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「時」の気は「自分の木」と共鳴し「わたし」を育ててくれます:「自然の恵」のある「時」を過ごす:ローズマリー

当サロンの一階は、化粧品店です。

でも、ただの化粧品店ではなくて、いつも何かしら楽しいことをされています。

 

セラピストのマイコ先生は、ハーブが大好きで、お店の周囲にあるハーブ園のハーブ達が収穫時期になったら、元気なハーブたちの一番「旬」を見計らって収穫しています。そして、ハーブの恵を、皆んなが楽しめる様にと、活用してくれます。

 

 

先日から、ローズマリーの収穫に大忙しなんですよ。

 

収穫したハーブは、もちろん、フレッシュのままお茶にしたり、お料理の香り付けにも使えますが、乾燥させると日持ちがするので、すぐに使わないものは、バルコニーで天日干しをします。

 

 

そのバルコニーの横に、私のサロンがあるので、ちゃっかりと「香りのご相伴」をいただけるのです。

なんとも贅沢で、お得なサロンでしょ!

 

 

ちょど良い感じに乾燥したハーブがたくさんあると、分けてもらって、サロンにお越しいただいたお客様にも「香りのお裾分け」をしています。

 

 

ローズマリーが、良い感じに乾燥しました。

今回は、「ハーブチンキ」を作るらしい。

 

 

「ハーブチンキ」とは、乾燥したハーブを、蒸留アルコール液に漬け込みます。そして、アルコール液に、ハーブのエキスを抽出していきます。

 

ハーブのエキスは、水にも溶け出します。ただし、水に「反発」してしまう油脂に含まれている成分までは、水には溶け出してくれません。

アルコールに漬け込む事で、水だけでは抽出できない成分まで、根こそぎ余す事なく溶かし出してしまおうというわけなのです。

 

 

蒸留アルコール液の量は、ひたひたになるように。

ハーブがしっかりと浸かるだけの、十分な量が必要です。

 

 

それから、ここが一番大事なポイントです。

「時間」をかけること。

 

ゆっくりとじっくりと、待つこと「1ヶ月」

焦ってはいけません。

ただじっと、完成を楽しみに待ちます。

 

 

 

「時間」とは、この世で使える「命の長さ」です。

ゆっくりと抽出されていく「ハーブの恵」には、ハーブの「命」の力が宿っています。

それは、アルコール液に漬け込まれた「時間」だけでなくて、種から芽を出し、育っていき、そして、収穫されて、お日様の日差しで乾燥して、チンキになっていくまでの、「ローズマリーの一生」の力です。

 

 

人は、つい、効率を考えて、人工的に「時」を縮めたいと、作戦をたて実行します。「時」をコントロールしたいと願います。「時」に支配されたくはないと恐れます。

自然栽培の植物は、決して「時」を縮めることはせず、コントロールすることもしません。

そして、全ての「時」を、自らの「成長」のために、授かったように、授かっただけ、使っていきます。

 

植物の気は、「木」の気です。

 

「木」の気は、「木・火・土・金・水」の五行の気の中で、唯一「命」が宿っている気です。

 

「木」は、明るいほうに向かって、上に真っ直ぐに伸びようとする力です。

「木」が「時」と共鳴することで、青々とした緑が伸びていく「景色」が生まれます。

 

 

もしも、空回りばかりしているような気分になって、何をやっても息詰まってしまうと感じているとしたら、それは、「自分の木」が「他人の時」と共鳴してしまっているからかもしれませんね。

 

「自分の木」は、「自分の時」と共鳴してこそ、始めて「自分の成長」の「景色として生まれていきます。

 

植物の恵を授かると、気持ちがスッキリとするのは、「時」を「自分軸」に戻してくれるからだと思います。

 

 

人は、「社会的」な生き物なので、時には、「社会の時」と共鳴しなくてはいけないこともあります。

なので、「自分の時」と「社会の時」とのバランスを、取っていかなくてはいけないですね。

 

だから、「自分の時」を必要以上に奪われてしまったり、掻き乱そうとする「時」とは、距離を置いた方が良いと思っています。

様々な「ソーシャルディスタンス」の技を駆使して、物理的距離だけでなく、心理的距離も調整していきましょうね。

 

 

ローズマリーチンキは、お肌のケアをするために、マイコ先生が最高の活用方法を考え中だそうですよ!

楽しく「待つ時」は、ワクワクの「気」。

私の「気」とワクワクの「気」が一緒になると、どんな「景色」が生まれてくれるのか楽しみです。

 

皆様も、どうぞお楽しみに!

また、こちらのブログでも、活用法などをシェアさせていただきますね。^ ^