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ようこそ「戊戌」:今月のおすすめの過ごし方:自ら光輝く人は、二つの時間を使い分けている

今日から「戊戌」が巡り始めました。

 

「戊」は「土」の陽

高くそびえる山。

時として、近づこうとする人を拒絶する強さがあります。

時として、落ちてきた木の実を全て受け入れ、根を張ることを許す懐の深さがあります。

「戊」は、父親の様な気です。

 

「戌」は「秋」の最後に巡ってくる十二支です。

実りを終えて、収穫の時期に向かいます。

これまで行った全ての収穫を味わいます。

そして、収束に向かいます。

寒い冬の準備のために、内側に力を蓄えようとする流れが起こります。

 

 

 

「戊戌」は、決して華やかな景色ではありません。

むしろ、ひっそりとして静まりかえっていく景色かもしれません。

大きいスケールで、受け入れてくれる安定感を感じられるかもしれません。

大きすぎるスケールに、プレッシャーを感じてしまうかもしれません。

 

「日柱」が「戊戌」の人は、どっしりとした独立心旺盛な人が多いです。

時々、抱え込んでしまって、動けなくなっても、コツコツと努力して、自力で道を開いていこうとします。

 

 

 

「戊戌」の安定感は、「土」がしっかりと根を張っているからとも考えることができます。

 

十二支「戌」の中には、「辛」「丁」「戊」の3つの「景色」を併せ持っています。

なので、「戌」の中にある「戊」と、今月巡っている「戊」が、しっかりと結びつきます。

十干は「外側の景色」を

十二支は「内側の景色」を

それぞれ表していると言われています。

そういうわけで、十干と十二支の間で、同じ十干がある場合は、「外」と「内」が繋がっていて、両方を気が行き来できます。

なので、その五行が大きくなるのではなくて、強く頑丈になります。他の五行からの影響を受けにくくなるのです。

 

なので、今月は「土」を意識してみると、巡る「景色」に溶け込めることになります。

 

 

 

2021年は、「辛丑」が巡っています。

「戌」の中の「辛」は、一年を通じて巡っている「辛」と強く結びつきます。

「辛」は「金」の陰です。

物事を極めていき、余分なものを削っていくことで、「個」を極めていきます。

そして、まるで、ダイヤモンドの原石が磨かれて、光り輝くように、「個」を磨くことで、「個」が光り輝いていきます。

 

 

2021年10月「戊戌」は

自力で道を切り開くために、「自分のやり方」を極めていく月

そんな「景色」が来月6日まで、広がっているのだと思います。

 

 

 

「自分のやり方」を極めていくためには、たくさん練習したり、試行錯誤を繰り返していく必要があります。

そして、それには、「時間」が必要です。

多くの人と過ごす「時間」ではなくて、一人で過ごす「時間」です。

なぜならば、多くの人とでは、「個」と向き合えないからです。

多くの人と過ごす中で「個」と向き合う行為は、「空気読めない浮いた存在」となってしまいます。

 

 

今月は、「一人時間の過ごし方」にこだわってみても良いかもしれませんね。

 

 

 

「個」を磨いていて、自ら光り輝いていて素敵だなと思う人は、「時間」の使い方がとても上手です。「時間」の使い方に「メリハリ」があります。

「二つ時間」のスイッチの切り替えが上手です。

「二つの時間」とは、「他人軸時間」と「自分軸時間」です。

スイッチの切り替えの基準には、自分基準があり、自らスイッチを切り替えます。

 

 

「他人軸時間」を過ごす時は、目の前の「他」が軸になっています。

「他」とは、人の場合も、仕事の場合も、仲間の場合もあります。

「他」が上手くいくように、喜んでくれるように、ためになるように、時間を使います。

なので、個人的な「連絡事項」には、できる限り距離をおきます。

例えば、目の前の人との会話中には、目の前の人と向き合って会話を楽しみます。

 

 

「自分軸時間」を過ごす時は、あくまでも「自分」が優先です。

「自分」に没頭しているために、「他者」から見たら、近づけないオーラが出ている場合もあります。

自分に没頭しているために、他からの評価も気にはなりません。

例えば、考え事をしている時。自分と自分が会話をしています。自分以外の人が、取り入る隙間がありません。

自分以外人は、視界の中には入れない。または、入れない様に「隠れ家」に籠ったり、一時的「音信不通」になることも。今は、通信で繋がっている時代なので、そこまで意識しないと、この時間を確保するのは難しいのです。

 

 

 

自ら光り輝く人は、「時間」の大切さを知っています。

「時間」=「命」なので。

大事に使います。

 

 

自ら光り輝く人は、人の「時間」をとても大事に扱います。

人の「時間」を奪うことはしません。

なので、人の「時間」に出来るだけ寄り添っていきたいと考えます。

 

 

寄り添うためには、「都合」を聞かなくてはいけません。

「都合」が良い時に、お互いの「時間」を合わせていこうと調整します。

間違っても、一方的に自分の都合に合わせさせようとはしません。

自分の都合に合わせようとするのは、「自分軸時間」です。

「自分軸時間」では、「他者」は取り入る隙間はありません。

なので、そこからは交流は生まれないことになってしまいます。

と言うことは、過ごす時間は、「一人」で過ごしていることと同じです。

だから、寂しい。お互いに。

 

 

余計なものを削ぎ落とす「金」の五行の現象は、「他人軸時間」を過ごしている時に起こります。

想定外の意見が、自分の意見をねじ曲げてくれます。

想定外の期待が、自分の器の形を変形させてくれます。

 

 

今月は、「他人軸時間」同士の交流から、きっと、新しいやり方が生まれます。