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なんだか最近やる気が出ない・・・それは「丑」を上手く使えていないかもしれませんね:「丑」の考察と取り扱い方法

気は、「見える気」と「見えない気」があります。

四柱推命で取り扱う60個の気では、「見える気」は「木・火・土・金・水」の10個の「干支」として表現します。

「見えない気」については、皆様すっかりお馴染みの12個の「十二支」で表現をします。

 

10個の「干支」と12個の「十二支」が、ワンセットとして一つの「気」を表現しているのです。

 

全ては、陰陽があり、例えば表と裏があるように、「気」にも表と裏、つまり、陰陽があります。

 

 

「干支」は「陽」として捉えていき、「十二支」は「陰」として捉えます。

「干支」の進む過程は、物事が進んでいく様です。進んでいくことで、「成長」し、「発展」し、階段を登って行くようなイメージと言えます。

一方で、「十二支」は、まるで季節が移り変わっていく様です。

季節に「右肩上がり」の概念が存在しない様に、「十二支」の巡りにも、「成長」「発展」などはありません。

季節が一巡すると、また、同じように季節が順番に巡っていく様に、「十二支」は移ろいながら流れていきます。

 

そのため、「十二支」は、五行の気が複雑に混じり合って構成されています。

なので、「十二支」の解釈は、周囲の影響を受けやすいのですが、それだけに、上手く影響を与えることもできるということでもあるんですよ。

 

 

 

2021年の「十二支」は「丑」です。

 

「丑」は、凍りついた地面が、陽気の勢いが上がっていくにつられて、少しづつ解けていき、緩んでいき、その緩んだ隙間から、新しい「芽」がひょっこりと顔を出す「季節」の象徴です。

 

「丑」は、「癸(水・陰)」と、「辛(金・陰)」と、「巳(火・陰)」の3種類の五行が混じり合って構成されています。

 

「癸」は、まるで霧雨の様な象徴で、進化の過程の一番最後の姿です。

全ては霧の様に、広がって散らばって、そして、最後に「雰囲気」だけが残る。

それが、進化が行き着いた先の、たどり着く姿です。

 

「辛」は、土の中から発掘された宝石の原石の姿です。

進化の過程の中では、流行が落ち目になっていき、その中から「コア」なものが残っていく姿です。個の特徴を磨き上げて、美しく輝いていく。皆んなに美しいと思ってもらうのではなくて、あくまでも「コア」が美しくあればそれで十分だと思う。満足する。

物事が成熟した姿です。

 

「巳」は、真夏の太陽が、秋に向かって陽気から陰気へと移り変わっていく姿です。蝋燭の炎の様に、穏やかな「火」です。

温かさや、明るさを、とにかくガツガツ広げていこうとした後で、皆んなに知ってもらったから、もっと心に響くものを届けていきたいと感じ始めるのです。

進化の過程では、ピークを過ぎたあたりです。

 

 

この3つのバランスが取れている時には、ふつふつと湧き上がる「情熱」を絶やさずに、黙々と自分が満足するために磨いていく。変わらない、変えられないと思っていたことが、なんとく溶けていくように変わっていく。

失っていくものを追うことはできません。ただ、真っ盛りだった頃の気持ちは大事に胸に秘めている。でも、それは戻ることのない美しい思い出へと姿を変えていきます。だから、感傷的になってしまうかもしれません。

でも、懐かしい思い出として、心の中に秘めていくしか、その思い出の存在場所がありません。

美しい思い出は、そのものが温かい力を持っています。だから、冷たくなってしまった心さえも、溶かしていってくれます。

ちょっと時間はかかるかもしれません。

でも、ゆっくりと心が解けていきます。

そして、小さな芽が顔を出すと、恵の雨が育ててくれて、希望の兆しを感じることができる。

 

 

そのような「見えない気」となります。

 

 

 

今年の「丑」を考えていく時には、忘れてはいけない「気」があります。

表の陽の気が、必ず一緒に存在していることです。

だから、何がくっ付いているかを知らなくてはいけません。

 

 

今年の「干支」は、「辛(金・陰)」です。

「辛」と「丑」が、一緒にくっついて、一つの「景色」を生み出しています。

 

 

まずは、この二つの関係を観ていきましょう。

五行では、「辛」は「金」で、「丑」は「土」です。

「金」と「土」の関係性は、「土」のお母さんが「金」の子供を育みます。

 

つまり、気の流れは、「丑(土)」から「辛(金)」へと流れ込んでいるのです。

 

 

「見えない気」は、心の中で感じること。

「見える気」は、行動や行動に直接繋がる動機。

 

つまり、「丑」の思いを、「辛」で表現していく。

「丑」の中から「辛」を発掘して、磨いていく。

 

自分の思っていることを、諦めずに続けていく。とにかく自分が納得するために。誰にも評価されないと寂しく感じることもあるかもしれない。でも諦めずに、自分のやり方で、取り組んでいく。

「形」としては、これから消えていってしまうこともあるけど、もう十分やり切った人にとっては、清々しい気持ちになれると思います。

「気が済んだ」とスッキリとした笑顔で言えます。

 

 

 

もう一つ、忘れてはいけない解釈があります。

それは、「干支」と「十二支」が同じ五行を宿している場合、その二つの気の間で、太い絆が結ばれるのです。(透干・通干)

 

「丑」は「辛」を宿しています。

つまり、「干支」の「辛」と、「丑」の中の「辛」の間で、太い絆が結ばれていることになります。

 

結ばれたからといって、その五行が、大きくなるのではありません。

しっかりと「軸」ができる感じとなります。

 

つまり、「見える」と「見えない」が、結ばれる。

気持ちと行動が、しっかりと結びつきます。

 

 

最近、なんだか、なんでもかんでも頑張ろうと思えなくなってしまった。

やる気が出なくて、つい、好きなことばかりに気が囚われてしまう。

本当にやらなくてはいけない事なのか、疑問に感じ始めた。

 

そんな風に感じておられるのであれば、「それ、まさに丑を感じてるね!!!」と、感受性が敏感になっている自分を、否定せず、その気持ちをしっかりと味わってみましょうね。

 

 

あまりにも、やる気をだそうとすると、「火」の勢いが増していき、「丑」の中の「癸」「辛」が溶け出して、蒸発して、固い地面がますます固まって、芽を出す隙間がなくなってしまうかもしれません。

 

 

今年は、「金」を軸にして、「水」と「火」をサポーターとして活用してみましょうね。

自分を輝かせるために、「叡智(水)」と「情熱(火)」を加減しながら使っていきましょう。

 

 

命式に、「巳・酉」がある人は、「金」がとても強くなります。(三合金局)

「巳・申」がある人にとっても、「辛」が巡っているので、「金」が強くなります。(三合擬似金局)

だから、こだわりが強くなり過ぎない様に、「微調整」も必要かもしれないですね。

 

 

3月は「辛」の月です。

自分を信じて磨き続けていれば、きっと、キラキラと輝く「次の芽」の光が見えてくるはずです。

 

それまでは、焦らずに、「丑」の様に、行きつ戻りつしながらも、自分の「感性」を信じていたいですね。