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そろそろ「金」を迎える準備をしましょう:「金」・「庚」の特徴と勢いを増す方法

今日は、9月最終日。

そして、明日から10月が始まりますね。

 

暦は、木火土金水の順番に進むのですが、それぞれの五行には陽と陰があります。

最初に陽の気が巡り、次の陰の気が巡ります。

なので、月の暦は、2ヶ月をひとつの五行が担当することになります。

 

五行が切り替わるのは、「偶数月」です。

ということは、10月はその切り替わる月なのです。

 

正確に言うと、10月8日からではあるんですが

明日から「金」

「金」の陽である「庚」の月です。

 

そろそろ「金」モードに切り替える「根回し」をすると、スムーズにシフトチェンジできると思いますよ。

 

 

「金」は活発な交換の場です。

まず、「内」と「外」をはっきりと分けます。

それから、「内」にとって必要なものを「外」から取り入れ、「内」にとって不要なものを「外」に放出します。

 

それは、「内」と「外」との区別がはっきりと分かれていなくてはいけません。

よって、「金」は「境界線」を象徴します。

 

『黄帝内経』では「肺は息が生まれるところ」と記されています。

「肺」は「気」を統括するといわれています。

大気の「純粋な気」を取り込み、代謝産物の「汚れた気」を吐き出します。

つまり、「純粋な気」と「汚れた気」の交換が活発に行われることで、いつも「内」に「純粋な気」で満たそうと働きます。

 

 

「金」そのものが良い状態である時は、秩序や対話、肯定感が安定しています。

過剰となると、「境界線」が強くなり、「外」から身を守ろうとして「過剰防衛」の状態になります。不足している場合はその逆になります。

 

このことから、これからの2ヶ月は

・自分の意見をはっきりとする

・人の意見に対して、納得できなければ、納得できるまで話し合う

・意見が合わない場合は、交わらない

 

このような状況においては、「金」の応援を受けて、「望むように」なりやすいと言えます。

そして、何でもかんでも人の意見を鵜呑みにして、さまざまな意見に振り回されてしまうと、「境界線」を引けるまで、繰り返し「同じような課題」に遭遇したり、「同じような感情」を味わることになってしまうかもしれません。

 

話し合いをする勇気が出なければ、「同じ土俵」に立たないものありですね。

それか、上手に、その場だけやり過ごすのも、効果があるかもしれません。

 

 

 

「金」の陽「庚」は、精錬前の荒々しい鉄の塊です。

鍛錬されることで、切れ味の良い刀に変化します。

 

 

十干支の中で、最もクリアで強い性質を持つと考えられています。

掘り出されたばかりの鉄鉱石であり、刀や斧の象徴です。最も剛健です。

例え扶助がなく孤立しても、最後まで陽剛を維持しようとします。

 

また、鍛錬により進化するので、置かれている環境の影響を受けやすく、環境の違いで、高低の差が出やすいと言われています。

 

 

それでは、進化に適した環境とはどのようなものでしょうか。

 

まずは、何より大事なのは、「情熱」です。

熱い思いにより、「庚」は真っ赤になります。

まるで火に焚べられた鉄が、真っ赤になるみたいな感じです。

熱くなった鉄は、柔らかくなって、さまざまな用途に適した「形」に整えられていきます。型にはめられたり、打ち付けられて、強く逞しい、そして、役に立つ「庚」が誕生します。

腕の良い鍛冶に出会うと、「名刀」になれます。

 

「情熱」を絶やさないために、強い火力を保ってくれる薪があると心強いです。

薪は、五行では「木」

「木」は、好奇心や向上心の気でもあります。

旺盛な好奇心や、飽くなき向上心は、燃えやすい薪のような存在です。

あまり真面目に考えすぎてしまうと、「土」が勢いを増します。

また、起こってもいないことを過度に不安視すると「水」が勢いを増します。

「金」は「土」に埋もれてしまうと、身動きが取れなくなります。

「金」は「水」に晒され続けると、錆び付いてしまいます。

そうなると、「金」本来の威力を、発揮できなくなってしまいますから、この二つの気は、なるべく大人くしてもらった方が得策ですね。

 

 

 

 

10月8日

「庚」が勢い良く巡り始めるまでに、「金」の流れに乗る準備をしておきましょうね!

 

キーワードは

メラメラ情熱と、キラキラ好奇心と、「鍛錬」です。

良かったら参考にしてくださいね^ ^