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「占いとはなんぞや」・知りたくなったらこの本を読むとわかるかもしれませんよ!:「7日間ブックカバーチャレンジ」

初対面の方にお会いした時に「お仕事は何をされてますか?」

と尋ねられて

「占い師です」

と答えると

ものすごく前のめりになって、興味津々で反応してくださる方と

全く逆で、胡散臭いなあと一歩引かれてしまう方と

反応が真っ二つに分かれます。

 

 

数ある職業のうち、これほど反応が二分する仕事はあまりないと思います。

多分、それは、「形のない」分野を取り扱っているからでしょう。

 

 

それから、「アンチ占い派」の方は、「占いって本当に当たるの?気休めじゃないの?」と言われます。

それに関しては、私は、実はその通り!と考えていて、つまり、占いは「当たるも八卦当たらぬも八卦」です。

もしも「良い事」を当てたければ、「努力」「忍耐」「継続」が必要。でも、それがあるからと言って、必ずしも当たる訳ではなく・・・。

なので、そんな時の私の返答は、「当たるかどうかは神のみぞ知るでしょうね」と、そして続けて、「時の流れと、その流れにスムーズに乗るための、自分の武器を知ることはできますよ」と言います。

 

なんとも頼りない「占い師」だと思われるでしょうね。

でも、「占い師」がその人の人生を変わってあげる事はできないので、頼られても困るのです。

 

 

「仕事」とは、世の中の「不具合」を調整する事で存在していくことができます。

 

「占い師」がずっと存在できているのも、やはり「ニーズ」があるからです。

 

なので、その「ニーズ」を知り、「ニーズ」に合った「調整」をして、世の中のお役に立てる存在であり続けたいと思っています。

 

 

友人から、「7日間ブックカバーチャレンジ」が回ってきた。

 

なんだか最近、本の画像の投稿がたくさん上がっているなあと思ってはいたが、これのことだったのね、と納得。

 

どうやら「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ」だそうで、「ステイ・ホーム」でお家時間を過ごす方のどなたかが、きっと「こんな時だから本を読もう」と始められたことが、広がって行ったんですね。

 

詳しくツイートを読んでみると、「取り決め」があるらしいことに気が付く。

1)好きな本を一日一冊 7日間投稿する

2)本についての説明はなし

3)表紙だけの画像をアップする

4)毎日1人のFB・Instagram友達に招待をする

だそうです。が。

 

1)3)は出来そうだけど

本については知ってもらいたいから、どうしても内容は言いたい・・・・

毎日友人を招待と言う事は、7人招待するのか。。。

人にお願いするのが苦手なところに、毎日はむり。。。

というか、せっかく本を紹介するんだったら、何かひとつでも、これ面白いなと感じてもらいたい。

 

私が知ってもらいたいと、常日頃から思っていることを

この機会に、本を通じて、お伝えできれば・・・・

 

 

で、7冊7日間にこだわらず、招待もせず

テーマーを決めて、「単発」で。

趣旨とは全く違う形になってしまったことをご了承くださいませ。

 

 

というわけで

今回のテーマは

「占いとはなんぞや」が知りたい時に読む本

です。

 

全部で5冊、ご紹介しますね。

 

 

日本の心理学者といえば、真っ先に河合隼雄先生のお名前が出てくるほどの功績を残された方の著書です。

 

「われわれの行動は思いのほかにイメージよって動かされている」(本文p41)

「イメージは内界外界の両方から影響を受けて存在している。

人間は言語というものを持っている。言語によってわれわれは、苦しいとか嬉しいとか、自分の内的な状態を他人に示すことができる。」(本文p42)

 

 

無意識とは、意識できない「心」の部分です。

意識できない部分を意識できる「形」にするためには「可視化」して「言語化」するしかありません。

 

水面下にスポットをあて、自分のイメージを知るツールとして、占星術では「ホロスコープ」、四柱推命では「命式」があります。

 

そして、今、影響を受けているイメージは、「タロットカード」「手相」「巡る気」「天体の星の位置」なので「可視化」します。

 

それらを見ていただき、自分の「言語」に繋げていただきます。

 

 

そうする事で、あまりにも日常過ぎて感じることができない大切な自分の「特徴」を知ることができます。

 

「言葉」はご自身の「言葉」であることが大事です。

その「言葉」が出やすいように、「占い師」は「会話」を通じて応援をしていきます。

 

 

 ”タブーへの挑戦”を心情に、辛辣な文章が独特な文筆家 千田琢哉さんの著書です。

 

「たかが占いというのは、100%当たるなんてこの世に存在しない

占いに人生を左右されるなんてバカバカしい。

されど占いは人の人生を大きく変えることもある。」(p4)

→おっしゃる通り。

 

 

「占い師と占いを受ける側には相性がある。マイナスに作用した場合は悲惨な結末を招くこともある。」

→肝に銘じます。。。

 

「2回目に訪問した際に退化を感じたら、偽物。

プロの世界で現状維持とは、常に勉強し続けて進化している状態のこと。」

→どの業界でも言えること。

 重ね重ね肝に銘じます。。。

 

 

「行くべきか、行かざるべきか」

そんな大きな決断をする時、「占い師の言葉」が背中を押すことがあります。

何気なく発した「占い師の言葉」は、ずっと心に残ることが多く、

「あの時決断できたのは、あの言葉があったから。そして、頑張ってこれたのも、あの言葉があったから。」と、仰っていただけると、本当に嬉しいものです。

 

ただ、結果が出なかった場合、クレームに繋がりにくい業界でもあります。というか、何が結果なのかが、非常に分かりづらい。

 

 

発する言葉は、「私事の言葉」ではなく「占い師の言葉」であること。それが常に求められます。

「私欲」は不要

これがなかなか難しい・・・・。

頑張ります。

 

 

 

「占い」「開運」分野で執筆されているフリーライター 柏木珠希さんの著書。ご自身の「婚活ストーリー」の記録です。

 

仕事を通じて、占ってもらった占い師さんは150人以上の、「占われるプロ」の彼女が、様々な占い師さんに言われたことの中で、自分にできることをやりながら、見事結婚というゴールを手にした漫画です。

 

「私はパートナーを相性占いで決める事はやめましたが、癒しとか開運に使うのは大いにアリじゃないでしょうか。

”マイカースト”を知って自分らしく生きるキッカケになってくれれば。」(本文あとがき)

 

 

様々な「占術」の、それぞれの「言い分」を比較できて面白いですよ。

 

得意分野の「占術」を見つけて、それを深く学ぶのも大事ですが、違う「占術」を知るのは、「広い視野」を持つことにもつながると思います。

 

 

 

2001年「卵の緒」で坊ちゃん文学大賞を受賞、翌年、単行本『卵の緒』でデビューされた作家 瀬尾まいこさんの著書。

 

事務員として仕事をしていた女性が、上司と折り合いが悪くて仕事をやめてしまい、ひょんな事から「占いの館」で仕事を始め、「占い師」としての日常を綴った物語です。

 

「おしゃべり好きなあなたなら簡単!誰にでも務まります。

結局適当なことを言って、来た人の背中を押してあげるのが仕事なのよ。」(本文p12)

→確かに。一理あるかも。

 

これは、主人公が、占いの館の面接の時、オーナーから言われた言葉です。

 

占い師「裏」話もたくさん出てきて、楽しい内容です。

 

 

「言葉は言い切る」こと。

それは、安心のためではなくて、行動を起こすため。

だから、時には「厳しく」もあり「突き放す」言葉もいるのです。

 

なので、「占い師」は「良い人」ではありません。

 

 

 

現在、ミラノのサン・ラファエレ生命健康大学の論理学・科学哲学主任教授であるマッテオ・モッテルリーニ氏の著書。

 

「占い」についての著書は、経済系の著書にも登場します。

この著書には、自分に都合の良い部分だけが記憶に残る「バーナム効果」について触れられています。

彼曰く、「誰にでも当てはまることを、占い師が言うから、占いは当たる」というわけです。

 

ただし、「占いを信じることは望みを見つけること」(本文p194)であるとも。「引き寄せの法則」のように、やはり、意識をした方向に、自分のアンテナが出て、その方向の「電波」をキャッチします。

 

なので、出来るだけ、「ポジティブ」な方向にアンテナを伸ばしていたい。

 

「占い」は予言ではなく、可能性を「可視化」するもので、その可能性は「無限大」に広がっています。

できれば、可能性だけでなく、可能性の先に広がる「景色」までイメージしていただくことが出来れば良いなと、いつも思っています。

 

広がる先の「ネガティブ」も「ポジティブ」も両方感じて

そして、「ポジティブ」を選択できるように、「占い」は背中を押します。

 

 

 

「占い」ってちっとも胡散臭くないと思っていただければ嬉しいです。

 

当たるも八卦当たらぬも八卦

 

 

だから、みんな、もちろん私も含めて、「占い」が大好きです。

楽しく活用してくださいね。