過去ブログ

「空亡」は12年の「課題」を教えてくれます:大きな流れも感じて運気を調整していこう

暦で使われる干支は、10個の十干と12個の十二支とが、一つずつペアになって構成されています。そして、全部で60通りあります。

 

十干は、「外」の気の巡りを表します。

十二支は、「内」の気のうねりを表します。

 

二つを組み合わせていくと、十二支が二つ残ります。

残った十二支を「空亡」とし、その干支が巡る時期は、「天が味方をしない」「欠けている」時期とされています。

「空亡」は、他に「殺界」などと呼ばれているんですが、あまり良くない時期と解釈をされる傾向があります。

 

ですが、実際にはそうとも言い切れません。

「欠けて」いることで取れていたバランスが、「空亡」時期には「満たされる」ために、いつもと違う力関係が生じます。なので、扱いに慣れておらず、不具合が生じる確率が高くなるのです。

普段通りに振る舞っていると、スムーズに進めずに、気持ちが焦ったり、不安に囚われたりしてしまいます。

 

だから、いつもの自分ではいられない「良くない時期」として考えられているのです。

 

 

「満たされる」とは、「結果が出る」時期だとも言えますよね。

一年毎に巡る気の場合、十二支は12個あるので、12年で全てが巡り終えます。

つまり、「12年」で一つのサイクルが完了します。

 

空亡時期は、そのサイクルの「課題」に対する「答え」「結果」が出る、または、出やすい傾向がある時期と考えることができます。

 

 

空亡時期に巡る十干は、具体的な「課題」を示しています。

十干は「外」の気なので、「型」として捉えることができるからです。

つまり、空亡時期の十干を観ると、その人の12年間に向き合う「課題」を知ることができます。

 

 

 

空亡サイクルは、「空亡」の時期に「ゴール」を迎えます。

空亡が明けたと同時に、新しいサイクルが巡り始めます。

その時に巡ってくる十干の五行が、新しいサイクルの「課題」です。

その「課題」は、五行と日主との関係から、読み解くことができます。

 

 

 

各個人に影響を与える大きい巡りは、「大運」と「空亡」の二つがあります。

その二つを照らし合わせて運気を観ていくと、より深く解釈することができますよ。

 

 

「大運」・・・・人生の季節

        そのまま受け入れる 贖えない

「空亡」・・・・その時々の課題

        課題を解決する方向で行動をすると満たされる

        課題に即した試練や出来事が起こりやすい

        課題解決に向けて心理状態が動きやすい

 

季節に適した行動をすると「吉」に向かいやすいです。

 

 

 

 

日主と空亡明けに巡る五行の関係による課題は以下のようになります。

 

1)比劫

 自己実現 自分を主張する 自我を貫く

2)漏星

 自己表現 縁を広げていく 結婚(特に女性)出産 感受性

3)財星

 才能を発揮する 財を築く 結婚(特に男性) 主体的に行動する

4)官星

 約束を守る 保障を授かる 役割を果たす 社会貢献 出世 責任を取る

5)印星

 保護される 学び 自分を高める 精神的な成長 地域 身近な場所や人

 

 

2022年と2023年は「寅卯空亡」です。

これに該当するのは、日主が以下の人たち。

「41甲辰」・「42乙巳」・「43丙午」・「44丁未」・「45戊申」

「46己酉」・「47庚戌」・「48辛亥」・「49壬子」・「50癸丑」

2012年から巡っている「水」と向き合うサイクルの締めの時期ですね。

 

 

子丑空亡さんたちは、2022年から新しい「課題」に向き合うサイクルに入ったばかりです。これからの12年は「水」が「課題」となります。

子丑空亡は、日主が以下の人たちです。

「51甲寅」・「52乙卯」・「53丙辰」・「54丁巳」・「55戊午」

「56己未」・「57庚申」・「58辛酉」・「59壬戌」・「60癸亥」

新しい気持ちで、新しいやり方で、挑戦していきましょうね!

2032年、2033年には、素敵な「答え」が見つかっていると思います^ ^

 

 

目先の運気も大事ですが、時々、大いなるサイクルを意識して、軌道修正してみてくださいね。