それとも、出せずに自分の胸の奥に押し込めているのか。熱い思いを抱くのか、それともクールに冷静に分析するのか。

「命式」は、とてもおしゃべりです。

いろいろな事を、そのままの「景色」で語ってくれます。

 

それは、「内側」だけではなくて、「外側」も語ります。

 

ガッツリした体型なのか、それとも細面なのか。背は高そうか、おしゃれさん、それとも、外見には構わずに自分の好きなものを身近に手にしていたいのか、など。

外から見える「雰囲気」も、「命式」から、ある程度は探っていけます。

 

で、実際にお会いした時に、「想像通り!」と納得することもありますが、なんだか違う印象の時には、その「違和感」が、悩みを突破する「カギ」になる事が多いです。

 

 

「命式」には、良し悪しはなく、「景色」そのもの。

その「景色」を大切に、磨いていければ、「自分らしく」と言えるのかもしれません。

 

 

なぜならば「違和感」を感じる時は、最も前面に押し出してもらいたい「景色」を、最も後ろに隠している場合だから。

斬新なアイデアを前面に押し出して欲しいのに、「そんな事言ったら変な人って言われそう」と、引っ込めてしまっている、とか、物静かで思慮深さが特徴なのに、前向きに明るく前進しなくてはいけないからと、無理やりポジティブにだけ偏って、誰にも愚痴をはかずに自分の胸に閉じ込めてしまう、とか。

 

「自分は自分」と言い切るのは、とても勇気が要りますが

出来るだけ、「自分」に寄せていく勇気を持ってもらいたい。

 

 

鑑定では、寄せ具合を一緒に考えていけたら良いなと思っています。

 

 

 

「モテる人ってどんな命式ですか?」とよく質問を受けます。

 

「モテる」とは、異性運だけではないために、「これだからモテる」とは、はっきり断言しかねますが、古典の解釈では、「美人の命式」と言われる組み合わせが二つあります。

 

 

まず、「日柱」に「庚(かのえ)・辛(かのと)」もしくは「申(さる)・酉(とり)」があり、他の柱に「壬(みずのえ)・癸(みずのと)」もしくは「亥(いのしし)・子(ねずみ)」がある場合。

 

もしくは、「日柱」に「壬(みずのえ)・癸(みずのと)」もしくは「亥(いのしし)・子(ねずみ)」があり、他の柱に「庚(かのえ)・辛(かのと)」もしくは「申(さる)・酉(とり)」がある場合。

 

 

「庚・辛」「申・酉」は「金」の気を宿しています。

「壬・癸」「亥・子」は「水」の気を宿しています。

 

「金」と「水」が合わさった「景色」とは、どういったものかと言うと

清らかな「水」が煌びやかな「金」を洗い、汚れを流しさっていく。そんな「景色」です。

「金」が増していくと、「水」を生み出します。

「金」は、秋の様で、「物事が完成する」「成熟する」「ピークになる」そして、「分断して区別をつける」

「水」は、冬の様で、「物事が全てなだらかになる」「許容する」「浄化する」そして、「全てのものを包み込む」

つまり、その人らしさの「極み」が高まり、全てのものに「注ぎ込む」様。

 

 

ただし、「美人の命式」だから、「モテる」のかは、それとこれとはちょっと違います。

 

 

人は「不安定」なものを感じた時、つられて心が揺らぎます。

 

「真逆」のものが同時に一つの中に存在している場合、陰陽のバランスをとるために、揺らぎが起こります。

揺らぎは、勢いを生み、勢いは「風」を吹かせ、「気」を動かしていくのです。

 

「気」が動く事、それは、心が揺らぎ動くこと。

 

なので、相反する二つのものを、兼ね備えた人は、いわゆる「ギャップ」があり、人は「ギャップ」の隙間にできる「空」にはまるのです。

 

 

全ての「気」を持った「不安定」ながらも「安定」を保とうとする「命式」が、いわゆる「モテる命式」と言われています。

 

 

「命式」は、二階建て構造です。

 

 

上の部分が、十個の「干支」(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)からできています。

上の部分は、表面にでた「景色」。行動パターンや、見た目の雰囲気などが読み取れます。

 

下の部分は、十二個の「十二支」(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)で構成されます。

下の部分は、水面下の「景色」です。形にはできない思いや雰囲気などが読み取れます。

 

「命式」は、生まれた年「年柱」・生まれた月「月柱」・生まれた日「日柱」・生まれた時「時柱」の四つのパーツで一つの塊です。

 

その「命式」の十二支が、「子午卯酉」の四つが揃っていた場合を、「桃花殺(とうかさつ)」とし、「最強モテ命式」とされています。

 

この四つが勢揃いするのは、本当に少なく、最近では、そのうち三つがある場合でも「桃花殺(もどき)」として認定してしまおうと、ちょっと間口が広がっています。

 

十二支は、「季節」も示します。

子は「冬の極み(水旺)」

午は「夏の極み(火旺)」

卯は「春の極み(木旺)」

酉は「秋の極み(金旺)」

 

つまり、全ての季節の最も極まった「気」を持ち合わせている、「ギャップの極み」の命式というわけです。

 

溢れる熱い情熱と、流されない冷静さと

自分の芯を決して曲げない強さと、流れて消えていきそうな儚さと

前を向き常に進もうとする好奇心と、何があっても動かない頑固さと

 

水面下で葛藤が渦巻いている、そんな「命式」から感じる、不安定さが「ギャップ」として映り、人の心も揺らぐのかもしれませんね。

 

 

 

「モテ命式」じゃなかった・・・と残念に思わないでくださいね。

今年は、「モテ命式もどき」になれる確率が高いんですよ。

 

今年の干支は「子」

人の運気は、「命式」と巡ってくる「気」との「合作」なので、相乗効果で、「無い」ものが「在る」場合もあるのです。

 

「午・卯・酉」のどれか二つ持っていたら、「子」は自動的についてくる。

また、卯は3月、午は6月、酉は9月に巡ります。

 

 

巡ってくる「気」は、上着を羽織る様な感じで作用してくれます。

節分開けから、なんだかモテモテに感じる人は

もしかしたら、「桃花殺もどき」になっているかもしれませんね。