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「型」は「型」でしかない:これから「必要」とされる「軸」:「成功者」の思考パターン

11年前、素敵な女性に出会いました。

 

その頃の彼女は、たった一人で、「好きなもの」を探しに、海外に買い付けに行く「個人バイヤー」として、活動を始めたばかりでした。

 

きっかけは、台湾で偶然出逢ったシルバーアクセサリーに一目惚れして、それを日本でも紹介したいと思いついたのが、小さな一歩の「思い」です。

 

「思い」はすぐに、「具体的な行動」へと「進化」します。

 

知人のアーティフィシャルフラワー作家さんに声をかけ、「展示会」を開催することにしたのです。

 

 

お店を構えるのではなく、素敵な場所を借りて、年に数回の展示会をする。

 

 

どうして展示会をしたいのか。

 

 

それは、お客様に、「素敵」なものを見て、触れて、ワクワク楽しんでもらいたい。

お客様に、「非日常的な空間」の中で「日常」を忘れる時間を体験してもらいたい。

 

 

二人の「思い」が一つになって、「銀蓮」がスタートしました。

 

 

まずは宇部市内の百貨店で、展示会が開催されます。

知人の紹介で、初めての展示会に遊びに行って、私と「銀蓮」さんとのお付き合いが始まったのです。

 

 

2年目までは、試行錯誤が続いたそうです。

どうしたら「受け入れてもらえるのか」「喜んでもらえるのか」そして、「集客が上がるのか」

楽しいことや、嬉しいこともありつつ、でも「何かが足りない」

そんな「思い」のまま迎えた3年目。

「小さな転機」が起こるのです。

 

今まで行っていた「場所」から、1階の広い「場所」に「移動」してはどうか、と、百貨店側から提案がありました。

1階の「場所」は、今までの「場所」よりも、かなり「広い」ので、「今までと同じ」ディスプレイでは対応できません。

大きく「変化」しないといけないので、その提案を受けるかどうか・・・普通は悩むところだと思いますが・・・・

 

「もし今回がダメだったら、すっぱりやめよう。今回が最後のつもりで、出来ることを全部出し切ろう。だって、お客様に、日常を忘れるほど、楽しんでもらいたいから」

 

彼女たちは、いともあっさりと「承諾」をし、「最高の展示会」を開催する運びとなりました。

 

 

「全力」を注いだディスプレイは、お客様の「度肝」を抜くものでした。お客様だけでなく、百貨店の方々も、休憩時間を利用して、次々に見に来られ、展示会は大盛況となりました。

 

 

「銀蓮」が大きな波に乗った「瞬間」です。

 

 

3年目の展示会から、私も「接客係」としてお手伝いをすることになりました。彼女たちの、商品に対する「思い」は、十分すぎるほど聞いていて知っていたし、何よりもお二人の「こだわり」が大好きだったので、その「思い」をお客様に伝えます。

 

 

フランスの蚤の市で見つけた「シャンデリア」を機内に持ち込めなくて、それでも諦めたくなくて、分解してなんとか持って帰ってきた話

 

道に迷って、泣きそうなくらい不安になっていたら、偶然アンティークレースのお店を見つけて、飛び上がるくらい嬉しくなった話

 

百貨店の天井の「しみ」が気になって、前日に脚立に乗って掃除していらたら落ちそうになって怖かったけど、それでもめげずに綺麗にしみを拭き取った話

などなど。

 

お客様が目を丸くしながら「そんなに頑張って買ってきてくれたものなのね」と話に聞き入っていただいたり、「怪我しなくて本当によかったわね」とディスプレイに改めて見入っていただいたり。

 

 

「接客」の楽しさを体感できた仕事になりました。

 

 

それから5年間、「銀蓮展示会」のお手伝いをしました。

そのうち2回、催事会場を貸し切って、大きなイベントも開催し、「銀蓮」はどんどん「進化」していきました。

そして、ちょうど10年目の昨年、最も勢いがある時に

「そろそろやめようか」

と、とてもあっさりと「幕」を引くことになったのです。

 

 

3年目、「大ブレイク」のきっかけとなった「場所移動」を決めたように、「幕引きも」も見事なまでの「潔さ」でした。

 

 

「銀蓮」さんの仕事は、私にとって、「個人事業」として受けた初めての仕事です。

どんどん「進化」していく「銀蓮」さんとのお付き合いは、私にも大きな「進化」のきっかけを与えてくれました。

 

 

「個人」として仕事をするためには「個人のブランド」が大切です。

それは「見た目」だったり、「言葉」だったり、「知識」だったり。

私を見て、気に入ってもらい、そして、「あなたは使える」と信用してもらってこそ、仕事をいただけます。

 

 

 

何を「提供」してもらいたいと「求められている」のか

それを受け入れたうえで

私は何を「提供」できるのか

 

 

この出会いを通して、私は、「私が商品」であることを学びました。

 

 

「プライベートサロンをオープンしたから遊びにきてね」

彼女から、久しぶりにメッセージが来ました。

 

 

やっぱり、彼女は、止まっていなかった!

 

 

 

Salon de h(サロン・ド・アッシュ)は、山口県山陽小野田市敬田の住宅街の中にある「隠れ家」サロンです。

岡本 弥生さんと、義理妹の新谷晃子さんのお二人で運営をされています。

 

「古くなったお家」を、「一件丸ごと」リニューアルされました。

まるで「南フランスのヴィラ」に来ているかのように錯覚してしまうほどの「素敵空間」です。

 

お二人が中心となって、「壁」や「天井」にペンキを塗ったり、クロスを貼ったり、飾り付けをされたり。

それは、まるで、「銀蓮」展示会さながらの、「非日常空間」になっています。

 

 

こちらのサロンでは

「ヘナ」を使ってのケアや、足浴、美座浴、オイルマッサージを受けることができます。

また、ヘナインストラクター講座も受講できます。

 

一日貸切(10時から15時まで)も7500円で対応されます。

駐車スペースは5台程度可能だそうです。

 

 

 

この「ヴァイオリン」、実はCDプレイヤーなんですよ。

ヴァイオリンの中で「共鳴」する音色が、とっても心地良く響いていました。

 

 

窓の外には新緑が広がっています。

高台にあるためか、吹く風がとても気持ち良くて、エアコンなしでも心地よく過ごせました。

 

元気な鳥たちの声も聞こえます。

 

そして「銀蓮」ファンの皆様、朗報です!

数は少ないですが、こちらのサロンでは、「銀蓮の商品」が購入できますよ。

 

 

フランス語では、アルファベットの「H」のことを「アッシュ」と言うそうです。

ただし、単語の先頭の「H」は発音しないことが多く(HERMES・エルメスのように)、「無音のアッシュ」と言われます。

 

 

「無」の「空間」を提供したい

「非日常」の「空間」を提供したい

この「思い」が、Salon de h(サロン・ド・アッシュ)のコンセプトです。

 

 

それはかつて

お客様に「素敵」なものを見て、触れて、ワクワク楽しんでもらいたい。

お客様に「非日常的な空間」の中で「日常」を忘れる時間を体験してもらいたい。

彼女が「銀蓮」に込めた「思い」と同じ。

 

 

「やっぱり、 弥生さんって、そこですね」

 

彼女の「思い」に触れながら、ブレないことの大切さを改めて感じ、また、変わらない彼女の「思い」の強さに勇気をもらいました。

 

 

ホロスコープから読み解くこれからの「景色」は、どんどん「枠」がなくなって、「全てが一つ」になっていくように感じています。

 

 

「型ありき」、ではなく、「中身」がぎっしり詰まってこそ、後から「型」ができてくる。

そんな「時代」になっていくと思っています。

 

 

それは「目標」よりも、「目的」重視。

 

 

何を達成したいか、ではなくて

なぜ達成したいと思うのか。

 

自分は何を得たいのか、ではなくて

誰にどのように喜んでもらいたいのか。

 

 

それは、ベクトルは「外」ではなくて「内(自分)」に向けて、やっと気がつくことができます。

自分の心が納得すること、そんな「ビジョン」が「型」になっていきます。

 

 

「世の中」のベクトルの方向が、動き始めました。